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バイリンガルニュース  技術 450-499

499 02.10.2022
1-北朝鮮ネット遮断

(北朝鮮 インターネットが2週間にわたり不安定で、KoryoAirline社のサイトから政府のサイトまで国内の全サイトが遮断される大規模障害が発生→米人ハッカーP4xが自身の仕業であることを発表:2021年に北朝鮮が行った西側諸国に対するハッキングキャンペーンでP4xが被害者となり、報復として北朝鮮のシステムの既知の脆弱性を利用し、ペネトレーションテストで自動でサイバー攻撃)
北朝鮮→ep35(1)+53(2)+204(4)+205(5)+231(5)+277(4)+286(1)

2-他人の記憶ニューロン
(東京大学・奥山輝大 自閉症スペクトラムの一部のケースでは、物·場所の記憶は正常であるにもかかわらず、他人の顔·名前を覚えられないメカニズム解明:通常のマウスは知っている相手を思い出すと脳の海馬内神経細胞集団が特定の組み合わせ、特定の順番で活動→自閉症スペクトラムを持ったマウスの場合、脳内の海馬での神経細胞の活動パターンが通常のマウスと比べて乱れ、他者を認識できなくなる可能性 睡眠時は記憶を高速再生し空間記憶・人物記憶を定着)
奥山輝大→ep67(6)+233(1)+261(6)

4-チンパンジー自己治療
(Osnabrueck大学・OzougaChimpanzeeProject 野生チンパンジーが昆虫を使って自己治療の可能性:チンパンジー22頭を15ヶ月間にわたりモニターし、切り傷76個が確認→チンパンジーが自ら潰した昆虫を用いて自己治療を行う様子が19回確認→チンパンジーは飛んでいる昆虫を捕まえ、唇で潰してから傷口の上に置く行動を確認→使用されている昆虫は未特定だが、大きさが5mm前後で、黒っぽい色の羽を持つ昆虫である可能性)


498 02.03.2022
1-人工子宮ナニー

(中国科学院蘇州バイオメディカルエンジニアリング研究所 人工子宮の環境をモニターし、胚の世話をするAIシステムを開発:マウスの胚を人工子宮容器内で培養し、24時間体制で胚をモニターし、微細な変化も見逃さずに酸素·栄養を調整可能。複数の異なるレンズを搭載しており、異なる層の鮮明な画像を撮影でき、人間には見えない現象を検知·学習可能→長期的な胚培養技術の最適化が期待)


497 01.27.2022
1-プランB撤廃

(英 イングランドではPlanBと呼ばれる規制が撤廃→在宅勤務の推奨·公共交通機関/店でのマスク着用·大型イベントでのワクチン接種証明の提示が義務撤廃→2022年2月以降コロナウイルスワクチンを2回接種済みの旅行者は入国後の抗原検査·隔離が免除→2022年3月以降に陽性と判明した人の自主隔離義務も緩和される予定)


496 01.20.2022
1-宇宙貧血

(オタワ病院 宇宙飛行士14人が半年間宇宙で過ごしている間に収集されたデータを分析→宇宙滞在中に体内で破壊される赤血球の数が、地球にいるときと比較して54%増加していること判明:通常、地球にいる人間の体内では毎秒200万個の赤血球が破壊→宇宙にいる間は毎秒300万個の赤血球が破壊され、地球に帰還して1年が経過しても、一般人と比較して体内で破壊される赤血球の数が30%多い傾向→性別による差なし→space anemia宇宙貧血は宇宙に到着した直後に一時的に発生し、滞在中に元に戻ると考えられていたが、持続的な影響の可能性)

3-最古の交配種
(JacquesMonod研究所 シリア北部のUmm el-Marra遺跡から出土した約4500年前の馬類の動物の骨の遺伝子解析→人の手によって交配された雑種の動物で、記録史上最も古いKungaクンガが判明:Donkeysロバのメス·Hemippesアジアノロバのオスから生まれた一代交配種。社会都市が最初に出現したシリア·メソポタミア北部で高いステータスの動物だった可能性があり、古代の楔形文字の粘土板に描かれ、その価格は当時のロバの6倍以上と判明→次に古い一代交配種は、紀元前1000年にアナトリアで作られたMuleラバ)

4-トンガ噴火
(トンガ 火山無人島HungaTonga-HungaHa’apaiで発生した大規模な噴火→日·NZ·米·露·チリなど世界各地で津波が発生し、地球を4周するほどの衝撃波が観測→噴火によって落雷·噴煙の他に二酸化硫黄40万トンが成層圏に放出され、南半球を冷却する可能性→島はほぼ完全に破壊され、5人が亡くなり、多くの行方不明者が出ている可能性があるが、海底ケーブルが切断され通信が遮断されている状態)


494 01.06.2022
1-砂糖で健康

(コペンハーゲン大学 グリーンランドの人口の2−3%が特定の遺伝子変異sucrase-isomaltase defciencyスクラーゼイソマルターゼ欠損を持ち、糖分の代謝が異なり、糖分を摂取することで食欲が減退し、代謝が上がり、免疫機能が向上していること判明:グリーンランドの成人6551人のデータ分析→スクラーゼイソマルターゼ欠損の人々は糖分が血流に吸収されず直接腸へ摂取→子どもの時は糖分によって下痢·腹痛が起こるが、成長するにつれて症状がなくなり、肥満が少ない·血中脂肪バランスもよい·心臓病も少ないなど全体的に健康的)

