ワニ色おむすびに100日後を想う。

【263むすび】えん(日本橋)菜の花と梅

難しい時代になったものだ。
今日は、3月31日。2020年も4分の1が過ぎた。世の中に出回る情報は、目まぐるしく変わり、少し前のことさえも思い出せないくらいだ。

わずか3か月前は、カルロスゴーンが脱国したり、世界で大戦になるかもという話があった。
有名な歌手が覚醒剤で逮捕されたり、イケメン俳優が不倫して世間的に叩かれたのも、ここ1か月くらいの話だ。

1週間前は、100日後に死ぬワニの最終回が世間的に大きな話題になっていた。
このおむすびチャレンジの中でも何回か取り上げていたので、この終わりかたはやはり残念だし、もっとファンの視点で進められなかったのかなと感じている。

とはいえ、情報がどんどん消費され、どんどん上塗りされていくこの時代に、注目が集まっているうちに次の施策に移行しようという考えがあるということも、理解できる。

この一件で、1番辛いのは、ワニのことを好きでいてくれた人たちが、自分が好きだということを周りに言えなくなったことだ。それを言ったとたん上から目線であーだこーだ言われてしまったら、なんか悲しい。

やっぱり、「好き」と言うことを周りにちゃんと言える世界がいいなあ。ファンであるということをちゃんと伝えられる世界がいいなあ。
このチャレンジの中でも、「おむすびが好きだ」ということをちゃんと伝えられるようにしよう！

そんなことを考えながら、ワニ色のおむすびの話。

日本橋のコレドの地下にある、出汁茶漬けえん。
美味しい出汁茶漬けとおむすびが食べられる。

んっ。ショーケースの中に、ワニ！？
いや見間違い、ワニっぽい緑色のおむすびがある！！

めはり。という名のおむすび。

高菜の浅漬けを混ぜ込んだごはんを、さらに高菜で包んだもの。
これは楽しみ！

おむすびもそうだけど、背景にあるカウンターもワニっぽい！

しゃく、しゃく。
青菜の歯ごたえが気持ちいい。
ご飯の中に青菜。そして、青しそも入っているのかな。
漬物特有の酸味と深みがごはんと一体化。
心地よく、爽やかなおいしさが口いっぱいに広がる。

この連載も260日を越えた。
つまり100日後は、ちょうど1年ということになる。
100日後、どんなおむすびを食べているのだろう。

ご馳走たまでした！

1年間の情報量は、地球状砂粒を全部合わせて、それが44地球分の話も、よろしければ。

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