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いつも心に(あるいは図書館のマイページに)積読を

積読。
私にはあまり縁のない言葉だと思っていた。
 
積読。
これから読む予定の本が積みあがっていること、またはその本。
……とでも言えるだろうか。
 
私は完全に図書館派なので、部屋にあまり本がない。
読みたい本は和書であればまず図書館に頼る。
洋書だとないことが多いので買ったりするが、いっぺんに3冊以上買うこともないため、未読の本が積み上がることがまずない。
 
しかし最近気づいたのだ。
私、「積読」、してる。
 
図書館のマイページに……!!

 

積読@図書館のマイページ

我が市の図書館のホームページには「利用者のページ」つまりマイページがあり、そこに「今度読みたい本一覧」を作成できるのだ。
 
これがどのくらい一般的なシステムかは知らない。
うちの図書館ホームページもそんなに気がきいてる方じゃないのでもっと洗練されたシステムの自治体もあるだろう。

しかし、助かる。
予約は10冊までしかできないが、
スロットが空いたら予約したい「今度読みたい本」に唾をつけられる(比喩でもやめろ)のはありがたいことだ。
 
このシステムが導入されてから4年近くたつ。
最初は「今度読みたい本」にはせいぜい5冊くらいしか入れていなかった。
 
ところが、2023年4月22日現在、
40冊に達している。

 
これは、もしや広義の「積読」ではないだろうか……!!
 

茶ぶどう図書館積読(?)の一部を紹介

☆A Bear Called Paddington (Michael Bond)
「くまのパディントン」の原書。読んだことがある気もするが、私の(さほど当てにならない)読書記録には残っていない。
 
☆帝国の娘(須賀しのぶ)
流血女神伝シリーズを読んだことがない。
けっこう長いシリーズなのだ。
1冊のブックマークの後ろに何十冊も並んでいる……
 
☆Alaska風のような物語(星野道夫)
「旅をする木」がすばらしく、星野さんの著作はもっと読みたいと思った。
アラスカなので私の専攻(?)している「シベリア一家物語」(詳細は↓)にも通ずる。

☆シベリアの森のなかで(シルヴァン・テッソン)
3人ほど予約待ちがいる。
私以外にも「大氷原の小さな家」を妄想しようと企んでいる人がいるというのか(違う)。

☆アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険(宮田珠己)
ミュージアムショップで発見した。そこで買う、という選択肢は私にはない。
 
☆ピアニシモ(辻 仁成)
那珂さんnote記事に触発されて積読入り。
「冷静と情熱のあいだ」しか読んだことがないんですが、
たまにツイッターで流れてくる氏のパリ生活の様子はなんだかとても素敵だ。

☆銀の犬(光原百合)
10年以上前に読んだ。再読希望。
光原さんがこんなに早くお亡くなりになるなんて思わなかった。
カバーが文庫・単行本ともにすばらしく美しいので今更手に入れたいなどと思いはじめたが、
どこにもない。
古本もプレミア価格である……
紙の本はいつまでもは存在しないのだと痛感。

☆どろぼうの神さま(コルネーリア・フンケ)
これも再読希望。
最近、手塚治虫「七色いんこ」(詳細は↓)を再読して、その関連で思い出した。
読んだのが20年も前なので中身をほとんど覚えていないが、だからよい。

☆ラピスラズリ(山尾悠子)
私の場合「再読」自体が珍しいことなのだが、
この本はなんと3度も借りて読んでいる。
今年3月が3回目だったのだが、何度読んでもわからぬ。
理で読むものではない。
しかし、もしかしたら、間をあけずに再読したら、少しは違うのでは? と考え、次回は11月ごろ読もうと計画している。
季節も重要なのだ、この本には。
 
☆屍人荘の殺人(今村昌弘)
梨の木さんのnoteでご紹介があり、積読へ。
ミステリーは昔、森 博嗣や京極夏彦を読んでいたときもあったが、すっかりご無沙汰である。

☆詩歌探偵フラヌール(高原英理)
本屋を逍遥していてピピッときた。
ここでもやはり買わない。ケチがしみついている。
ケチというのは金銭だけの問題ではない。
スペースの問題でもある。
買いはじめれば際限がない。どこに置くというのか。
 
☆天体議会(長野まゆみ)
こちらも再読希望。
実は昔、文庫本を持っていた。
それが、いつのまにか消えた。
たぶん売ったのだ。
買ってもわりとすぐに手放してしまう。
スペースとモノの管理の問題である。

いずれ入手できなくなるという紙の書物について

最近、ブックオフで気まぐれに長野まゆみを探したら、
見事に全然なくて(1、2冊くらい)おののいた。
長野まゆみの本がないとか……
永遠に棚にずらっと並んでいるものだと思っていたのに。
やはり紙の本はずっと流通するものではないのだ。
そのことをわかっていなかった。
「待て! その素敵な表紙の本はきちんと取っておけ! いずれ手に入らなくなるのだぞ」
過去の私に言ってやりたい。聞く耳持たなかった可能性もあるが。

そしてAmazon積読

そうだ、あとAmazon積読があった!
アマゾンの「ほしいものリスト」である。
図書館に置いてない洋書を中心に、リストに入れている。
これらを入れると、軽く60冊は「積読」していることになる。
 
なお、Amazon積読も、必ずしもAmazonでの購入を目指さない。
図書館にリクエストするためのメモだったりする(Amazonははなはだ不本意だろう)。

茶ぶどうの散り散りの本棚と本

こちらが茶ぶどうの本棚(一部)。

一番大きい本棚 大学時代の本もある なんなら高校の教科書もある

白秋の「邪宗門」(復刻版)が聖書と同じ棚に入ってんのシュールだな……
あと本じゃないものも挟まっているな……
 

デスクの上の棚 主に洋書が入っている

Skellig(David Almond)は大学受験期に英語の勉強と称して読んだ。
紀伊國屋で300円とか?セールで買ったのだが、
やはり一度あっさり売り払って、最近買い直したものである。
昔の表紙もよかったんだが……だからなぜすぐ売ってしまうのか。

ちなみに一番見せびらかしたい(?)本は写っていない。
わりと散乱しているのだ、本の置き場が。そのことに今気づいた。
 
リアル積読(!?)としては、借りてる図書館本が2冊と、
最近珍しく購入した本(和書)が2冊。
「なでし子物語」(伊吹有喜)シリーズ。
最終巻がそろそろ出るらしいので、発奮して買った。
かわいいんだよ表紙が! これは売らないぞ!!



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