3-金魚運転
(BenGurion大学 台車に乗せた水槽の中の金魚の動き·位置·向きをモニター→金魚が泳いでいくと、水槽自体が動いて、金魚と同じ進行方向に進んでいくFishOperatedVehicleを開発→魚が空間の知覚·目的地への移動スキルを陸地環境でも発揮できることが示され、空間の知覚が種に依存しない普遍的性質を持つ可能性)


491 12.09.2021
4-民間宇宙ステーション

(NASA 民間宇宙ステーションの開発において、BlueOrigin社・NorthropGrumman社・Nanoracks社の3社を選定し、総額4億1560万ドルの資金を割り当て:BlueOrigin社は長い筒状の本体スペース·短い筒状のモジュール6つから成る宇宙ステーションコンセプトOrbitalReefを発表→公式サイトで、宇宙ステーション内のオフィススペースを貸し出し、電力·冷却機能·広帯域通信·情報セキュリティ·ロボットサービス·技術者·収納·物流など必要なユーティリティ·サービスを提供することを宣伝 NorthropGrumman社はISS international space stationに似た伝統的なデザインを採用 Nanoracks社のStarlabは、広さ340立方m·電力60kW·貨物サービス用のロボットアームを搭載)
BlueOrigin→ep298(4)+471(2)+475(1)+481(2)


490 12.02.2021
1-フロー状態

(UCデービス校 高い集中力を保ちながら何かに没頭する状態を指すflow stateフロー状態を調査:被験者140人にビデオゲームをプレイさせ、アンケート·脳のモニタリング→フロー状態はゲームの難易度と被験者の能力のバランスが取れている際に生じ、程よい難しさでイライラしない状態が集中力の高まりに繋がること判明→ゲーム内の外部的な報酬よりもフロー状態自体が被験者の脳にとって大きな報酬→フロー状態の脳は特定の領域同士が密に繋がり、無駄な繋がりが希薄になるなど、非常に効率化された状態であること判明)

2-STEMステレオタイプ
(ヒューストン大学·ワシントン大学、 小学1年生−高校3年生までの2500人を対象にしたSTEM science technology engineering mathematic教育に関するアンケート→男子と比べて女子はエンジニアリングに興味がない63%、女子のほうが興味がある9%と回答→コンピュータサイエンスにおいても、女子の方が男子より興味がない51%、女子の方が興味がある14%と回答→STEM関連のアクティビティを選ぶ際、女子は男子に人気のある科目を避ける傾向があり、早い段階でステレオタイプ的な印象が影響を与えている可能性)

3-諦めない心の正体
(Vienna大学・Dusseldorf大学 男性88人に対し、テストステロンジェル/プラシーボを皮膚に塗布した状態で、コンピュータとの対戦でボタンを押して電球を点灯させるよう指示→テストステロンを投与された被験者は、自分ではどうにもできない状態であるにも関わらず、2倍の時間にわたり持ちこたえ、自身が負け続けていることも認識→自分ではコントロールできないと感じる状況において、テストステロンが持続性を高める可能性→神経リハビリなど反復トレーニングを要する環境において有益である可能性)

4-ゼノボット生命体
(Tufts大学・Harvard大学・Vermont大学·SamKriegman カエルの幹細胞を用いて、自己複製が可能な微小な生命体の作成成功→African xenopus laevisアフリカツメガエルからXenobotと命名し、少なくとも5世代にわたって生存:最初は丸い形状だったが、パックマンのような形状に変更することで、自己動的に移動し、幹細胞を収集して新たなXenobotを生成することが可能→人間の細胞を用いて同様のものを作る理論的な制約がなく、従来のロボットが利用できないような人間の体内で有益な機能を果たす可能性→複製に関する懸念に対しては、Xenobotは周囲の環境に対して非常に繊細なので安全に制御可能)
Xenobot→ep396(4)


487 11.11.2021
2-兄弟マッチング

(米 ニュージャージーに住む23歳の女性がDNA deoxyribonucleic acidテストを受けた結果、生物学上の父親には少なくとも50人以上の兄弟がいることが判明し、その事実に不安を感じていることをTikTok上で公開→女性の両親は女性夫婦で、匿名の精子提供を受けていたため、提供者が合計で何回提供したかなどは不明 2021年2月にはオレゴンに住む24歳の男性もDNAテストで50人以上の兄弟がいることを発見し、その中には同じ学校に通っていた人物も含まれており、今後の交際相手に兄弟がいる可能性に不安)

3-月の氷採掘
(NASA・Arizona州立大学・IntuitiveMachines社 着陸船Nova-Cを使用し、ホッパーロボットMicro-Nova·4G WiFiを月に送り、氷の採掘実験を行うことを発表:月の南極のShackletonクレーター周辺に着陸し、約10日間のミッション→月面で資源を採掘する史上初の試みとして、深さ1mまで掘削して堆積物を質量分析するPRIME-1実験、Nokia社が提供する4G/LTE通信ネットワークで小型ローバーとの通信をする実験、IntuitiveMachines社のMicro-Novaで近隣のクレーターに進出してデータを収集する実験の3つ実施予定)
Artemis計画→ep139(5)+192(6)+354(5)+419(3)433(4)+475(1)+481(2)
月の水→ep22(5)+205(1)+275(4)


