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雑文集

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固定観念に囚われないように書いていきます。
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#私の作品紹介

小説における電話のシーン

小説における電話のシーン

 小説における電話のシーンが好きだ。

 特にこれといった理由はないのだけど、多分、電話をするという行為がキャラクターに対してより生活感を賦与している気がするからだろうか。
 ある種のリアリティが感じられるのだろう。

 だから、小説を読んでいる時も自分が小説を書く時も、電話のシーンはなんかいいなあと思い、少しワクワクする。

↓これまでにnoteに投稿した小説に出てきた、電話のシーンの例

①別

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今月書いた短編を軽く振り返る【5月編】

今月書いた短編を軽く振り返る【5月編】

バイト帰りの奇妙な出来事

《あらすじ》まだ冷たさが残る3月の夜、大学生の僕はバイト帰りの道を自転車で走っていた。
 すると、前方から子供たちのはしゃぎ声が聞こえる。こんな時間、こんな季節に、川遊びをしているらしい。
 彼らの傍まで近寄って、自転車のライトで照らしてみると、見てはいけない光景がそこには広がっていた。彼らは生きた人間ではなかったのだ。

 ジャンルとしては、いわゆる怪奇に該当する作品

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自分と自分の作品について

自分と自分の作品について

 noteのアカウントを作ってからもうすぐ2年、小説を投稿してから1年以上が経過している。

 しかし、これまでまともに自己紹介というものをやってこなかったことに気づいた。

 そこでタイトルにあるように、ここで軽い自己紹介をしたいと思います。

 ペンネームの『いし』は、『意志』や『意思』が強い人間になりたいという想いを込めている。
石ころの『石』も少しは含まれてるかもしれない。

 職業(?)

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博物館で初めて本物のミイラを見た話

博物館で初めて本物のミイラを見た話

 先月の最終日、博物館で開催されているミイラ展に行ってきた。

 何でも、世界中から42体のミイラが地元の博物館に集まるらしいということは、前々から告知で知っていた。

 通っている大学から自転車で数分の距離だし、良い機会だと思い、本物のミイラを実際に見に行くことにしたのだ。

 そもそも僕は、先月に投稿した『桜の夜風』という短編小説で、主人公とその友達が地元の博物館のミイラ展に行く約束をするとい

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