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Sexy Zoneのことを好きになってもいいですか?
「Sexy Zoneのライブ配信、買おうか迷っているんだよね」
友人にそう言い始めたのは2週間前頃からだろうか。配信のライブを買うお金でSexy ZoneのライブDVDを買ったほうがいいのではないか、若しくはアルバムを買うべきではないか。まずは楽曲を知ったほうがいいのではないか。
わたしは悩んでいる自分を俯瞰しながら、きっと買わないのだろうと思っていた。わたしはここぞというときは即決することが
帰ってきてもいいですか。
KAT-TUNに会いにきました。
その曲を聴くと、その曲を聴いていた当時のことを思い出す。
けっこう鮮明に覚えているもので、受験期間のときに聴いていたアーティストの曲を今聴いても苦しくなったり、恋がうまくいっていない時期に聴いていた曲を聴くと、それがロックだとしても、しくしくと泣けてきたりする。
わたしにとって多分楽曲は人生のしおりみたいな存在で、そのページが開かれるから思い出す
KAT-TUNに会えなくて寂しいなんていう甘いわがままを。
4月17日、KAT-TUNに初めて会った記録。
好きなアイドルに会える。
好きなアイドルのコンサートに行くことは、私にとってはじめての経験だった。
どんな感情になるんだろう。私はどんな感情を持つのだろう。
開演までの1時間、ずっとそわそわしていた。ほんとうはもっと前から、当選したときから私はそわそわしていたんだろう。意外と冷静でいられるんだなぁと思っ
15回目のお誕生日を
箱の中に15年を綴じ込めて、その前の5年も綴じ込めて、ひとつひとつを大切に取り出していったみたい。
ツアータイトルが「KAT-TUN」。
それ以上ないツアータイトルだった。
ありがとうとありがとうの交換をする日。できるならKAT-TUNが大歓声を浴びている姿を観たかったけれど。
KAT-TUNの記念日に3人ぼっちなのはそれはそれで美しいかもしれない。
3人ぼっちじゃなきゃかめなしくんは泣け
ただ好きだと、叫びたい
アイドルを見られなくなってしまった。
この1ヶ月の間、急に好きなアイドルを見られなくなってしまったのだ。
そのことに、テレビを付けなくなったことから気づいた。テレビが好きだったのに、わたしはいつからかテレビの音がなぜか怖くなった。
理由がほんとうにわからない。特に辛いこともなければ毎日平穏に暮らしていると思っている。ただどうしても見られないのだ。
見られなくなってから、
花火のような美しさを。
わたし年表があれば、2020年の欄には「KAT-TUNのファンクラブに入る」と刻まれるのだろう。
ファンクラブに入るのはちょっと様子を見て1年ぐらい経ってからでもいいんじゃないか、そう友人にアドバイスをもらったけれど、気持ちを抱えきれずにそこから1か月ほどで入った。わたしにとって人生初めてのファンクラブだった。ペイジーもわからなくてインターネットで調べたり、明細に「KAT-TUN」と書かれる
はじめましての記念日
初めての「現場」の記録。
KAT-TUNのファンクラブに入ってから8ヶ月、とうとうわたしに好きなアイドルに会いに行ける機会がやってきた。
『中丸君の楽しい時間4』
当落日、当選を夢にも思っていなかったわたしは文字通りに手が震えてしまったし、あまり実感が湧かなかった。
中丸くんに会うことができる。
今年は会えないのだろうと心でたしかに思っていた。「現場」は難しいのかもしれない。来年にい
中丸雄一と出会った日
ずっとずっと、少量の毒を飲んでいたみたいに。
気がついたときにはもう遅くて私の血はすべて毒に染まっていたみたいで。
甘い毒に溺れていたのは、もしかすると出会ったときからなのかもしれない。
一昨日、つい一昨日の話だ。まるで伏線が回収されたかのような気持ちだった。どんでん返しなんてもんじゃない。KAT-TUNと出会ってから私は何をみていたのだろう。なんにも知らなかった。知ることができなか
好きになったアイドルの話。
ステージの上でキラキラ輝いているアイドルが好きだ。
眩しいほどの笑顔を見せてくれて踊っているアイドルが好きだ。
そのステージに立つまでの過程にどんな努力があったかを決して見せないその後ろ姿が美しくて好きだ。
この瞬間は今しかないんだということが儚くて好きだ。
アイドルという職業を、アイドルという生き方を、あなたが選んでくれたことが好きだ。
この気持ちに名前を付けるのなら
これ以上好きになるのがこわかった。
好きになるときはそのアイドルの人生すべてを好きになってきた。
アイドルを好きになるのがこわかった。
たくさんの愛をもらって、たくさんの幸せをもらって、その代わりにアイドルと一緒に勝手に傷ついたり、勝手に悲しみを共有してしまったり、勝手に好きになった挙げ句勝手に苦しんでしまう、わたしは面倒な人間だった。
だからこそこれ以上誰かを好きにならないように、あまり多くを知らないように、自分を守ってきたつも