486 11.04.2021
3-スマホ119番

(Apple社 2022年iPhone·AppleWatchに衝突検知機能を追加予定:一部の自動車と同様に、センサーを使用して重力加速度の急上昇を測定→衝突事故が発生した場合に素早く検知し、事前に設定されていれば自動で救急に連絡可能)
iPhone→ep7(6)+17(2)+26(1)+297(3)+337(2)+397(1)+402(3)+457(3)
AppleWatch→ep122(4)+375(1)+381(2)


485 10.28.2021
2-生理免疫機能

(アルバータ大学 ひと月のうち10−25%の間、生理で血液を失っている女性は、男性に比べて免疫機能に大きな影響を受けていること判明:妊婦·新生児·がん患者と同様に、女性は血流中に未熟な赤血球が多く見られ、これが免疫機能を抑制していることが判明→未熟な赤血球の数は生理後に急増し、感染症·がん·自己免疫疾患·ワクチンの効果に影響を与える可能性)

3-ガソスタ攻撃
(イラン EbrahimRaisi大統領が、サイバー攻撃により国内の全ガソリンスタンドが使用不能と発表:政府発行のガソリン購入カードが突然機能しなくなり、ガソリンスタンドが一時的に停止する事態が発生→給油機のスクリーンにはサイバー攻撃64411というメッセージが表示され、イランの最高指導者の事務所の電話番号であるという情報→2021年7月に発生した鉄道システムへの攻撃と関連性がある可能性)

4-宇宙総情報量
(Portsmouth大学·MelvinVopson この世界に存在する目に見える物質の総情報量を数値化:情報は過程に含まれる不確実性を定量化するエントロピーと相関関係にあるという、ClaudeShannonの情報理論を応用し、観測可能な宇宙に存在する各素粒子にコード化された情報が1.509ビットと推定→宇宙全体の情報量は6にゼロが80個ついたビット分と推定)


484 10.21.2021
1-傍観者チャレンジ

(ランカスター大学 公の場での暴力などの問題に対する通りすがりの人々の反応において、bystander effect傍観者効果を調査:蘭·英·南アフリカで監視カメラ映像の分析→少なくとも1人が助けに入る91%、平均で3.76人が助けに入っていたこと判明→3カ国で同様で、傍観者が多いほど、誰かしらが助けに入る確率が高まる傾向 bystander effect:緊急事態を目撃時自分以外の誰かが助けるだろうと責任感が薄れ他人を助けなくなる現象)
傍観者効果→368(6)


482 10.07.2021
2-心の理論

(アリゾナ州立大学 他者の心を類推・理解する能力であるtheory of mind心の理論は通常、4歳ごろに習得されると考えられていたが、誤信念の理解/見ているものによる心的差異の理解については6−7歳まで理解できないこと判明:従来の実験では、青い箱にチョコレートを入れた男の子が部屋を出ている間に、母親がチョコを緑の箱に移し替え、戻ってきた男の子がどちらの箱を選ぶか予測させると、子どもは4歳から青い箱と回答→今回は、男の子が青い箱に入れたチョコレートが緑の箱に移し替えられる様子を見せ、その後に赤い箱が追加されたところ、青い箱/赤い箱と回答する確率が同じ→子どもは誤った信念を持っていると理解するのではなく、単に勘で空箱を当てる傾向があり、男の子はチョコの場所を知らない=男の子は常に誤った選択をするという初歩的な論理的思考)


481 09.30.2021
1-TikTokサンプル

(米 フロリダの高校生がTikTokに投稿した動画で、行動研究のサンプル収集プラットフォームProlificが紹介され、1ヶ月で410万回以上再生→動画の拡散により回答者が急増し、大半が10代から20代の女性で構成され、代表サンプルとしての機能を喪失→科学研究約4600件が一時停止する事態発生)

3-Astroロボット
(Amazon社 大きなスクリーン·2つの車輪を備え、家中を移動しながら様々な角度から家の様子を確認できるハウスロボットAstroの動画を公開:高さ44cm。表示された目の付いたスクリーン·タッチスクリーン·1080pのペリスコープカメラ·5MPのベゼルカメラ·無線LAN·収納スペース·カップホルダー2つ·USB-Cポート·マイク·スピーカー·自己充電式ドックを搭載→収納スペース·カップホルダーを使って、家の中で物を運ぶことが可能→2021年内に1450ドルで発売予定)

4-テスラ自動運転ベータ版
(Tesla社 EarlyAccessProgramのメンバー向けにFSD full self driving完全自動運転のベータ版を公開→YouTubeに投稿された危険な運転動画が物議:YouTuberのGalileoRussellが、モノレールの線路の柱を検知せずに横断歩道に向かって曲がるTesla車の動画を投稿→メディア·批評家が、EarlyAccessProgramのメンバーがTesla社との守秘義務契約に縛られ、自動運転中の危険な出来事を公表しないよう誘導されている可能性を指摘→FSDベータ版は、アルゴリズムによって各運転手の安全な利用を評価し、今後は選択的により多くの人に公開される予定)
TeslaFSD full self driving computer→ep360(4)+476(3)


