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バイリンガルニュース  技術 550-599

599 02.22.2024
1-Sora

(OpenAI社 テキストから最長1分間の動画を生成するtext-to-video拡散モデルSoraを発表:物理法則を理解し、リアルな環境で物体·人を移動可能。一時的にフレームから外れた被写体の連続性を維持可能→偽情報·憎悪に満ちたコンテンツ·偏見に対する敵対的安全性テストのためまずレッドチームにのみアクセス提供 2023年3月に話題になった、StableDiffusionで生成したWillSmithがスパゲッティを食べる動画からわずか1年での技術進化に、クリエイティブな利用·偽情報の懸念)
StableDiffusion→ep524
WillSmith eating spaghetti→[ep554(2)]
GAN generative adversarial networks→ep330(4)+345(4)+355(4)+361(5)+401(4)+453(2)+454(2)+552(4)+554(2)


594 01.18.2024
1-秘密トンネル

(米 NYブルックリンにある正統派ユダヤ教のシナゴーグChabad-Lubavitchの本部で喧嘩が勃発し、警察の介入で地下に秘密のトンネルが発見:シナゴーグの指導者がトンネルを埋めようとし、反対する一部のメンバーと喧嘩が発生→通報を受けた警察が介入→メンバー9人がトンネルから出てくることを拒否し逮捕→NY市建築局の調査では、トンネルは違法建築で構造的な問題があり、隣接するビル4つを地下で接続)

2-GPTストア
(OpenAI社 カスタムChatGPTの提供が可能なGPT Storeを開設→画像生成·研究論文検索·コーディングなど、分野ごとに利用可能で、サードパーティのサービスとの連携により、大容量ファイル·生成動画の分析など追加機能も可能→OpenAI社はGPT Storeクリエイターにエンゲージメントに応じた報酬システム予定→報酬の仕組みには懸念があり、規約に反して多くのいわゆるAI Girlfriendが登場しており、Korean girlfriend·GPT for GF·Succubusなど一部は削除)
ChatGPT→ep540(3)+550(4)+552(4)+565(3)+571(3)+578(1)
GPT generative pre-trained transformer→ep351(4)+450(2)+540(3)+545(4)+550(4)+552(4)+554(2)+565(3)+571(3)+578(1)+585(4)+588(3)


593 01.11.2024
2-親族平均数

(マックスプランク研究所 社会の急速な高齢化に伴い、将来、各個人の親族の数が35%以上減少する見込み:国連の世界人口予測を基にした数学モデル構築→存命中の曽祖父祖母·祖父母·両親·兄弟姉妹·子ども·孫·ひ孫·叔父叔母·甥姪·いとこの平均数が過去·未来の特定の年において割り出し→1950年では65歳の女性には平均41人の存命中の親族がいたが、2095年には平均25人に減少する予測。北米·欧州では1950年25人が2095年15.9人に減少する予測)


590 12.21.2023
2-患者自己申告

(ケンブリッジ大学·キングスカレッジロンドン 自己免疫疾患である精神神経ループスの患者とその診断を行う臨床医1000人以上を対象にした調査→患者の自己申告が過小評価される事例が多いことが判明:精神神経ループスの診断にはエビデンス13種類が用いられるが、患者の自己申告を上位3つに挙げた臨床医は4%→患者が症状を過剰/過小に表現していることが多いためと回答→頭痛·幻覚·抑うつなど精神神経症状の診断には確信を持てないことが認識されながらも、臨床医は自分自身の評価を最も重視→患者のほぼ半数が、自分の病気について自身の評価を聞かれたことがないか/ほとんど聞かれたことがないと回答→一方で精神科医·看護師は、患者の意見を高く評価する傾向)

4-オプティマス
(Tesla社 2023年12月15日人型ロボットOptimus第3世代の動画公開→スクワット·ダンス·卵を持ちボウルにいれる様子など紹介:首が駆動。つま先が人間のように動作。歩行速度が30%向上。重量が10kg軽量化。力の入れ方·トルクのセンシングが向上し、全ての指先に微細な触覚センサーが搭載→危険で反復的で退屈な作業を行うことを目的とし、自身の製造のための組立ラインを担当することを計画 2021年初公開時はメディア·研究者から詐欺·誇大広告など懐疑的な意見も多く存在)
TeslaBot・Optimus→ep476(3)


