15回目のお誕生日を
箱の中に15年を綴じ込めて、その前の5年も綴じ込めて、ひとつひとつを大切に取り出していったみたい。
ツアータイトルが「KAT-TUN」。
それ以上ないツアータイトルだった。
ありがとうとありがとうの交換をする日。できるならKAT-TUNが大歓声を浴びている姿を観たかったけれど。
KAT-TUNの記念日に3人ぼっちなのはそれはそれで美しいかもしれない。
3人ぼっちじゃなきゃかめなしくんは泣けなかったかもしれない。
3人は、6色だったKAT-TUNのことを、まるごと抱き締めていた。メンバーのこと、そう"ともだち"のことを。ステージの上にはいなかったけれど、たしかにいたあの日々のことを。
ファン歴1年のわたしが懐古して泣いてしまうのだから、ハイフンの方々は、KAT-TUNは、どんな気持ちだったんだろう。
KAT-TUNと出会って1年。
KAT-TUNのことを知らなきゃこんなに泣かなかった。辛くもならなかったし、寂しくもならなかった。
でも、KAT-TUNのことを知らなきゃこんなに嬉しい気持ちにならなかった。しあわせをもらえなかった。
ありがとう。わたしの好きな人たちがずっとしあわせな15周年でありますように。
画面の前でKAT-TUNといっしょに記念日を迎えた日。
わたしは何年たっても、この日のことを思い出すんだろう。