480 09.23.2021
1-Inspiration4帰還

(SpaceX社 Inspiration 4ミッションは、目標を超える約585kmの軌道高度を達成し、民間人宇宙飛行士4人が3日間宇宙で過ごし、無事に大西洋に着水→St.Jude小児研究病院への寄付は2億1000万ドルに達し、さらなる寄付のため宇宙での私物·NFT non-fungible tokenがオークションにかけられる予定 クルーの宇宙滞在の様子はsocial mediaで随時公開されているが、ElonMuskはTwitterで飛行中にトイレのトラブルがあった可能性を示唆)
Inspiration4→ep449(3)+479(1)
NFT non-fungible token→ep453(4)

2-意思決定予測
(サンタフェ研究所 集団の意思決定の際に生じる様々な相互作用を同時に考慮し行動·結果を予測する数学的フレームワークが構築→自己情報獲得者·他者情報獲得者が混在する集団では、後者の数が一定以下で結果の質が維持され、それを超えるとより良い/悪い結果を予測→集団内で自分の意見を変えない人々committed minority傾倒する少数者が大きな影響を与えることが予測され、他者からの情報獲得者との相乗効果で差異がさらに強化される可能性)

3-ハバナ症候群
(米 CIA central intelligence agency職員が印を訪れていた際に頭痛·難聴·めまい·視力低下·鼻血·認知障害·脳の炎症·バランス喪失などの症状があるHavana syndromeハバナ症候群にかかった可能性:謎の疾患は2016年に初めて報告され、キューバのハバナに滞在していた米·加の大使館職員が奇妙な音を聞いた後に発症→原因は未だ解明されておらず、指向性エネルギーパルス兵器の可能性が高いとする研究·神経画像診断で異常が見られたことから心因性である可能性は低いとされる研究など、複数の調査が進行中→同様のケース200件以上が調査中で、半数以上が米情報機関職員→ベトナム·ハノイでのハバナ症候群を懸念しKamalaHarris副大統領がフライトを順延)


479 09.16.2021
1-Inspiration4

(SpaceX社 民間人のクルー4人のみで構成されたInspiration4ミッションの打ち上げに成功→宇宙船CrewDragonは地球の軌道に無事に入り、Falcon9ロケットも地上への帰還に成功→ISS international space stationの高度420km·Hubble宇宙望遠鏡の高度540kmより高い575kmの軌道高度を目指し、3日間の宇宙滞在中に人体の状態·認知機能の分析をする科学的な調査を行った後、地球に帰還する予定→ミッションは2億ドルの寄付を集め、小児がん·白血病の研究治療のためにSt.Jude小児研究病院に提供)
Inspiration4→ep449(3)
CrewDragon→ep96(5)+254(4)+414(3)+449(3)
Falcon9→ep157(5)+194(4)+297(1)+352(5)+414(3)+449(3)

2-アストロクリート
(マンチェスター大学 人間の血液から抽出したタンパク質であるヒト血清アルブミンと、尿·汗·涙から抽出した化合物を組み合わせて、月·火星で土·塵を接着し、通常のコンクリートよりも強力な素材であるAstrocreteを開発→通常のコンクリートの20-32メガパスカルを上回り圧縮強度最大40メガパスカル達成→将来の火星ミッションでは、クルー6人が火星上で生活の場合追加クルー分を含めたAstrocrete500kg以上製造し、居住地を拡張できる可能性 地球から建築用レンガを火星へ運搬した場合費用200万ドル/個)


477 09.02.2021
2-ガス探知

(メルボルン大学·ローレンスバークレー国立研究所·UCバークレー校·TMOS 薄い層状の黒リン結晶を柔軟な基盤に接着し、波長を調節する技術を用いて新しいガス検知デバイスを開発→サイズが小さく安価な赤外線分光器が可能→冷蔵庫に設置して食品のバクテリアが放出する特定のガスを検知、消防·救急ドローンに搭載して遠隔で危険なガスを検知、スマートフォンに搭載してガスの種類を分析するなど様々な応用の可能性)

3-卵の方程式
(Kent大学・EnvironmentTreanment研究所・VitaMarket社·MichaelRomanov 卵の長さ·最大幅·縦軸の偏位·卵の長さ4分の1地点の直径の4つの特性に基づいて卵の形を表す普遍的な数式を発見)


476 08.26.2021
1-アフガニスタン食料問題

(アフガニスタン 駐留米軍が撤退し、タリバンが首都を制圧・政権掌握し、カブール空港の封鎖により、医療器具·医薬品·食料品の支援が滞り、国連WFP world food programmeが陸路を利用して物資を搬入中→深刻な食料品不足の可能性 政権の混乱·コロナウイルスパンデミック·干ばつにより農作物40%が喪失し、小麦価格が5年平均の24%上昇→半数以上の国民が貧困に苦しみ、1400万人が十分な食料を得られず、今年だけで55万人が住む場所を失っており、5才以下の子どもの半数が栄養失調状態)

3-テスラボット
(Tesla社 AI Dayイベント·ElonMusk 人型ロボットTeslaBot・AIチップDojo・AI関連研究技術を発表:TeslaBot:身長173cm。体重57kg。荷物20kgを運搬可能。時速8kmで走行する設計。電気機械式アクチュエーター40個·カメラ8個·触覚フィードバック·FSD full self drivingコンピュータが搭載→危険で繰り返しの作業·退屈な作業を人間が代わりに行うことを目的とし、友好的であり、人間が逃げ切れるレベルの速さに設定され安全)
TeslaFSD full self driving computer→ep360(4)