589 12.14.2023
1-宇宙天気

(ランカスター大学 太陽嵐が地球に影響を与えると、送電線·パイプラインに電流が流れるgeomagnetically induced currents地磁気誘導電流が発生→電車の信号に影響を及ぼす可能性が判明:地磁気誘導電流の流れをモデル化→地磁気誘導電流がレールに誘導されると、電車の車両検知用電気回路に不具合が発生→信号システムに混乱が発生する可能性→電車が軌道回路のブロックの端に位置するときに誤動作の確率が上昇し、各電車がブロックの端に位置する場合、10−20年に一度の頻度で太陽嵐によって信号が誤って変わる可能性があることが判明)
太陽風→ep110(1)+255(6)+265(6)+281(6)+401(3)+429(4)+554(3)


588 12.07.2023
4-COP28

(COP28 conference of the parties of united nations framework convention on climate change / united nations climate change conference28 SultanAlJaber議長は、平均気温の上昇を1.5℃に抑える目標達成には化石燃料の段階的廃止が必要という科学的シナリオはなく、社会経済の発展を維持しながら廃止できるロードマップを示せとの発言で物議→オンラインライブイベント時Eldersグループの議長·元国連気候変動特使MaryRobinsonの質問に対する発言で、一部の科学者からは気候変動否定に近いとの批判→AlJaberAbuはADNOC abu dhabi national oil company社のCEOも務めており、COP28の主旨との利害が対立している可能性に対する懸念拡大)
COP conference of the parties of united nations framework convention on climate change / united nations climate change conference→ep126(4)+191(5)+192(4)+213(3)+233(6)+290(1)+381(1)


587 11.30.2023
3-AI情報抵抗

(PennState大学 人は、AIアシスタントの声が自分に似ていると感じた場合により好ましく思う傾向→一方で、そのAIアシスタントから得る情報に対して、より懐疑的になる傾向→ユーザーの誤情報への抵抗力向上に関する示唆になる可能性を:被験者401人を3つのグループに分け、AIアシスタントの性格の類似性がユーザーの好意に影響を与えることを検証→ワクチン未接種者に対して、自身に似ていると感じるAIアシスタントがワクチンに関する誤情報を与える実験では、ワクチン接種についての考えを変える効果38% AIアシスタントの話し方においては、大きな声·早口·低いピッチ·外向的な話し方が好まれる傾向)


586 11.23.2023
4-3D印刷毛包

(RensselaerPolytechnicInstituteOfNY ラボで培養したヒトの皮膚組織内に毛包を3Dプリントすることに成功:皮膚·毛包の細胞を培養→タンパク質·他の材料を組み合わせてbio-inkバイオインク作成→超精密な3Dプリンタを用いて一層ずつ積み重ねて書き込み→皮膚のバイオ製造だけでなく、脱毛症などの治療にも有望な可能性)


585 11.16.2023
2-メラトニンサプリ

(コロラド大学 米では5−13歳の健康な子どものうち睡眠のためにMelatoninメラトニンを摂取1/5人で、一部の親が未就学児にも与えていることが判明→メラトニンはFDA food and drug administrationの規制なく、子どもの長期的な摂取の安全性が未確認→多くの国では医薬品指定·処方箋必要だが、米では処方箋なしで入手可能で、子ども向けのグミも販売 メラトニン:通常、脳内で自然に生成され、体内時計を調節し眠りのサインを与えるホルモン)
体内時計→ep14(2)+197(5)+210(3)+445(4)

3-宇宙生殖
(SpacebornUnited社·EgbertEdelbroek 火星での自然妊娠·出産を目指し、宇宙でのセックスに関して研究→卵子と精子を混ぜ、地球への再突入に耐えられるように冷凍する装置のプロトタイプを開発→2024年にはマウスの胚を打ち上げ、5−6年以内にヒトの精子と卵子へと進化させる計画)

4-科学GPT
(ArgonneNationalLab·OgiBrkic Auroraスーパーコンピュータを活用し、AuroraGPTと呼ばれる1兆個のパラメータを持つ科学の生成モデルを訓練→生物学·化学·物理学など異なる分野のテキスト·コード·研究結果·論文を1つのモデルに統合し科学研究を促進する目的 Auroraスーパーコンピュータ:5億ドル以上の費用がかかり、50MWのエネルギーを使用して1秒間に約5億回の計算を行い、2エクサフロップスの計算能力を持ち、現在地球上で最速のスーパーコンピュータ)
GPT generative pre-trained transformer→ep351(4)+450(2)+540(3)+545(4)+550(4)+552(4)+554(2)+565(3)+571(3)+578(1)


