見出し画像

1クール13話の「大氷原の小さな家」を妄想する① 設定、どこから始めてどこで終えるか、OP・ED曲

「大氷原の小さな家~聖闘士星矢外伝」
のお話しの続きをします。(!?)
 
このオタクが何を一人でわめいてんのか、と言うと、

「アニメの聖闘士星矢はクリスタル聖闘士という世紀のフライングのせいでカミュの登場シーンが大幅に削られている。氷河に絶対零度の講義をしてくれるカミュも、アイザックが幻視する女神なカミュもクリスタル聖闘士に置き換わっている……ちょっと待ってくれ。彼らは本来なら、いろんな物語を持ってるはずなんだ!! 
3人が東シベリアで暮らしていた頃のお話しは、それだけでアニメ1クール、13話行けるはずなんだ!!
ないなら自分で妄想する! 妄想はタダ!!
 
(世にも稀な動機でシベリアについて学んでみた前回の記録↓)

 
こう、決意してから数か月。
いくら考えたって終わりも完成も実現もないわけです。
なので、とりあえず考えたところをまとめていこう、ということになった。
 
※以下、どこにもゴールのない個人の妄想。
※原作・車田正美「聖闘士星矢」のネタバレを含む。
筆者は一切、アニメに関する技能も知識も持たない。イラストの1枚だに描けない。ただただ駄文を書き散らすだけの暇人である。
「世の中には変な人がいるな」と興がってくださる方はどうぞ……
 

こだわりポイントと設定

子どもとしてのわれらが師カミュ

本シリーズでは、「カミュもまた子どもだった」ということを大前提とする。
原作ではカミュは氷河・アイザックに見上げられる師匠であり、大人だった。
しかし8歳の氷河が見上げていたカミュは14歳だったのだ。
カミュの未熟さがところどころで透けてみえるような、そんなシリーズにしたい。(茶ぶどう監督の所信表明演説)
 
カミュ(14):173cm ←氷河(14)と同じにする。
ついでに、
ミロ(14):165cm。声変わりしてない。美少女に見える。
 

原作を極力、尊重する

「大氷原~」13話は、あくまで車田正美氏による原作に沿った形で妄想していく。
たとえば、「星矢」二次創作の王道カップリングは茶ぶどうも十分認識しており、心の中では大いに賛同しているが、本シリーズのコンセプトには合わないので描かない。(わざわざ断ることか?)
適宜オリジナルキャラを登場させ、私の見たいものを入れていくが、原作の世界観を損ねないよう注意を払う。
 
ただし、学校回と温泉回は入れる。絶対にだ。(強い意志)
 
(※なお、今までに摂取した膨大な二次創作作品における種々のイベント・設定・アイデアが知らず知らずのうちに反映されると思うが、個別に元をたどるのは不可能なので、というかそれらは既に「集団幻覚」の類と言っていいので、断りなく利用する。ごめんなさいそしてありがとう!)
 
(※茶ぶどうがnoteやTwitterで繰り広げた妄想も、ご自由にご利用いただける。万が一、私の駄文に触発されて小説なりイラストなりを制作される場合、ぜひともお知らせいただきたい。見たいから。)
 

見守り役の存在

オリジナルキャラとして、カミュを子どもとして見る視線をもっているキャラクターを設定。
ヤコフの祖父にこの役を担ってもらう。コホーテク村の中心人物であり、村との主なつながりは彼を通してのものである。
密かに聖域からの監視役も果たしているが、教皇の交替を窺い知るような位置にはおらず、末端の目・耳。
カミュは彼の裏の役割に気づいているが、それ以上に人間として信頼している。
彼は戦士としてしか生きられないカミュを憐れに思い、カミュを孫のヤコフの名づけ親にするなど、ふつうの人間らしいことを体験させようと心を砕く。ある意味、私の投影。
 

カミュのマーマはどんな人か

原作では、マーマにこだわっているのは氷河である。
だが、氷河を見つめる師の心にはどんな「マーマ」がいたのか?
あれほど弟子を愛したカミュが親の愛を知らないはずはない、と思いたいので、本シリーズでは母親との思い出はぼんやりしていながらもあたたかいものにしたい。
カミュが親元から離されたのは5歳ごろとし、母親について絵的に思い出せるのはほとんど赤いマニキュアだけ。
この赤マニキュアが映えるように、カミュの髪は原作通りの赤とする。
 

裏の設定:カミュの師匠

カミュにも師匠はいたはずだ。でもおそらく、カミュはすぐに師匠を超えてしまった。師匠は無力感・むなしさを覚えながらも、まだ幼いカミュの生活指導をしただろう。カミュがめでたく黄金聖闘士となった後も、しばらくは村にいただろう。でもカミュが弟子を取るころ(13歳ごろ?)に何も言わずに姿を消した……
師匠は登場させないが、設定だけはしておく。
 

彼らの当たり前な日常を中心とする

13話中半分以上に料理・食事シーンが欲しい。通算4回は洗濯・掃除シーンを入れる。
日常パートにはおしゃべりはそれほどいらない。話さなくても通じ合っている感じが見えるとよい。
厳しい修業シーンは原作で十分なので、あえて入れない。
 

カミュの心の声をダイレクトに表出しない

あくまで、氷河・アイザック視点から描き、カミュのモノローグは基本なし。
カミュの回想も映像のみ。セリフなし。
なぜか? 
われらが師の最大の魅力は「何を考えているかわからない」ところだからだよ!!(うるさい)

私は登場人物の心中が隅から隅まで明示されるような作品にあまり惹かれないんですよ。
物語には余白が必要だ。空白、行間が必要だ。そう思う。
 
なお、往時を回想する氷河のモノローグをときどき入れる。朝ドラか大河みたいな感じで。

オープニング:スピッツ「優しいあの子」

明るさと哀愁が絶妙な加減で混ざりあっている名曲。
私の妄想する「大氷原の小さな家」の世界観にはピッタリ……!!