4-サムスンスイッチ
(Samsung社 南アフリカ現地法人は、暴動で略奪された自社テレビ製品を、遠隔操作で無効にしたと発表:TVがネットに接続されている際に製造番号を照合し、盗難の報告と一致した場合、全機能を無効にする仕組み)


475 08.19.2021
3-リリパット幻視

(JanDirkBlom 小さい人間の幻覚を見る症状lilliputian hullucinationリリパット幻視症状の特徴・メカニズムを研究:1990年前半研究144件・個別事例226件のシステマティックレビュー→小さい人間は、子ども·ノーム·妖精·小人·アルレッキーノ/ハーレクイン·ピエロ·ダンサー·兵士·農民などの姿で現れる傾向。身長が10−30cm。大量に出現し、実世界の法則に従った動作をする傾向→幻視原因は統合失調症·アルコール依存症·シャルルボネ症候群を伴った視力の低下が約半数、神経系の病気に関連が1/3→患者のうち最終的に回復し、幻視を経験しなくなった62%)


473 08.05.2021
1-ナノ粒子避妊

(南通大学 磁性のナノ粒子を使用した新しい男性用避妊法を開発:マウスにクエン酸でコーティングされた酸化鉄の磁性ナノ粒子を注射→磁石を使用して陰嚢に誘導→粒子によって精巣に58度の熱を加え精子の生産を一時的に停止→効果は1週間持続後、使用後は体内で自然に分解)


472 07.29.2021
2-人工雨

(UAE国立気象センター・英Reading大学 人工的に大雨を降らせる様子を捉えた動画を公開:ドローン4機を使用し、センサーを使って雲の中の気温·湿度·電荷をモニター→雲に電流を放出することで水滴同士を結合させ、雨を降らせることに成功 UAE:人口約1000万人。年間の降水量が10㎝と少なく、国内で使用している水のうち海水淡水化水42%)

4-スケール水素
(Texas大学 太陽光を活用して水から酸素分子を分離する新しい方法を開発→燃料としての水素製造の可能性:二酸化ケイ素の層にアルミニウム製ナノサイズ導電路開発→酸素側の反応において光電気化学プロセスを改善 WorldEnergyCouncilによれば、水素は広範な使用用途·地域で競争力なしと発表→米エネルギー省によれば、再生可能エネルギーを使用して作られる水素のコストは約5ドル/kgで、火力エネルギーで作られる水素の約5倍)


471 07.22.2021
2-宇宙旅行

(UCL·EloiseMarais VirginGalactic社・BlueOrigin社の有人宇宙飛行が成功し、商業宇宙旅行の競争が激化している中、宇宙飛行の環境への影響について分析:BlueOrigin社は推進剤として液体水素・液体酸素、VirginGalactic社は固体炭素・HTPB・亜酸化窒素、SpaceX社はケロシン・液体酸素を使用→推進剤の燃焼により発生する温室効果ガス·大気汚染物質は、排出の2/3が成層圏·中間圏に放出され、2−3年の間残留する可能性→VirginGalactic社の宇宙旅行年400回の計画により、乗客1人当たりのCO2排出量は飛行機の長距離便と比較して50−100倍に増加する可能性)
BlueOrigin→ep298(4)
VirginGalactic→ep44(6)+107(2)+135(1)+469(4)

4-エンケラドス生命
(Arizona大学 土星の衛星Enceladusで検出されたメタンの数値は地球化学的な説明が難しく、地球の熱水噴出孔周辺に生息するようなメタン生成生命体が存在する可能性:2015年に探査機CassiniがEnceladusの水蒸気プルームを調査→化学組成を分析し検出した二水素・CO2・メタンのデータに基づいた数学的な確率モデルを作成→二水素·二酸化炭素を消費してメタンを排出するメタン生成生命体の存在を仮定し、その個体群の変動を予測)
Cassini→ep111(1)+261(4)+389(3)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)+458(3)
Enceladus→ep111(1)+261(4)+387(5)


469 07.08.2021
1-陰茎折症

(英 40代男性が性行為中に突き指のような状況で陰茎折症を起こし、MRI magnetic resonance imaging検査で縦にまっすぐ3cmの断裂が初めて確認→手術後6ヶ月で回復 陰茎折症:通常は横向きの傷が見られ、性行為が陰茎折症の発生原因88.5%)

2-リモート生命探知
(ベルン大学·スイス連邦研究能力センター 生体物質に光が当たると電磁波が時計回り/反時計回りに回転するrotary polarization回転偏光を特殊なレンズ·カメラで検知し、無生物との違いを明確に捉えることが可能な分光偏光計FlyPolを開発→上空2kmを時速70kmで飛行中のヘリコプターを使用し、地球上の生命の痕跡を検知成功)


468 07.01.2021
1-未確認飛行物体

(米政府国家情報長官室 2004−2021年までの間に軍が確認した未確認飛行物体144件に関する報告書を公開:巨大な気球の可能性1件→残りの143件については、空中を浮遊するゴミ·自然現象·政府/企業の開発プログラム·他国が送り込んだシステム·その他の要因の可能性→目撃情報の中には、パイロットが飛行物体とニアミスした11件、通常の飛行機とは異なる動きをする物体18件などがあり、国防総省は他国·潜在的な敵対組織による画期的な技術の可能性に対する分析を進める予定)
政府とUFO unidentified flying object→ep56(6)+197(6)+296(4)+371(4)