582 10.19.2023
1-葉っぱ喋り

(埼玉大学·山口大学 植物がVOC volatile organic compounds揮発性有機化合物によるコミュニケーションによって身を守っている様子をリアルタイムで可視化成功:Thale cress plantsシロイヌナズナの葉っぱが虫などによるダメージを受けた際、VOCを放出→VOCを空気ポンプを使って他の葉っぱに吹きかける装置を用い、葉っぱに導入された蛍光センサーで細胞内のCa2+濃度の変化をモニタリング→VOCに晒された葉っぱではCa2+濃度が増加→20分以内に全体に広がる様子が確認)

2-子ども自立
(ミシガン大学C.S.モット小児病院 全国調査によれば、5−11歳の子どもを持つ1044人の親のうちが子どもにとって自由な時間が重要だと認識している80%である一方、実際に子どもを自由に行動させることには大きなギャップがあることが判明→親の中でひとりでの留守番に賛成する割合は58%、スーパーで商品を探すのは50%、友人の家に徒歩·自転車で向かうのは33%、ハロウィンのトリックオアトリートに行くのは15% 最も多かったひとりで行動させない理由は安全性→住んでいる地域が子どもにとって安全でないと感じる親は17%)

4-機能的情報の増加の法則
(CarnegieInstitutionForScience·RobertHazen 新しい自然法則としてthe law of increasing functional information機能的情報の増加の法則を提唱:静的持続性·動的持続性·新規性の生成といった3つの普遍的な選択概念が含まれ、生物学的·非生物学的システムの両方が自然選択される機能的構造に新規性を生み出していると説明→生物学的進化は、複雑な自然システムの複雑化よりも広範な現象の一例)


580 10.05.2023
1-トムハンクス広告

(米 俳優TomHanksが、歯の治療の広告に自身のdeepfake動画が使用されていることにInstagramで警告 過去にはTomCruise·BruceWillisなども同様の問題が発生→現時点ではdeepfake広告を直接禁止する法律なし)


579 09.28.2023
3-無人タクシー渋滞

(Cruise社 無人タクシーがテキサス州オースティンの交差点で立ち往生し、渋滞を引き起こしている動画拡散→Cruise社は安全を強調し、歩行者·車両·物的な損害なしと説明:大学イベント後に酔っ払った大学生が一斉にタクシーを配車リクエスト→タクシーが集結·混雑事態発生可能性 一部の完全自動運転の無人車に懸念を示す人々が道路上コーンを無人タクシーのLiDAR light detection and rangingセンサーにかぶせ無人タクシーを無効にする動画も拡散)

4-航空機偽部品
(SouthwestAirlines社 自社の航空機エンジンに偽の部品使用を発見→米連邦航空局の調査によってロンドン拠点のAOGTechnics社が認証書類を偽造し、未認証の部品を販売したこと発覚→UnitedAirlines社·AmericanAirlines社もエンジン約100機で偽の部品発見→AOGTechnics社はLinkedIn·ウェブサイトを閉鎖)


578 09.21.2023
2-臨死脳

(ニューヨーク大学 CPR cardiopulmonary resuscitation心肺蘇生を受けて生還した患者の中には、心臓が1時間停止しても臨死体験を明確に記憶しているケース·意識不明時の脳内で思考記憶関連分野の活動確認→臨死体験は通常の幻覚·妄想·夢·心肺蘇生時の意識などとは異なる可能性:米·英の病院25ヶ所と協力し、入院中に心停止を起こした患者567人をトラッキング調査→生還した患者のうち、心肺蘇生の最中に何らかの意識があった4/10人→脳の活動は高度な精神機能を確認 心肺蘇生の最中に脳の活動をEEG electroencephalographyでモニターした患者85人においては心肺蘇生の最中に脳の活動が通常レベルまで回復40%)
臨死体験→ep278(4)+508(2)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)+462(2)+502(2)+538(1)+559(3)

