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話題作! 『ラストナイト・イン・ソーホー』を見てきました。(ネタバレなし)

おはこんばんにちは。ぽんずです。
今回は、12/10に公開された「ラストナイト・イン・ソーホー」を早速見てきましたのでご紹介させて頂きたいと思います。

正月映画で最も注目されているといっても過言ではない本作。
面白過ぎました。思い出すだけで興奮しちゃってます。

今回もネタバレなしで、本作を楽しむポイントや豆知識を踏まえながら紹介していきたいと思います。是非、記事に目を通して頂いて、気になった方は劇場まで足を運んでいただけたらなと思います!

映画詳細

国:イギリス
年:2021
時間:116分
配給:パルコ、ユニバーサル映画
監督:エドガー・ライト
出演:トーマシン・マッケンジー、アニャ・テイラー=ジョイ、マット・スミス、ダイアナ・リグ、テレンス・スタンプ
ジャンル:ホラー/スリラー

あらすじ

ファッションデザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのデザイン学校に入学する。しかし同級生たちとの寮生活に馴染めず、ソーホー地区の片隅で一人暮らしを始めることに。新居のアパートで眠りに着くと、夢の中で60年代のソーホーにいた。そこで歌手を夢見る魅惑的なサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)に出会うと、身体も感覚も彼女とシンクロしていく。夢の中の体験が現実にも影響を与え、充実した毎日を送れるようになったエロイーズは、タイムリープを繰り返していく。だがある日、夢の中でサンディが殺されるところを目撃してしまう。その日を境に現実で謎の亡霊が現れ始め、徐々に精神を蝕まれるエロイーズ。そんな中、サンディを殺した殺人鬼が現代にも生きている可能性に気づき、エロイーズはたった一人で事件の真相を追いかけるのだが……。
果たして、殺人鬼は一体誰なのか?そして亡霊の目的とは-!?

監督・主要キャスト

ここで、監督と主演の2人を少し紹介します。

エドガー・ライト

1974年生まれの、イギリス出身の映画監督・脚本家。
代表作は、「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)、「ベイビードライバー」(2017)など。(2作とも超面白い。)
「イギリスのタランティーノ」と揶揄されるほど、映画オタクであり注目監督の1人です。

トーマシン・マッケンジー

2000年生まれのニュージーランド出身女優。
父親が映画監督、母親女優の芸能一家。一躍注目されたのは「ジョジョ・ラビット」(2019)で、最近だと「オールド」(2021)など。
これから数多くの有名作品に出演するであろう注目女優の1人、今のうちにインスタフォローすることで、古参アピールするべし。

アニャ・テイラー=ジョイ

1996年生まれのアメリカ出身の女優・モデル。
こちらも、注目女優の1人。「ウィッチ」(2015)で絶叫女優として注目集め、Netflixオリジナル「クイーンズ・ギャビット」(2020)では主人公を演じ大ヒット。名前やルックスも特徴的、一度見たら忘れない。こちら、インスタは800万人越えと古参アピールはもう無理か、、、

感想

「‘‘崩れ去る夢‘‘ 新感覚ホラーサスペンス」

待ちに待った作品、公開日にしっかり見てきました。
流石のエドガーライト監督。
期待値を軽く超えてきますし、よくこんな脚本書けますよね。
映画好きなら間違いなく必見映画です。

あらすじは先ほど述べた通り。
殺人犯は誰か、亡霊の目的は何かを、エロイーズがサンディの記憶を追体験していく形で物語が進んでいきます。いわゆるタイムリープですよね。

物語は「最高の音楽映画」と呼ばれる通り、華々しい音楽と共に60年代のロンドンが描かれていきます。見てるこちらも気持ちが高揚し、ウキウキでハッピーな感じですよ。
でも、ご存じの通り、本作のジャンルは‘‘サスペンス又はホラー‘‘。というか、サイコホラーみたいな感じ。徐々に華々しい世界の裏側、夢見る世界が崩れ去り、物語は思いもよらない方向に突き進んでい行きます。
この二面性こそが本作の肝だと思いました。

また、本作は「男尊女卑」「都会の闇(ショービジネスの闇)の2つがテーマとして色濃く反映されています。特に、男女格差という現代に通ずる社会問題を込めた点では、テーマ性のある良質な映画でもありました。
ただ、テーマだけに重かった。いわゆる胸糞を途中に感じたり、苦手な人もいるんじゃないかな。

そして、結構ホラーでした。
ジワジワというよりは、ビックリ系ですね。脅かすタイプの。
何となく「犬鳴村」(2019)を思い出すというか(笑)
サスペンス映画としても、予想を超えてくる着地をしてくださりました。ただ、ヒントであったり伏線であったり、映画の細部まで見ていると何となく真実が分かっていきます。勘の良い人なら途中で気づくでしょう。
R15作品なんで、振り切ったゴア描写は確かにありますが、個人的には心地よいぐらいでした。

以上に、したいと思います。
本作は、下手なこと言うとネタバレになりかねないので、あくまで抽象的に話を進めるように努めました。
次に、本作のちょっとした豆知識をいくつかご紹介。
知っているだけで周りにマウント取れるので是非一読を。

豆知識

①タイトルの由来について

本作のタイトルの基になっているのは、1968年にデイヴ・ディー・グループのヒット曲「Last Night in Soho」。そして、この曲を監督に提案したのが、巨匠クエンティン・タランティーノ。本作のエンドロールにこの曲は流れ、ダランティーノの名前もクレジットされている。

クエンティン・タランティーノ

②音楽について

本作は、60年代イギリスのヒット曲がいくつか使用されており、「最高の音楽映画」とも言われている。何となく、監督の前作「ベイビードライバー」と通ずるものを感じます。

恋のダウンタウン(1964) ペトゥラ・クラーク
パリのあやつり人形(1967) サンディ・ショウ
エロイーズ(1968) バリー・ライアン

劇中映画一部抜粋

③配役について

実は、当初の主人公(エロイーズ)はアニャが演じる予定だったそうです。だから何だよ!って思う方もいませんが、要は主役級の女優が肩を並べ出演している本作。見て損はないと思いますよ。

最後に

大枠だけを紹介させて頂きました。
映画の基本情報と抽象的な感想ぐらいの記事ですが、少しでも気になって映画館に足を運んでくれたら嬉しいです。。
あと、タイムリープ系ってトレンドなんですかね?最近多いように感じます。そして、トーマシン・マッケンジーが可愛すぎました。インスタフォローします。

以上です。


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