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とにかくひたすら映画について語る vol.2

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どうやらマガジンにはnote100記事しか保存できないらしいので、vol.2を作成しました。
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#アメリカ

【cinema】セント・オブ・ウーマン/夢の香り

【cinema】セント・オブ・ウーマン/夢の香り

2017年58本目。午前十時の映画祭にて。

なぜだかよくわからないけど、私の中の何かが、これは観た方がいい、観に行った方がいいと言い続けていて、休みの日は二度寝推進派の私が、それをせずに観に行ったもの。

既視感がありまくりなのは、80年代後半から90年代にかけてのアメリカンムービーが、こぞってスクール物、とりわけ私立校のライフスタイルをとり上げて映画化していたからかなぁと思います。そして、なん

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【cinema】20 センチュリー ウーマン

【cinema】20 センチュリー ウーマン

2017年44本目。EUフィルムデーズの合間に見たロードショー作品。

1979年のサンタバーバラを舞台に、15歳の少年ジェイミーとシングルマザーのドロシア、そして彼らを取り巻く人々の特別な夏を描いた。思春期の息子ジェイミーの教育に悩むシングルマザーのドロシアは、ルームシェアで暮らす写真家アビーと、近所に暮らすジェイミーの幼なじみのジュリーに、ジェイミーを助けてやってほしいと頼む。(映画.co

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【cinema】ムーンライト

【cinema】ムーンライト

2017年34本目。

一ヶ月半以上前に観た映画。

マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞したヒューマンドラマ。マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポー

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【cinema】アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

【cinema】アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場

2017年20本目。

タイトルがもうアカン。原題そのままカタカナ表記は良し悪しの差が激しい。何かを伝えたいのはわかるけど、この長ったらしいタイトルで、見たさが半減してしまう。すごくいい映画なのに。あと日本版チラシがダメやね。私、このチラシ見ても全く見たいとは思わず、スルーしていました。

とにかくそこらへんの流行りの映画より、余程かいい映画なんです。キャサリン・ビグローの「ハート・ロッカー」や「

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【cinema】ネオン・デーモン

【cinema】ネオン・デーモン

2017年9本目。

観た後すぐのこの胸のざわつきをどう抑えたらいいか、まだわからない。見る前は、単にファッション界のモデルたち(オンナたち)の戦いで、そのイジメ、妬み、嫉みたるや壮絶、とにかく黒い部分が明るみになる作品としか思っていなかった。これは……それ以上だ。

黒いのに、眩しい。明るいのに、毒々しい。華やかな世界、なのにひたすらどす黒い部分を描いている。これを映画における「アート」と捉える

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【cinema】手紙は憶えている

【cinema】手紙は憶えている

11/10鑑賞。

認知症のユダヤ人の男性が、最後の力をふりしぼって、自分や自分の家族をアウシュヴィッツで残酷な目に遭わせたナチの残党に復讐する話、とは何となく映画を見る前から知っていたんですが、こんな壮絶なラストとは、思わなかった…。

ルディ・コランダー。それが、そのナチの残党が身分を偽って生きている名前。オットー・ヴァリッシュ、これがそやつの本名。この広いアメリカに4人、同姓同名が存在する。

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【cinema】エブリバディウォンツサム‼︎ 世界はボクらの手の中に

【cinema】エブリバディウォンツサム‼︎ 世界はボクらの手の中に

それを目当てに行ったけれど、こんなに「ザ・80年代讃歌」な映画とは思わなかった。私の親世代の方々は見たら懐かしくなるんだろうなと。いや、アメリカ人しか理解できんところも多々あったな。

そもそも、邦題は原題をカタカナそのままで表記してますが、映画館でチケット買う時、めちゃ恥ずかしい。もう何て発音していいかわからんくて、「Everybody wants some オネガイシマス」とか外国人が片言の日

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