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創作大賞のいっぽんマガジン

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2023年7月の記事一覧

迷ったら、観覧車に乗って。

あらすじ  水を張ったボウルの中でブリのえらをゆすぐ爽の長い指が、時々もてあましてるよう…

リリカル・スペリオリティ! #1 「悪魔ちゃんは、新宿に住んでいる」

(※こちらの作品は、創作大賞2023 イラストストーリー部門の応募作です。募集内容・お題のイ…

おかゆ
1年前
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「孤の家」第1章│自由のローン

小鳥のさえずりと朝日が私の目覚まし時計だ。この生活は、私が自分の力で手に入れたものだと毎…

「硝子の鳥籠」 第1話 ざらついた平穏(1)

 創作大賞2023イラストストーリー部門応募作です。  よろしければ、こちらの記事をご覧にな…

翔花里奈
1年前
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【追悼 渡辺雅弘】Girasoul ~聴く者の魂を揺さぶるヴォーカリストMamiと、パーカッ…

2023年4月25日に急逝した渡辺雅弘。 雅弘が遺した楽曲を歌い続けることを表明したMami。 事務…

五辺宏明
1年前
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「星雲乱破ナイファス」第一話

西暦2210年2月10日、地球の旧東ヨーロッパ上空3000メートル。 時刻は13:20、非公式の私設軍組…

雲州鳩
1年前
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【小説】アラサー公務員と仕事サボりのプロ・第1話【フィクション】

6月下旬、まだまだ梅雨空が続く金曜日。 この日の鈴木は、とても憂鬱だった。 「これ、絶対佐藤さんだよなぁ……」 鈴木はとある市役所で働く地方公務員だ。 大学新卒で入庁して10年目。そろそろ中堅職員と呼ばれる年代だ。 「こんなの見つけなきゃよかったなぁ……」 冷房の効いた室内で誰にも聞こえないように一人つぶやく。 今は昼休みで、職員のほとんどは、一時的に仕事から解放された時間を楽しんでいる。 市役所の昼休みは、活気と静けさが共存する場所だ。 机の上には手作り弁当や仕出し弁当が並

最先端の原価計算と都市伝説(監査法人1年目の教科書)

 1962年で当時の大蔵省より公表された『原価計算基準』。現在も製造業の個々の条件に応じて、…

ただ、欲しかった。

窓の外には雪が降り始めている。 ガラス窓のサッシ部分は結露して、丸い粒々がたくさんくっつ…

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「痛い」1話~短編ホラー小説~

「痛い」 ① 楓 これは私が14歳の頃の話です。 私の両親は早くに離婚しており祖父・祖母…

【掌編】祈り 〜蒼と優の物語〜

 世の中にはどこが好きか分からないけど、何故だか気になる異性が一人は居るものである。  …

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結露のためいき

仕事帰りに時々、夫が缶ビールを買ってくる。 夫はお酒を飲まない。だからその缶ビールは私の…

【創作大賞のいっぽん】あなたが創作大賞に応募した作品を全力応援します!

(7月23日更新)下記のみなさんに参加いただいています。ありがとうございます。 現在の参加数…

ハスつか
1年前
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中小ITショチョーの秘密①/「仕事する理由って何ですか?」

2023.07.01(土)創作大賞が間際に迫ってるなぁ・・・ ふと思った「私が今、置かれている立場」をざっと書いてみて「#創作大賞」+「#お仕事小説部門」に出してみよう。というチャレンジです。 あらすじ1.事務所勤務と新人教育2023年6月 2023年入社の新人が大阪での集合研修終えて、東京オフィスに初めての勤務でやってくる。といっても東京の事務所は、大阪本社からすると東京支社。 私は、この事務所の「所長」である。 事務所と言っても、この場所には「所長一人」しかいな