2-バイオセキュリティ
(キングスカレッジロンドン・ジョージメイソン大学·FilippaLentzos·GregoryKpblentz 世界中のBSL4 bio safety levelバイオセーフティーレベル4の研究所について懸念を表明:世界23カ国59ヶ所に点在→規制基準を満たす国1/3、低い基準に留まる国40%→豪・加・米以外の国はデュアルユース研究に関する規制が不足 BSL4:生死にかかわる重篤な症状を引き起こし、ヒトヒト感染し、治療法·予防法がない病原体を扱うリスクグループ)


467 06.24.2021
1-ドローンパーティー

(DARPA defense advanced research projects agency 人の多い地域での爆発物使用のリスクを考慮し、輸送車両がドローンに襲われた場合などに巻き添えリスクを最小限にするための対ドローン防御技術の動画をYoutube公開:防御ドローンは、レーダーを活用して自動的に敵ドローンを検知し、自律的な意思決定システムにより自らを打ち上げ→敵ドローンの方向まで飛んで行き、confetti長い紐状の紙吹雪を発射して対抗)


464 06.03.2021
3-自立型兵器

(国連 2020年3月、リビアのハフタル関連部隊の輸送隊が、無人戦闘機/トルコのSTM savunma teknolojileri mühendislik ve ticaret A.Ş.社が製造したAI自律型戦闘ドローンKargu-2/その他の致死的な自立型兵器によって遠隔で追跡·攻撃を受けていたことが判明)

4-科学崩壊ストーリー
(Buffalo大学 メディアが科学関連のニュースを報道する際に、科学が危機に瀕している/崩壊しているといったストーリーに持っていく傾向があること判明→心理学の再現性の低さ·論文の撤回増加·査読の失敗·統計の乱用などに関する報告の影響を受けている可能性:被験者4497人に科学に関する異なるニュース4つを提示→科学に否定的な話を読むと科学者への信頼が低下し、危機·崩壊といったストーリーの場合にその影響がより大きくなることが判明 信頼度が高い被験者は、問題に焦点を当てた記事を読むと科学が自己修正するという信念が強まる傾向→一方で、信頼が低い被験者では逆の傾向)


462 05.20.2021
2-手書きテレパシー技術

(スタンフォード大学 脳内でペン·紙をイメージしスクリーン上に手書き文字を生成する新しいbrain machine interfaceを開発:脳の運動皮質に電極を移植している首から下が麻痺している65歳男性の文字ごとの脳の活動をパターン認識→脳内でカーソルを動かしタイプする以前の方法と比較して、この手法では90文字/分をタイプすることが可能になり、2倍以上の速度向上が確認)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)


461 05.13.2021
4-インフラサイバー攻撃

(米 東海岸でガソリン·ディーゼル·ジェット燃料の約45%を供給する米最大の精製石油パイプラインシステムColonialPipelineが史上最悪のランサムウェアサイバー攻撃でシャットダウン→複数の州でガソリン・ジェット燃料が不足し、航空スケジュール変更→JoeBiden大統領は非常事態宣言→FBI federal bureau of investigationはハッキング集団DarkSideの関与を確認し、犯行前にはデータ100ギガバイトが盗まれていたと判明→DarkSideはお金を稼ぐ目的との声明を公開)


460 05.06.2021
3-稲妻空気清浄

(Pennsylvania州立大学·WilliamBrune 雷発生時には稲妻·大気中の目に見えない放電により、化学物質hydroxyl radical・hydroperoxyl radicalが生成され、メタンなどの温室効果ガスの分解に寄与していること発見:コロラド州·オクラホマ州上空の大気調査データのOH·HO2信号の分析と、暴風雨活動との相関関係の検証→目に見えない電気的活動がこれらのガスの生成に関与していることが確認)


459 04.29.2021
3-ディープタイム実験

(HumanAdaptationInstitute DeepTimeディープタイムと呼ばれる実験を実施:被験者15人が仏のロンブリベス洞窟で40日間、テント·椅子·食料は提供され、電気は自転車で発電し、水は井戸水で滞在→日光·外界とのコミュニケーションを遮断し、ウェアラブルセンサーで睡眠パターン·体温·参加者同士のコミュニケーションをモニター→被験者は時刻を確認できず、1日の感覚は40時間増加し、実際より10日短く感じ、3分の2がもっと長く滞在したいと希望)

4-携帯チェック波及
(Pisa大学·ElisabettaPalagi 人が携帯電話をチェックすると、周囲の人の約半数がわずか30秒以内に同じ行動をする傾向があること判明:公園·レストラン·公共交通機関などでの実験で女性88人·男性96人を観察し、サクラの女性が携帯電話を見ると30秒以内に50%が同じ行動を取り、触れただけの場合は0.5%→普通の行為に追従する欲求によって、人々は自動的に周囲の行動に合わせる傾向)


458 04.22.2021
3-火星ヘリコプター

(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory 火星ヘリコプターIngenuityが、火星での動力飛行を達成→地球以外の惑星で初めての航空:火星の地表を離陸し、高度3メートルで30秒間ホバリング後、急速に降下·着陸→JPLは成功データを受信し、ヘリコプターが総計39.1秒間空中を飛行していたことを確認→16分の通信遅延のため、飛行は完全自動で制御)
Ingenuity→ep449(4)+451(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)+451(4)

4-サルヒトキメラ
(Salk研究所・PompeuFabra大学 Cynomolgus monkeysカニクイザルの受精卵にヒト多能性幹細胞を注入し、サル·ヒトの初のキメラ胚を生成→各胚内で異なる割合の劣化をもたらし、19日間にわたる観察を実施→類似した種の細胞間の相互作用を理解するために寄与可能性)


457 04.15,2021
1-壁画ハイ

(テルアビブ大学 洞窟の奥深くで壁画が描かれる理由について、新しい仮説が検証:後期旧石器時代の人々は真っ暗な洞窟内で松明を使用して壁画を描いていたが、洞窟内で火を使った際の酸素量の推移シミュレーション→火を使うことで酸素が急速に低下し、15分で18%まで低下することが判明→hypoxia低酸素状態が脳内のドーパミンの増加を引き起こし、幻覚·多幸感·眠気·臨死体験·幽体離脱のような感覚を誘発する可能性 最古の洞窟壁画44000年前)
洞窟壁画→ep11(5)+32(3)+107(6)+202(4)

3-ニューラリンク猿
(Neuralink社 9歳のMacaqueオナガザルがテレパシーを使用してビデオゲームをプレイする様子が映っている動画MonkeyMindpongをYoutubeに公開:オナガザルの頭蓋骨にはインプラントが埋め込まれ、脳の神経活動をリアルタイムで読み取り、ワイヤレスでコンピュータに送信→iPhoneと脳のインプラントがペアリングされ、バナナのスムージーを報酬にしてゲームを操作するオナガザルの脳の神経活動が記録→ケーブルを抜いた状態でも脳だけでゲームを操作することに成功→麻痺のある人が脳の活動だけでコンピュータ·携帯電話を操作できる可能性)
Neuralink→ep259(6)+371(1)+427(3)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)
iPhone→ep7(6)+17(2)+26(1)+297(3)+337(2)+397(1)+402(3)

4-宇宙自体の進化論
(Perimeter理論物理学研究所 宇宙を学習コンピュータとして説明する新しい宇宙論を査読前論文で提案:人間の生物学的進化·個体としての学習も含む学習を、システムがエネルギーを永続的に向けて内部プロセスを変更していく方法と定義→人類が観察している物理法則が宇宙を支配する唯一の法則ではなく、むしろ宇宙の進化·いくつかの基本的な原始法則から導かれた学習の結果である可能性→内部で記録が存在しない場合宇宙全体の理論を確立することが難しくなる可能性 自己学習的に反復する機械学習アルゴリズム内の因果関係において、量子化された場がどのように対応するかを数学的に説明)


456 04.08.2021
2-痛み性別バイアス

(マイアミ大学 男性·女性が同程度の痛みを訴えた場合、女性患者の痛みが少なく見積もられ、薬ではなく心理療法で治せると判断される割合が増加することが判明:被験者200人に性別に関するステレオタイプのアンケートを実施→事前に顔認識コーディングシステムで痛みの度合いを客観的に分析した、肩の痛みを訴える患者の動画を提示→痛みの度合い·治療法を評価→性別に基づくステレオタイプが影響している被験者は、被験者の性別にかかわらず、男性の痛みが過大評価し、女性の痛みを矮小化する傾向)

4-脳オルガノイド大発見
(MRC LaboratoryOfMolecularBiology サルのbrain organoids脳オルガノイドが人間の脳オルガノイドのように成長を促進する分子スイッチを発見:ヒト·ゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドを作成→ヒトの脳オルガノイドは円筒状の神経前駆細胞を維持することで長さを保って複製を続け神経細胞を増やし成長、その後細胞が成熟すると円錐形になり複製活動が緩やかになる様子確認→一方で、ゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドは遺伝子ZEB2の活性化がで早期に起こり、前駆細胞の制限を引き起こしていることが発見→活性化を遅らせることでゴリラ·チンパンジーの脳オルガノイドをヒトのものに近い発達させることに成功 ヒトの脳はゴリラ·チンパンジーの約3倍の神経細胞が存在)
脳オルガノイド→ep175(4)+450(4)


454 03.18.2021
1-アファンタジア研究

(ニューサウスウェールズ大学の研究 視覚的に物事を思い浮かべられない状態aphantasiaの人とそれ以外の人に対し、怖い話·画像に対する反応を比較調査:aphantasia被験者22人·非aphantasia被験者24人に電極を取り付け、暗い部屋で怖い話を読ませる実験→物事をイメージできる被験者は、怖い話により即座にストレスが上昇し、読むほどにストレスが増加→一方で、aphantasia被験者はストレスレベルが一定で上昇なし→ストレスを与える画像を見せると、被験者全体のストレスレベルが上昇)

4-目の色の遺伝子
(KingsCollegeInLondon・Erasmus大学 人間の目の色を決定する新しい遺伝子50個が特定:アジア人·欧州人19万5000人分のDNA deoxyribonucleic acid解析→アジア人の茶色い目の色合いが、濃い茶色から明るい水色まで変化に富んでいる欧州人の目の色と遺伝的に類似していること判明→目の色の変化は遺伝子数個が関連し青い目より茶色い目のほうが遺伝されやすいという従来の考え方を補完し、色素レベルに関連する目の疾患への理解が深まる可能性)