3-エイリアン死体
(メキシコ 2023年9月科学者·ジャーナリストのチームが、エイリアンの死体を発見したと主張→証拠を議会に提出:小さな人型·大きな頭·アーモンド形の目·両手に3本の指がある、提出された2体の死体は、ペルーのクスコに近いナスカの地上絵の近くで発見→炭素年代測定により約1000年前のものと判明→UAP unidentified aerial phenomena公聴会の証人である元海軍パイロットRyanGraves出席が議会に出席·ハーバード大学天文学部長AbrahamAviLoebがリモート参加し、他国の科学者たちに死体の分析を許可するよう議会に要請)
UAP unidentified aerial phenomena→ep517(3)+573(4)
政府とUFO unidentified flying object→ep56(6)+197(6)+296(4)+371(4)+468(1)+517(3)+573(4)
ナスカの地上絵→ep140(4)+368(4)+434(4)


573 08.10.2023
2-精神疾患

(クイーンズランド大学·ハーバードメディカルスクール 人口の半分が生涯で少なくとも1つの精神疾患を経験することが判明:WHO world health organizationの2001−2022年までの29カ国で行われた過去最大の対面調査データを分析→75歳までに少なくとも1つの精神疾患を経験50%→女性ではうつ病·恐怖症·PTSD post-traumatic stress disorder、男性ではアルコール依存症·うつ病·恐怖症がより頻繁に見られることが判明→最初の症状の表れは主に小児期·青年期·若年期→発症年齢のピークは15歳で、女性は20歳、男性では19歳が中央値)

3-LK-99
(Korea高麗大学校  査読前論文によれば、世界で初めて常温超伝導に成功したと発表:合成された物質はLK-99と呼ばれ、アパタイト鉛に銅·金を混ぜ合わせた灰色の多結晶体→ネット上で論文·実験動画が拡散→様々な研究室が再現性の確認を試みているが、電気抵抗ゼロ·マイスナー効果のような室温での超伝導特性を持つ材料の先行例はなく、懐疑的なコメントも存在)


571 07.27.2023
2-AIお布施

(シカゴ大学 宗教指導者が人間の場合とロボット·AI場合の信頼度·寄付金·お布施の比較調査:2019年に1億円かけてアンドロイド観音菩薩Minderを導入した京都府の高台寺での実験·シンガポールのお寺でPepperを使った実験·米でキリスト教のAI説教を信者に読ませる実験の計3つの実験→宗教の指導者にロボット·AIを導入すると、信頼性が損なわれ、寄付金·お賽銭の額が減少する可能性)
AIと宗教→ep289(2)+565(3)

3-GPT悪化
(Stanford大学·UCBerkeley大学 ChatGPTが特定の分野で性能が悪化していることを指摘:GPT-3.5·GPT-4 generative pre-trained transformer-3.5·4の敏感で難しい質問への回答·数学·コード生成·視覚的推論の能力を調査→素数の答えに関してGPT-4の精度が2023年3月には97.6%であったが、6月には2.4%に低下。敏感で難しい質問に回答する意欲が低下。コード生成においてエラーが増加→性能が短期間で劇的に変動していたこと確認)
ChatGPT→ep540(3)+550(4)+552(4)+565(3)
GPT-4 generative pre-trained transformer-4→ep552(4)
GPT generative pre-trained transformer→ep351(4)+450(2)+540(3)+545(4)+550(4)+552(4)+554(2)+565(3)

4-大地震予測
(Côted'Azur大学 GPS global positioning system信号の微細な変動を検知することで、大地震を約2時間前に予測できることを発表:過去のマグニチュード7以上の地震データ90件を分析→地殻変動が断層線が指数関数的に加速し始める前兆段階で変動する兆候を発見→この予測手法の信頼性を確認するには追加の研究が必要→一方で、早期警報システムに組み込まれれば、大地震の影響を軽減し、毎年数千人の命を救う可能性)


570 07.20.2023
2-セレブ節約

(リーズ大学 欧州27ヶ国各世帯エネルギー利用格差モデル化→エネルギー消費者上位20%の需要制限場合温室効果ガス9.7%削減可能=エネルギー消費者下位20%の最低限必須需要の7倍相当エネルギー節約可能 欧州全体上位消費者エネルギー需要制限場合温室効果ガス家庭排出11.4%·交通排出16.8%削減可能→貧困層エネルギー需要満たす場合家庭排出1.2%·交通排出0.9%増加)


