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コンサルタントになった理由

今回はなぜ、大学を卒業して
コンサル会社に就職したかについてです!

もともとブラウンに入学した当時は
医者になろうと思ってました

健康に興味があり、
健康=医者
のイメージがあって
周りの友達も医者を目指してる人が多かったし
姉も医者志望だったので
(実際にドクターになった彼女はすごいと思います😂)
他にどんな職業があるか詳しくなかったのもあります。

でも、入学して一年ぐらい経ち

なんか違う

と思いました。

アメリカで医者になるためには
大学の医学部に入るのではなく、
メディカル・スクールという大学院に入るので、
大学4年+医大(大学院)4年+研修医(数年、専門による)で
かなり長い道のり
です。

勉強も大変でお金(医大の学費はかなり高いです)も
時間も掛かるので、
本当にやりたいことでなければ
医大には行くべきではない。
と思いました。

そこで、ブラウンのネットワークを使ったり
コロラドの医師に色々話しを聞いたり
実際にお仕事の見学に行ったりしてみて、
尊敬する職業ではあるけど
自分がやりたいことではないなと思いました。

でも、医療や健康については興味があり、
次に興味を持った職業が

歯医者

でした。

直で自分の仕事の成果(結果?)が見れるし、
子供のころから歯医者は嫌いではなかったので
家族に進路について話してるときに

「歯医者はどう?」

と言われ

「あ、いいかも」

と思いました。

アメリカで歯医者になるためには
医師と同じように、
大学を卒業した後
4年間歯科大(大学院)に通います。

そして歯科大を受けるために必要な試験(DAT)を取り
受かる確率を上げるために
研究室(ラボ)に入ったり
色々な専門の歯医者を見学しに行ったり
ボランティアしたり
必須科目(医大とだいたい同じ)を取り終えた
大学4年生の2学期(最後の学期)が始まる前に、

本当にこれがやりたいことなのかな?

と思い始めました。

見学に行って最初は面白いな、とは思ったけど
ワクワクはしなかったし
何よりもアメリカの歯医者は(日本はどうか知りませんが)
クリニックで働くか、アカデミアで働くか、研究をするか
どれか一つに絞られています。

もちろん、すべてやってる先生もいるかもしれませんが
医師と比べると患者も診て研究もしてと色々やってる歯科医は
私の周りにはいなくて、
色んなことを並行してやるのが好きな私には
飽きてしまううのでは?
と思いました。

会社に就職するなど、普通の職業だったら
そこまで悩まなかったのかもしれませんが
歯科医になるのにも
医大と同じでかなりの時間とお金を費やすので、
迷いがあるのだったらやめておくべきでは。。と思いました。

でも、もう試験も取ったし。。と色々悩んでるときに
学校内のバー (ブラウンには、ある寮の地下に
学生に大人気のバーがあります)へ行き、
そこで偶然
歯科医志望の友達と会いました。

彼女に進路を迷ってることを話したら
かなり酔っていたのか、

歯や
歯科医の仕事について
かなり

熱く

語り初め、

・・・あ、私違うわ。

と思いそこで歯科大に行くのをやめました😂笑

で、卒業間近にして歯科大に行くのをやめ、
焦って就活しようと思ったのですが
(アメリカでは就活する時期はけっこうバラバラ)
もともとずっと大学院に行くつもりだったので
何をやりたいかも分かりませんでした。

周りの友達は大学院に行ったり
金融だったりコンサル会社の内定を貰ってる人も多く、
コンサルも考えたのですが
コンサルの面接に必要なケーススタディを見たりして
やり方もまったく分からないし
当時ロジカルシンキングは苦手で
きっと合わないな、と思いました。

そこで煮詰まっていたところ、
母に

「別に大学卒業後コロラドに帰ってきて
お店(酒菜)で働いてもいいんだし、
卒業したら友達とも会えなくなるんだから
残り3カ月間楽しんだら?」

と言われ、
就活をやめて大学生活を
思いっきり楽しむことにしました。笑
(本当にありがたい。。)

ブラウンを卒業しコロラドに帰り、
学校のことが終わったので色々と考える時間ができ

営業はどうだろう、とか
ヘルスケア・マーケティングも面白そう!とか
秘書もいいかも、とか
色々思ったけど
結局自分の中で一番理想だったのが

医療・健康と日本に関わった仕事

でした。

でも、アメリカにある日本関係のお仕事は
通訳・翻訳の仕事だったり
会社で働くとなると
部長やディレクターレベルの役職や
すでに経験がある人を
リクルートしてたので、
社会経験がない私には
応募できるポジションがありませんでした。

なので、まずは医療系の会社に就職して
経験を積んだあとに日本が関わった仕事に
移るしかないかな、と思い
医療系の会社を色々と調べました。

そこで、ブラウンの
Internship & Jobウェブサイトに載せてあった
ヘルスケア・コンサルタントの求人募集に
「スペイン語、日本語、中国語等のバイリンガル希望」
と書いてあり、
興味を持ち
その会社で社員でLinkedInの共通の知り合いがある人に
連絡を取ってみました。

30分ほどお電話の時間をもらい、
向こうも私が日本語を話せると知ったら

「ちょうど日本語が話せる人を探してるの!」

と教えてくれて、

「出張で日本に行く機会もあるよ」

と言われ、
電話が終わった後すぐに履歴書を提出しました。笑

そして大学を卒業して一カ月強?ぐらいで内定が決まり
ボストンに引っ越し
コンサル会社に入社しました。

なので、私がコンサルに行ったのは
ただ単に
日本とヘルスケアに関わる仕事がしたくて、
運よくどちらとも満たした会社があり
入社することができたからです。

同時にNYの医療系会社も面接して
最終面接まで残ったのですが、
最後のケーススタディをスライドではなく
文章でまとめてしまったのと、
結局もう一人の候補者に決めたようで
そちらは落ちてしまいました。

NYの会社のほうは日本はまったく関係なかったので、
まあこれはボストンの会社に
入社しろと言うことだなと
前向きに捉えて
ボストンで働くことを決めました。

学生のときは
「絶対コンサルなんてやらない!」
(仕事内容が得意分野ではないのと、
他の友達みんなやってたから)と言ってて
子供のころは
「絶対に医者、歯医者にはならない!」
と言ってた時期もあったのに
ホント何があるか分からない😂

学生のときは進路についてかなり迷い、
コンサル会社を辞めた今となっては
悩んではないけど
まあ職種もフリーランスと言うこと以外
決まってもないので
色々考えるときはありますが、
結局すべて良いようになってるし
まったく違うことを試してみるのも
悪くないかなと思います。

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