「極める」 地球と月を3往復する渡り鳥とおむすびの話
【551むすび ダイユー(那須高原)極おむすび】
極める
1.これより先はないというところまで行き着く。
2.極点に達した状態になる。この上もない程度までそうなる。
3.残るところなく尽くす。
大辞泉より
人生の中で、なにかを極めるということができる人ってどれくらいいるのだろう。
スポーツのメダリストだとか、料理の達人と言われたりだとか、グッズのコレクターとしてコンプリートするだとかかね。
クイズ99人の壁とかマツコの知らない世界みたいな番組に出るレベルのとんでもないマニアとかもそうかもしれない。
そこまでたどり着けるのは、やっぱり一握りの人。
でも…一度きりの人生だし何かに打ち込んで極めるのも悪くはないはずと最近思ったりしている。
極めるといえば、キョクアジサシという鳥を思い浮かべる。
カモメの仲間で体重100gあまりの小型の渡り鳥なのだが、その名前(キョクがついている)の由来が面白い。
なんと北極と南極を渡る鳥、つまり極を行き交うアジサシなので、この名前がついたそうなのだ。
最新の研究だとキョクアジサシの1年間の総移動距離は実に8万キロに達するらしく、その寿命を30年として考えると、生涯で240万キロ移動するらしい。
これは地球と月を3往復する距離に該当するとのこと。
(別で例えると地球と国際宇宙ステーション3000往復分!)
まさに渡ることを極めた鳥と言えるだろう。
さて、自分はどうだろうか。
極めるとまではいかなくても、プロモーションの分野はとことんやってきた。コミュニケーションデザインもやってきた。
これからはファンを大切にする考え方、ファンベースをとことん追求していかないとなあ。
あとは、おむすび!
那須のアウトレットモール。
背後にえる山並みが美しい。
那須高原にあるスーパーダイユー。
ここにまさに今回のテーマ「極」を名前に冠したおむすびがあった。
2個で100円!
まず、この価格で圧倒される。
「まあ、でも、値段に見合った味なんだろうなあ」と思ってかじりついたら、ビックリ!
食べるのが止まらなくなるくらい、うまい!
青のり、揚げ玉、めんつゆの組み合わせ。
そっか!、あの悪魔のおむすびと近いのか。
さらに、ゆかりが加わっていて、これがいいアクセントになっている。
悪魔のおむすびの上を行くおむすび!
まさに極めおむすびだ。
渡り鳥からも、おむすびからもいいヒントをもらった。
少しずつだけど、高い頂を登って行こう。
ご馳走たまでした!
極めるために、まず山の高さを知り麓の広さを知る。
連載初期にこのことを書いていました。
よろしければ。
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