569 07.13.2023
3-地下の気候変動

(Northwestern大学 シカゴのループ地区でunderground climate change地下の気候変動の調査:地下環境の温度をモニターするセンサー群データ3日分分析→地下鉄·パイプライン·電気ケーブルの存在が地面の温度約0.14℃/年上昇→都市部の地下地盤変動につながる可能性があり、土砂の種類によっては建物が8−12mmずれる事例も確認)


567 06.29.2023
2-火星模倣

(NASA CHAPEA crew health and performance exploration analogミッション1を始動し、火星の環境を模倣した施設で宇宙飛行士要件をクリアしたクルー4人が378日間隔離生活開始:建物は3Dプリンタで広さ158㎡の建設。2024年7月7日まで滞在予定。男女2名ずつからなるクルーは生物学者·構造エンジニア·救急医·微生物学者で構成。火星での生活を模擬し、資源制約·居住空間の制約に加え、宇宙食·通信障害·環境ストレス·緊急事態に直面する予定)

3-やらかし
(Rensselaer工科大学 研究室の清掃員がアラームを消そうとして冷凍庫の電源を切り、数十年にわたる光合成の実験が破壊された事態が発生→被害額は約100万ドルに上ると推定→大学は清掃員を雇っていたDaigleCleaningServices社に対して訴訟→大学は、冷凍庫のドアにアラームを安全に止める方法が指示されていたにもかかわらず、その指示に反したと主張)


566 06.22.2023
3-人工ヒト胚

(Cambridge大学·JiteshNeupane ヒトの幹細胞を用いて妊娠3−4週の人間の胚を人工的に再現し、この人工胚は心拍があり血流を作ることができることに成功→遺伝子疾患·薬の効果·流産·再生医療など、人間の発達·生殖に関する研究が進む可能性 胚が胎児に成長できないよう構造を排除し、これにより倫理的懸念を緩和)

4-無線muPS技術
(東京大学 高い透過力·飛行速度の普遍性をもつ宇宙線muonを活用した新しいワイヤレスナビゲーションシステムMuWNS wireless muometric navigation system/無線muPS技術を開発→岩盤を貫通する性質を持つmuonを使用し、屋内·地下などGPSの電波が届かない場所での高精度なナビゲーションを可能→都市部の地下でのGNSS global navigation satellite system / GPS global positioning system単独測位よりナビゲーションの精度が高水準達成:地下に受信器を設置し、地上にmuonの基準検出器を4箇所以上設置し、高精度のグランドマスタークロックを実装して時刻を同期することで、muonの通過時間を測定し、正確な距離を把握→自律移動ロボットなどへの実装し、家庭·病院·オフィス·工場·鉱山などで緊急対応·セキュリティなどの複雑な任務をこなすこと可能)


565 06.15.2023
2-シャチ流行

(GTOA groupo trabajo orca atlantica 2020年からジブラルタル海峡周辺でシャチの群れが船·ヨットの舵を壊す行為が増加→これまでは舵を破壊後、船から離れる→2023年5月24日船が岸に行くまでつけ回す行動が確認 2020年7月以降、少なくとも505件の舵破壊が報告され、そのうち航行不能1/5回となり、3隻が沈没)


563 06.01.2023
4-人類移動休止

Adelaide大学 先史時代の人間が約6万年前にアフリカを離れてから、約3万年間アラビア半島·その周辺地域を離れずに滞在していたこと発見:古代·現代のヒトゲノムの解析→この期間に人類がアラビア半島の寒冷な気候に適応し、脂肪蓄積·神経の発達·皮膚の生理機能·気道の繊毛に関する遺伝子の変異など進化→その後ユーラシア大陸·他の地域に移動)
人類祖先→ep10(4)+43(4)+48(4)+104(5)+179(1)+195(2)+227(6)+268(6)+270(5)+352(2)+407(2)+408(3)+436(3)+450(4)+451(3)+468(3)


562 05.25.2023
1-メソポタミアキス

(コペンハーゲン大学·オックスフォード大学 メソポタミア文明の記録で唇へのキスの描写が複数見つかり、少なくとも4500年前には人間が性的な意味で唇へのキスを行っていた可能性:これまでの説では3500年前に南アジアで発生し世界へ拡大→実際には古代の異なる文化でキスが行われていた可能性 メソポタミア文明の医学的な記録に登場する病気の症状が、単純ヘルペスウイルス1型に似ており、唇へのキスが一般的だった場合、ウイルスの伝播に関連していた可能性)

