将来、この恋が辛くなることを知っていれば、恐らく貴方に想いを伝えていた。まるで冷めてしまった珈琲のように、たらればを口にすればするほど後悔の味が苦くなっていく。社内で会う度に目が行くのは、決まって細く長い綺麗な指。薬指の結婚指輪が胸を締め付ける。今の貴方は、あの頃よりも魅力的だ。 5 朝比奈ケイスケ 2018年12月6日 21:03 【140字小説14】 #小説 #創作 #ショートショート #物語 #ショートストーリー #超短編小説 #140字小説 #超ショートショート #片思い #140文字 #指輪 #140字SS 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート