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(5)国大横浜小のお話の記憶対策方法

お話の記憶とは

小学校受験の定番、それがお話の記憶です。
これが出ない学校はほぼ無いといってもいいほど頻出分野です。
メモを取らずに記憶し、設問を聞き取り解答することは、幼児には難しく訓練が必要です。

なぜお話の記憶が出題されるの

専門家ではないので推測ですが、耳からの聞き取り能力と記憶保持能力が、年齢相応に育っていることを確認するためだと思われます。
特にワーキングメモリ(作業記憶/短期記憶)が少ないと入学した後に集団指示の取りこぼしなどが懸念されます。
先生の一斉指示を忘れたり、高学年の筆算などに手間取ったり、自律を重んじる校風だとチャイムがないので皆の動きに遅れたり等。
それを避けるためにこのような試験でスクリーニングをしていると私は予想しています。ほかの分野が満点でも、お話の記憶が低すぎると弾かれ易いのではないでしょうか。

横浜小はどんな問題が出るの

これはほぼ10年大きな変更は無いので、今後も同じ傾向だと思われます。

  1. 文字数は800文字~1000文字程度

  2. 登場人物の気持ち(表情)を聞かれる

とりあえず過去問を買うのが一番てっとりばやいです。
ちなみに過去問はどの出版社でも問題ありません。
(私はたまたま書店で見つけた伸芽会のものを買いました。)
もし本屋で見かけましたら、同じ棚にある難関私立の過去問と比べてみると、横浜小の問題がかなりシンプルで少ないほうだと実感できるかと思います。なので特別な「横浜小対策」は考えなくてよいです。直前の模試で似た傾向の問題を何回もやるので自宅ではごく一般的な勉強で大丈夫です。
クセもなく文字数も少ないため、コツコツと毎日1問ずつ練習すれば必ず年長秋にはできるようになります。

どうやって勉強すればいいの

我が家がお話の記憶を最初に解いたのは年中4月。
コロナ第1波で休園が続いていた頃です。
思い立ってばっちりくん5話の記憶をやらせてみたところ、全くできませんでした。びっくりしました…。

我が家の練習方法

①絵を見せて単語を確認(年中春)
意外と動物の名前や物の名前を知りません。

②表面にして絵を指さしながら問題を読み、答えを口頭で聞いてみる(年中春~夏)
(クイズのように会話を楽しむ)
(問題文章は適宜省略し簡単にしてもいい)

③表面にして絵を見ながら絵を指さして問題を読み(ここまでは①と同じ)、解答用紙に答えを書いてもらう(年中夏)
(書く時も楽しく一緒に)
(問題文章は適宜省略し簡単にしてもいい)

③を5~10回程度やり「聞いた内容を覚えて答えて書く」を理解してもらう。

④裏面にして問題を読み、解答用紙に答えてもらう(年中秋~直前まで)
間違っていても楽しく、何回読んでもいいしヒントを出してもいい
(これも問題文章は適宜省略し簡単にしていい)

数か月~半年すると普通に裏面で覚えられるようになります。
文字数を増やすのはそのあとで十分。年長秋までこの分野は伸びます
同時にこの分野はメンタルに大きく作用されるので子どもに負荷がかかりすぎたり親が追い込むと、年長秋でも突然できなくなります。
このように緊張したり嫌がると覚えられない分野なので導入が一番大切です。楽しくやりましょう。

また、言葉を知らないとどんなにWMが大きくても回答できないので、
同時進行で語彙数を増やす必要があります。
この問題集はおすすめです。我が家も2回転しました。応用はちょっと難しすぎるので年長夏以降に。

おすすめの問題集

これは鉄板。ぜひ何度もやってみてください。

応用の最後のほうは出来なくてもOK。

基礎応用が終わったら別の絵柄に慣れるためにもこちらを。
応用=ハイレベ100=こぐま<ジュニアウォッチャーの順に難度が上がります。我が家はひとおおりやりましたが余裕があればで問題なしです。

CD音源の練習は必要か

個人的には必要ないと思います。模試で無機質な音に慣れるためです。
それよりも初期はお母さんが楽しく読むことのほうが大切かと。夏くらいから淡々と抑揚を付けずにヒントを与えずに読むやり方にシフトしましょう。
もちろん読むのが大変な場合、ドライブなどに音源を入れてスマホで流すのも問題ないです。どちらにしたからといってこのあたりは合否に繋がらない印象です。

読み聞かせは代替になるか

この分野の相談をするとたいてい「読み聞かせをいっぱいしてあげてくださいね」と言われます。
ですが我が家は前述の絵本シリーズ以外の読み聞かせはあまりしていませんでした。寝る前にそのシリーズから1冊、好きな本1冊程度のゆるい読み聞かせでした。

いわゆる「お話の記憶対策の読み聞かせ副教材」も購入しましたが使うことはありませんでした。内容が高度で長いため、読み聞かせの絵本替わりもしくは難関私立も受ける方におすすめです。

我が家のような家庭でもコツコツ問題を解いていけば点が取れるので、無理していやいや読み聞かせをしたりしなくても生活に合った知育で充分かと思います。

よくある質問

(1)お受験の塾に行く必要はあるの?
(2)横浜小に興味があるけどなにから始めたらいいの?
(3)受験したらトータルでいくらぐらいかかるの?
(4)眼科へまず行かなきゃいけない理由
(5)お話の記憶が全然できない…
(6)2次の行動観察が難しすぎる…
(7)模試を受けなきゃいけないの?
(8)1次の口頭試問って要するに面接なの?
(9)1次の待機活動はどうやって練習するの?
(10)願書は早い番号が有利なの?
(11)よくでる知識問題が知りたい
(12)本番の様子が知りたい!


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