2-物忘れ仕組み
(ノートルダム大学 子どもを車内に置き忘れるなど命に関わる物忘れが発生する理由調査:大学生192人の携帯電話預かり、トラッカーを装着→Aグループは実験終了後携帯電話を受け取り、トラッカーを返却するように指示。Bグループは指示なし→指示ありグループでは携帯電話の取り忘れ5%。指示なしグループでは7%。両グループともにトラッカーの返却忘れ18% 物忘れは環境的な合図がない場合·自分の行動についての記憶が引き起こされない場合に発生→自動的な行動への誘発が欠如することに繋がる可能性 米1998年以降子どもの車内置き忘れ熱中症死亡496人)

3-都市別徒歩率
(Virginia工科大学·Rutgers大学 世界16カ国の1日の移動における徒歩の割合を比較:米12%·スウェーデン15%·日本19%·独22%·仏24%·英26%→通勤に焦点を当てると、徒歩の割合はさらに低下 都市別では、パリ47%·バルセロナ46%·東京33%·京都24%·ロンドン25%·NY10%·LA3%·豪パース2% 徒歩の割合は、人口密度·治安·都市インフラ·自転車普及率など様々な要因が影響し、最大の要因は移動距離で、1km未満の距離が徒歩での主要な移動を占める傾向 女性は男性よりもやや高い割合で徒歩での移動をしている傾向)


560 05.11.2023
3-古代遺物洗濯機

(MaxPlank研究所·ElenaEssel シベリアの洞窟で見つかった2万年前の鹿の歯で作られたペンダントから、古代の女性のDNA deoxyribonucleic acidを抽出する新しい手法に成功:非破壊的なリン酸塩を使用し、遺物を90℃の温水で洗う洗濯機のような手法で大量のDNAを抽出)


559 05.04.2023
2-自分被写体

(オハイオ州立大学 人は写真を撮る際に、景色だけの写真と自分を被写体に含める写真を選択する際に異なる要素を考慮し、決定しているのか調査:対象者2113人に6つの調査実施→景色だけの写真は体験自体に焦点→一方で、自分を被写体に含める写真はその出来事が自分にとっての意味が大きい場合に重点→出来事が自分にとって意味が大きいほど、自分を被写体に含める確率が上昇)

3-脳活動翻訳
(Texas大学Austin fMRI functional magnetic resonance imagingでモニターされた脳の活動をAIが言葉に変換する技術を開発:被験者にpodcastを聴かせ、AIは脳の活動·podcastの内容を学習→被験者が脳内で物語を語ったり音声なしの映像を見るだけで対応するテキストをAIが生成可能→現時点の精度は完璧ではないが、約半分の確率で被験者が意図した内容とほぼ一致させることに成功)
BMI brain machine interface→ep16(6)+67(1)+121(2)+250(5)+259(6)+307(6)+334(6)+339(6)+361(2)+371(1)+427(3)+444(1)+447(4)+457(3)+462(2)+502(2)+538(1)

4-古代尿瓶
(AcademiaDiDawimarca in Rome・Aarhus大学 ローマ遺跡ForumJulium / ForoJulianoで陶器・ロザリオ・ガラス瓶・コイン・糸紡ぎ機・陶器置物など、500年前の遺物が発見→その中には医師が患者の尿を採取し、色·沈殿物·臭い·味を調べ医学的診断に用いていたmatulaと呼ばれる尿瓶も含まれる→中世からルネサンス期の医療技術に関する貴重な知見を提供可能性)


556 04.13.2023
1-AI臨床試験

(シダーズ・サイナイ医療センター 心臓病の超音波検査の臨床試験が行われ、経胸壁心エコー図3495件を対象にAIと超音波検査士の初期評価が比較→AIが修正確率16.8%で循環器内科医の27.2%よりも優れた心機能の評価提示→医師は初期評価の人工知能との区別が難しく、AIの臨床ソフトウェアへの柔軟な統合可能性証明→AIのサポートにより超音波検査士·医師の時間が節約可能)

2-子どもアレクサ印象
(デューク大学の研究 4−11歳までの子ども127人に対し、スマートスピーカーAlexa·ロボット掃除機Roombaの動画を見せて、それぞれの知性・感情的能力について質問→子どもたちは、Alexa・Roombaは体の感覚がなく痛み·くすぐったさを感じないと判断→Alexaには人間のような思考·感情を持っていると認識し、意地悪なことを言われた場合は傷つくだろうと回答→Roombaに対しても思考·感情がないと判断しつつも、怒鳴ったり叩いたりすることは悪いと回答→年齢が上がるにつれて許容度がわずかに上昇)