453 03.11.2021
1-ウミウシ切断

(奈良女子大学 Elysia marginataコノハミドリガイ·Elysia atroviridisクロミドリガイの2種類のSea slugウミウシが、自ら胴体を切断し、頭部だけの状態になった後に、心臓などを含む胴体を再生できる能力を発見:観察によれば、全体の80−85%に及ぶ切断された胴体は数時間後には頭部だけで活動し、数日後には傷口が閉じ、1週間以内には心臓が再生し、3週間ほどで元の姿に戻ったと確認→寄生虫がいる場合にこの自己切断行為が確認され、切断後には寄生虫なし)
ウミウシ→ep147(4)

3-人工昆虫
(MIT カーボンナノチューブでコーティングされた人工筋肉を使用して、昆虫のように機敏な空中ロボットを開発:プロトタイプは昆虫サイズでわずか0.6グラムの重さ。カーボンナノチューブに電流を流すと、ゴム製の人工筋肉を素早く収縮·伸長し、500回/秒近く羽を動かせ、飛行中にたかれた場合でもバックフリップをして持ち直すこと可能→電源につながれていない状態での飛行を可能にするための電力効率の向上に焦点を当てて研究を進める予定)


451 02.25.2021
2-明晰夢計算

(ノースウェスタン大学 夢であると自覚した状態で見る夢lucid dream明晰夢において、外部からの質問に被験者が答える可能性を調査:被験者36人に対して脳波をモニターし、深い眠りの段階で計算問題·はい/いいえの質問·点滅するライトの数などを質問→被験者は目の動き·顔の動きで答えるよう指示され、57回のセッションの結果、被験者6人が29回のセッションで正確に質問に答えたことが確認)

3-寒さ遺伝子
(寒さに強くなる遺伝子変異を持っている人間1/5人→遺伝子変異はタンパク質a-aktinin-3の欠如に関連し、特にアフリカから中央·北欧州への移住時に増加の可能性:18-40歳の男性被験者の体温が35.5度になるまで摂氏14度の水に待機→EMG electromyographyを使って筋肉の電気的活動をモニター→筋肉の線維タイプを分析のため生検→筋繊維の遅い収縮·速い収縮の比率が高く、体を効率的に温められるため、寒さで震えることが少ない傾向)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)+450(4)

4-パーシー火星到着
(NASA·NASA JPL jet propulsion laboratory 火星探査車Mars2020Perseveranceを火星の表面に着陸させ、探査車の降下·着陸の高解像度カラー画像·動画を送ってきたことを発表→探査車はハードウェアチェック·ソフトウェア更新を実行し、火星の地表に配備されるヘリコプターIngenuityを充電→探査車の主な目的は微生物の調査·生命の兆候の検出·岩石土壌のサンプル収集·MOXIE mars oxygen ISRU experimentを使用した酸素生成のテスト)
Perseverance·Ingenuity→ep449(4)
Flagship missions→ep47(6)+111(1)+181(1)+184(4)+192(6)+238(6)+261(4)+334(3)+389(3)+435(3)+439(3)+449(4)
火星の生命→ep8(7)+138(6)+311(5)+441(4)


450 02.18.2021
1-肥満治療薬

(UCL 世界16カ国で実施した大規模な治験では、肥満の成人1961人を対象に、栄養管理士とのカウンセリング·運動に加え、毎週2.4mgのセマグルチドを注射→実験群が17ヶ月間で平均15.3kgの減量を達成し、コントロール群の平均2.6kgとの差確認→実験群のうち体重の10%を減少3/4、体重の20%を減少1/3以上。血中脂質·血糖値の低下、生活の質の向上も確認 セマグルチド:糖尿病治療に用いられ、食欲を抑制する効果あり 肥満:コロナウイルス感染後の死亡率上昇·心疾患·糖尿病·特定のがんなど様々な病気のリスク因子)

3-アメリカ大停電
(米 polar vortex極渦と呼ばれる北極上空の強力な気流の渦により、米国全土に寒冷前線が押し寄せ、テキサス北部を中心に数百万人が大規模停電/計画停電の影響→多くのエネルギーインフラが停止し、油井·石油・ガス精製所·風力発電所なども影響を受け、テキサス州の発電所の70-80が停止→暖房のためにエネルギー需要が急上昇したため、一部地域ではエネルギー価格が過去最高に上昇し、燃料不足も発生→一部の地域では水圧不足で水道水の飲用が困難となり、電力喪失者は車内で過ごすしかない状況)

4-脳オルガノイド
(UCSanDiego·AlyssonMuotri 現代人·デニソワ人·ネアンデルタール人のDNA deoxyribonucleic acidの違いをカタログ化→CRISPRclustered regularly interspaced short palindromic repeatsを使用して遺伝子NOVA1の差を導入し、ネアンデルタール人のような脳オルガノイドが作成→培養された脳オルガノイドは、ヒトオルガノイドとは異なる形状で発達し、細胞の増殖·神経結合·シナプス形成に関与するタンパク質も異なり、初期段階で高い電気的活動を確認)
脳オルガノイド→ep175(4)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)
CRISPRCas9 clustered regularly interspaced short palindromic repeats−associated protein 9→ep250(4)+263(4)+269(3)+362(6)+418(3)

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