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tumugi
2014年11月10日 17:11
私から私の心身への約束事は守られた試しがない。なので、私は常にバランスを失っている。例えば「背骨の扉から出掛けてはいけない」という項目があるが、私の小さなカケラ達は、率先して転がり出ようとする。彼らに ごまかしは通用しないのだ。苦しめているのは私だ。彼らの脱出を止める為に筋肉は頑張る。精一杯に筋肉を固め、緊張させ、扉を小さくする。そのたびに私は痛みを感じる。彼らは何十年も同じ事を繰り返
2014年11月10日 16:07
変えられない過去。変わらない自分。変わりたいと願い続けた。何度も胸に食い込む錆びた鉄格子を外したいと、不慣れな事にチャレンジする。何も続かない。楽しめない。なんだろう。この わびしさは・・・私は幸せになる権利を失ってしまったようだ。そんな私が人生の半ばを過ぎたころ、自分が見知らぬ寺の前にいることに気づいた。と、その瞬間、私の人生とやらは終わった。生まれてから死ぬまでの間に何が出来たのか、何
2014年11月18日 09:13
私は守られた子供ではなかった。いつも今日という現実に怯えていた。私には何が幸せというものなのかすら分からなかった。それでも不透明な幸せをひたすら願っていた。それは今も変わらない。すべてが嘘ならいいと思う現実にぽつりと立っている。小学生のうちに日常生活で自分を取り繕うことは自然に覚え、中学生になるころには傷ついていないふりも、強いふりも、何度でも平気で出来た。本当は全然平気ではなかった。いつだっ
2014年11月18日 09:30
心をどこかで見失ったり置き去りにしてきたり。そんな人間の目は宇宙のように見える。色濃い暗闇の中へ自分の好きなものだけを投げ込んで生きる。浮遊するそれらは 小さくチカチカと点滅を繰り返す。誰が話していても、誰を見つめていても、浮遊する死者しかいない宇宙にいる。いつも一人きりで遊んでいる。寂しそうにも悲しそうにも見えない。自分の事で頭がいっぱいの人間とは全く違う目、あの目。さっき すれ違った子供の
2014年11月18日 09:53
甘い人は人影にも見えない。丸いシャボン玉。淡く重なり合うパステルピンクのベールの向こう。ロマンチックなセリフ 小さく 繊細で かすれた声 大好き。知らない事ばかりだから いろいろ知りたい。けれど本当は知らないままがいい。あなたと出会えない運命で良かった。出会ってしまえば、きっとまた少しがっかりしてしまう。やっぱりただの人間なんだと感じてしまう。私だって毎秒腐りゆく人間なんだけど。甘い人は特
2014年11月18日 10:10
お父さん大好き。私が小学生のころ いなくなってしまったけど。私、ずっと待ってたよ。お父さんは、あしながおじさんになって私を迎えに来てくれるんだと信じていたの。本当は、大人になるまで 毎日お父さんに言ってほしかった。「知ってたか?お父さんはお前が大好きで、お前はお父さんの一番の宝物なんだぞ」と。お父さんは自殺したんだね。寂しかったよね。色々辛かったんだよね。選んだ場所は、お父さんの思い出がたくさ
2014年11月19日 13:53
誰ひとりいない世界へ行きたい。誰ひとり私に干渉しないで!放っておいて、イライラさせないでよ! と、わめき、騒ぎたてる事も、ひとりの世界を作って ずっとひとりでいる事も簡単に出来る。その世界は君だけのものだし、いられるだけいればいいとも思う。長い期間か短い期間かは ひとそれぞれだろうけど。ひとりでいたい時は必ずあるし、それには必ず理由もある。失うものは勇気だけだ。生を楽しめる喜びの時。時の経