553 03.23.2023
4-失敗作博物館

(米NY Brooklyn 過去の失敗した製品·サービスなどを展示するMuseumOfFailures失敗作ミュージアムオープン→2023年5月まで開催予定:GoogleGlass·成長するにつれて胸が大きくなるバービー人形·自爆するDVDなど、159個以上の事例が紹介→来場者に過去の失敗から学ぶとともに、失敗を進歩·革新に不可欠な要素として受け入れるメッセージ 2023年CES consumer electronics showでも同様に、GalleryOfFlops失敗のギャラリーが公開)
バービー人形→ep138(2)+270(2)
CES consumer electronics show→ep445(3)+544(3)


552 03.16.2023
1-宗教儀式自動化

ウェルズリー大学·HollyWalter ritual automation宗教儀式の自動化に関する研究をまとめたレビューを寄稿:ヒンズー教儀式Aarti用ロボットアーム・パレード用アニマトロニクス象など、印·南アジアではヒンズー教の祈りの儀式·仏教の一部でロボットを活用→信者·宗教従事者の減少が続く中、宗教的な儀式を完璧に行うロボットに対する信者の意見が分かれている傾向)

2-患者インフルエンサー
コロラド大学 薬を投与されている患者が製薬会社と密接な関係を持ちつつ、フォロワーたちに処方薬のアドバイスを行うpatient influencer患者インフルエンサーの存在を調査:パーキンソン病·喘息·HIV human immunodeficiency virus·偏頭痛·更年期などの疾患を発信するマイクロインフルエンサー26人にインタビュー→そのうち18人が製薬会社のプレスリリースの投稿、研究結果の翻訳、報酬得た上でのコンテンツ投稿など製薬会社とのコラボレーションを認める→フォロワーがスポンサー広告と非広告を見分ける難しさが懸念されつつも、患者インフルエンサーたちはほとんどが善意から活動し、患者たちの疑問·不安に答える重要な情報提供者として行動 製薬会社・メディアへの信頼度低下に伴い、製薬会社は患者を使ってDTC direct to consumer広告を実行)

3-外国訛り症候群
(50代の男性が前立腺がんと診断され、急にアイルランド訛りの英語を話す外国訛り症候群のケースが報告:男性は神経疾患·精神疾患がなく、前立腺がんの進行に伴い腫瘍随伴性の神経障害が生じ、これがアイルランド訛りの原因となった可能性 男性は20代に英に住んでおり、アイルランド出身の友人がいたが、自身はアイルランド訛りで話す経験なし 外国訛り症候群:脳の損傷·脳卒中と関連が高く、脳の言語中枢に影響を与え、発話のリズム·イントネーション·発音などのスピーチパターンが変化)


551 03.09.2023
2-全自動耳垢デバイス

(SafKan Health社 FDA food and drug administration認可を受けた史上初の全自動耳垢掃除ウェアラブルデバイスOtoSetEarCleaningSystemを開発→医療従事者のみが操作可能。軽度から重度の耳垢に対応可能。価格2700ドル:デバイスはヘッドフォンのような形状で、装着すると耳の中に液体を流し込んで耳垢を分解し、マイクロサクションによって耳の中から液体を吸い出して耳垢を除去)


550 03.02.2023
2-高齢者運転認知
(コロンビア大学メイルマン公衆衛生学部·ヴァジェロス内科外科医学校·フー財団 アンサンブル学習·大規模な自然主義運転研究データを使用し、高齢運転手の軽度認知障害·認知症を予測するための高精度なアルゴリズムを開発→精度96%達成:過去に取得された運転手2977人の自然走行データ·その後3年間のフォローアップで得られた診断データを使用し、右折左折の比率とハードブレーキの回数が最も影響がある運転変数であることを発見)

3-エアバッグジーンズ
(Mo'cycle社 バイク事故時に運転手の下半身を保護するジーンズAirbagJeans開発→2024年夏発売予定・価格499ドル:ジーンズに内蔵されたカートリッジが作動し、二酸化炭素が放出されて膨らみ、脚·お尻·尾骨を保護し、脊柱の損傷を防ぐ仕組み→時速70kmでのテストでは生地がわずかに傷つく程度で効果を発揮)

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