22時を過ぎた電車は、アルコールの匂いが嗅覚を刺激した。週始まりの月曜日に酒を飲む習慣を持たないから、少し気持ちが萎えた。まだ4日あるのにと思いつつ、どこか羨ましさと抱く。日々の彩りが、足りていないからだろうか。このまま眠ろう。明日も明後日も明明後日も仕事に追われる運命なんだから。

画像1 【140字小説16】

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