内山赳彦

社会不適合者。マッチングの問題。無理やり適合させた自分はもう自分じゃないよ。この身体を…

内山赳彦

社会不適合者。マッチングの問題。無理やり適合させた自分はもう自分じゃないよ。この身体を使用してる奴がいる。

マガジン

記事一覧

固定された記事

安楽死、生きる権利。延命は誰のための行為か。

安楽死は「生きる権利」か、という問いがあれば、否だと思う。だが、「幸せに生きる権利」について考えた時、言い換えるなら、日本国憲法における人権として「幸福追求権」…

内山赳彦
1年前
21

暗闇の世界に眠りたい。

暗闇の世界に眠りたい……。 どういう意味だろうか。 彼が見ている世界、感じてる世界のことは、僕にはわからない。 彼はよく、「もう終わっている」と言う。 何のことか…

内山赳彦
4か月前

「ただそれだけのこと」だが。ようやく作業に落とし込めてきたか。

ようやくバランスが取れるのではないかと感じている。 大きく破損した本体。修理に時間がかかっている。 与えられた時間は同じ。だが、なかなか同時進行のエネルギーを確保…

内山赳彦
1年前
6

安楽死、生きる権利。延命は誰のための行為か。

安楽死は「生きる権利」か、という問いがあれば、否だと思う。だが、「幸せに生きる権利」について考えた時、言い換えるなら、日本国憲法における人権として「幸福追求権」と重ねて「生きる権利」について考えた時、安楽死はそれ(「幸せに生きる権利」)を守るものとして認められ、自己決定(安楽死の選択)が許されると考える。

ここで言う、安楽死とは積極的安楽死や直接的安楽死とも言われるものであり、医学的に死に直結す

もっとみる

暗闇の世界に眠りたい。

暗闇の世界に眠りたい……。

どういう意味だろうか。
彼が見ている世界、感じてる世界のことは、僕にはわからない。

彼はよく、「もう終わっている」と言う。
何のことか尋ねてみると、「最低限の役目は果たしたはず」と返ってきた。
「じゃあ、もう自由じゃないか。キミの役目が何なのか僕にはわからないけど……。」
「自由か……。」
すると彼は、俯いたまま右手を少しだけ上げた。心なしか呼吸が荒い。"限界"の合

もっとみる

「ただそれだけのこと」だが。ようやく作業に落とし込めてきたか。

ようやくバランスが取れるのではないかと感じている。
大きく破損した本体。修理に時間がかかっている。
与えられた時間は同じ。だが、なかなか同時進行のエネルギーを確保できなかった。

こうやって作業をしてると、僕が誰だかわからなくなる。分体が作業している時はわりとよくわかるのだが。
自分のことになると…。

かつて僕がしていた役割は、分体に移行する。
「ただそれだけのこと。」
口癖だったのを思い出した

もっとみる