歌詞も、「優しい」のはあなただよ、って言いたくなるんだよねこれ。
決して歌わないだろうカミュの、子どもたちへの秘めた思いを託すにはこれが一番ではないか……
舞台も北っぽいし、新しい世界に出会う感じもする。
 
(以下、脳内映像)
カミュがトナカイに乗って氷原を疾走している。大きめのコートの胸元からポンポンッとアイザック、氷河が顔を出す。3人の顔は広い世界の輝きを照り返すような晴れやかな笑顔だ。
シベリアのあちこちを旅する。長い冬と短い夏。ベリー摘み。シャチに乗って海をゆく。夜空を見上げて星座を指さす。
最後は「家族写真」を撮る → 暖炉の上の写真、で締め。
 
……ああ、私に絵が描ければ!!!(仮定法 If only~)
 

どこから始めるか 第1話

アイザックとカミュが新入りの氷河を迎える日をスタートとする。
二人の家と暮らしぶりを見せると同時に、アイザックがカミュとの出会いを回想する。
氷河が小さなトランク一つで聖域の使者に連れられて登場。二人の小屋を目にするところで終わり。
 

家の中の小物

・フリージングコフィン(手の平サイズ)
カミュは大事なもの、記念にとっておきたいものはミニコフィンに入れる習慣がある。(物をなくしやすい?)
絶対に溶けないので、暖炉の上に並べている。
 
・家族写真
オープニングで最後に撮影する写真。氷河が小屋に久々に戻ってきたときに、目にする。撮影するシーンは本編中に入れてもよい。
写真はコフィンに入れるか? あえて普通の木製の写真立てにするか? 
そもそも、写真は氷づけにするとどうなるのか? ……実験が必要かもしれない。(勝手にしろよ)
 

通常エンディング

「カントリーロード」
歌なしのインストゥルメンタル。ギターかフルート、とにかくソロ演奏。
幌馬車に乗ってシベリアへの道をたどる幼いカミュ→アイザック→氷河。
最後は大人になった3人が一緒に乗っている。
Country road... take us home...
to the place... we belong...(もう泣いてる)
 

その他登場人物(予定)

ミロ:カミュにとってほぼ唯一の、同年代の気安い友人。
近くに来たついでに街で会う。カミュより背が低く、美少女に見える。
カミュが聖域に行くときにも会う。お土産交換が発生。
氷河とミロの直接のかかわりは、ほとんどない。お互い認識する程度。アイザックはもう少しかかわってもいい。
 
ムウ:聖衣のメンテナンスのために会いにいく。まだ貴鬼を伴っていない。
仲間意識はあるが、腹を割って話せる関係ではない。聖域のこと、教皇のこと、探りを入れる感じ。
 
城戸沙織:まだ女神として目覚めていないワガママお嬢様。温泉回にてピンチをカミュたちに救われる。(どんな事件を起こすつもりだ)
 

どこで終えるか 第13話と特別エンディング

最終話の内容は、以下。
・アイザック遭難
・氷河、聖闘士の資格を得る
・聖戦後、氷河がカミュとアイザックの墓参り→そのままエンディング
 
最終話エンディングのみ、以下に変更。
Danny Boy、インストゥルメンタル。バイオリン・ビオラ・チェロの三重奏。
(指定が細かい。3人の物語だから三重奏なのだが。
……言い訳しない方がましだったな)
 
本編の最後から流しはじめる。
絵も本編の続き。カミュの墓、隣にアイザックの墓。それぞれに花束が捧げられている。
去り行く氷河の後ろ姿を二人の墓から見るカットで幕。
 
(なぜDanny Boy一択なのか↓)

13話、ずっと平和な感じでもいいのだが、やはり最後はきちんと原作に寄り添う形で終わらせたいというか……
 
羽海野チカ「ハチミツとクローバー」ってあったじゃないですか。
10巻中、8巻までは甘酸っぱい青春の日々で。ほろ苦さもありつつ、キラキラしていて。
それが突然、大事件が起きて、物語のフェーズが変わる。全く別の次元に行く。
あんなイメージ。
 


……ああ!! そうか!! 
「大氷原の小さな家」は私にとっての「ハチクロ」なんだ!!
だからスピッツがハマるんだ!!!(唐突な一人合点)
 
なぜカミュのモノローグを入れたくないのか?
カミュが「ハチクロ」の「はぐ」だからだ!!(錯乱) 
はぐちゃんは、例の大事件の前までは、その心中がほとんど描かれないキャラだった。はぐの心の声が聞こえてきたとき、「ハチクロ」という物語は終わりを迎えたのだ。
 

……なんということでしょう。
世界広しといえど、アクエリアスのカミュと花本はぐみを同じカテゴリに入れた人間は私だけなんじゃないか……頭ヤバいな。
 
 
またいずれ、第1話からのざっくりした内容をお話ししたい。
こんな調子で、いったい誰がつきあいたいと思うのか。
いいんだ、自分が楽しければそれでいいんだ……
 
(茶ぶどうnote1発目はこちら↓ そもそもイカれた動機でnoteを始めてしまったんだよな……)

(続きはこちら↓↓)

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?