大嫌いだった夜を、すっかり好きになりかけている話
前まで、夜は不安が押し寄せて、眠れなかったり、苦しかったり、どうしようもなく泣きたくなったり、不安定になるので大嫌いでした。
眠ったら明日が来てしまう。
お布団は恐怖と共にありました。
でも今は逆で、夜になると、
あ、みんな休んでいる。私も休んでいいんだ。
と思うようになりました。
良い事なのか、悪い事なのかは分かりません。
ただただ、夜になるとうるさくなる耳鳴りと、鼓動。
それに慣れきって、どこか安心してしまっている自分がいます。
気持ちは確かに底辺にいる。
でもなんだか、夜だけは、
みんなが忙しく働いている昼間と違って、
罪悪感なく、
私も休んでいい。この世界にいてもいい。
と感じるようになりました。
でも、私のためにも眠らなくちゃ。
私の、儚くて尊くて寂しい居場所。
私は疲れていないけど、今日もみんなお疲れ様でした。
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