釣妻食堂

北と南の食と生活

釣妻食堂

北と南の食と生活

マガジン

  • 食の旅

    時々食の旅に出かけます。

  • 南国メシ

    釣り人の妻が魚以外の素材で作る南国お家ごはんのご紹介。

  • おいしい本

    私がこよなく愛する”食べ物”に関する、読んで、見て、おいしい本のご紹介。

  • おばぁ飯

    大正生まれ,100歳まで生きた祖母に育てられた私の食とおばちゃんのはなし。

  • 魚と人の物語

    釣りと魚と人のナチュラルストーリー

記事一覧

ミャンマーの発酵茶葉の作り方を学ぶ

ミャンマーの食 最近、またミャンマーごはんを食べに行ってきました。ミャンマーの食は、なんでしょう…不思議な懐かしさがありつつ、斬新な味付けで美味しいイメージで…

釣妻食堂
12時間前
10

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.3-女子旅編(日帰り)

やはり朝食はここ先月に引き続きお気に入りになったランパーンへ、今回は女友達3人で行ってきました。-タイ人•ミャンマー人•私- の車での旅。行きも帰りも話しが尽きま…

釣妻食堂
8日前
14

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.2-

好きが高じて職人 今回の旅では、何人かの職人さん達に会ってきました。 どの方もうん十年もその道に携わってきた方々。 私も以前、ヨーロッパでとある職人として働いてい…

釣妻食堂
3週間前
13

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.1

焼き物の街ランパーン 今週前半はカオパンサー直前でした。 カオパンサーとは、 この時期はタイの土地に根付いた生活を送っている国民にとって、ちょっとした区切りとな…

釣妻食堂
1か月前
14

いつでも料理に使えるタケノコの保存方法

タイのタケノコ料理 先週、私たちの友達夫婦に会いに行ってきました。 以前はこのご夫婦だけのお家に遊びに行ったことはあったのですが、今回郊外にあるご実家に引っ越…

釣妻食堂
1か月前
18

いつもスーツを着ているおじいさんのふんわりスポンジケーキ

昨日の夕方、私のパートナーが家に戻って来た時のこと。 片手に何かを持っていました。 「わ!お土産?」 とウキウキで尋ねると、 その手にあったスポンジケーキを差し出…

釣妻食堂
1か月前
41

美味しいガパオライスの色と香り

まずは育てるところから先日、また小さな食堂のシェフ-ギップさんにタイ料理を教わりました。 ↓前回、ギップさんに教えてもらったパッタイの話はこちら。 今回の一品は…

釣妻食堂
1か月前
39

大きな木の下でソーセージを売るおじいちゃんとおばあちゃんと、、鳥

川を挟んで2本の道路があります。 北に向かう道路と南に向かう道路です。 北に向かう道路の脇に大きな木があり、いつもその木の下でおじいちゃんとおばあちゃんがソーセー…

釣妻食堂
1か月前
109

一回まわってまた戻ってくるレシピ

昔、ただ趣味だったこと先日、書類関係の整理をしていたところ、いろいろと懐かしいものが出てきました。 まずは、私が19歳の時から書き溜めているレシピ集。 どれも一度…

釣妻食堂
2か月前
31

いつもの調味料:おすすめ

数年前から、いろいろな形で”料理に関すること”を人に提供するようになってから、どんな調味料を使っているのか聞かれることが多々あります。 私自身もタイ人の料理家さ…

釣妻食堂
2か月前
30

毎週食べたいミャンマー🇲🇲料理

先週に引き続き、今週もミャンマー料理を楽しんでいます。 今週はイギリス人の友人とミャンマー料理屋さんでランチをしてきました。彼女はあと数週間でイギリスに戻ってし…

釣妻食堂
2か月前
32

ミャンマーの発酵茶葉サラダ”ラペットゥ”の作り方を習う

ミャンマー料理に呼ばれる最近、ミャンマー料理に夢中です。私自身は2種類のミャンマー料理が作れますし、近くに美味しいミャンマー料理のお店ができて、そこでミャンマ…

釣妻食堂
3か月前
52

モン族のチキンスープ Vol.2

オーガニックな地鶏は早朝に前回の投稿の続きです。 モン族のお母さんに託されたモン族のハーブと自分で地鶏を買って 自宅でモン族のチキンスープを作ります。 今回の記…

釣妻食堂
3か月前
28

モン族のチキンスープ Vol.1

「モン族のごはんは美味しくない」 と教えてもらっていたけれど、やっぱりそれは信じがたくて、何度も何度も聞き方を変えて、こんなのはどう?こんな料理はある?などなど…

釣妻食堂
3か月前
37

気温40°+下の木陰

もうここ2週間ほど、毎日40度を超える暑さです。 大体、41~44度…。 「暑い..」と言ったとてどうにもならないのはわかっているのですが、 ついつい言ってしまうんですよ。…

釣妻食堂
4か月前
15

私が”美味しい”とかんじる理由

8年変わらない味先日、郊外にある食堂で、ギップさんに彼女のパッタイ作りを伝授してもらいました。 ”タイ料理”といえば必ず思い浮かべるメニューの一つがパッタイ。 …

釣妻食堂
4か月前
51

ミャンマーの発酵茶葉の作り方を学ぶ

ミャンマーの食 最近、またミャンマーごはんを食べに行ってきました。ミャンマーの食は、なんでしょう…不思議な懐かしさがありつつ、斬新な味付けで美味しいイメージです。マイルドなものもあれば、辛いものもあります。 先日、ランパーンへの日帰り旅行を一緒にしたミャンマー人のHさんに、日本のカレーをご馳走したところ、 今度はお返しにミャンマーのラペットゥに使う発酵茶葉の作り方を教えていただきました。 前回彼女にラペットゥの作り方を教わって、とってもとっても美味しかったので、今度

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.3-女子旅編(日帰り)

やはり朝食はここ先月に引き続きお気に入りになったランパーンへ、今回は女友達3人で行ってきました。-タイ人•ミャンマー人•私- の車での旅。行きも帰りも話しが尽きません。たくさん喋るのと肌の潤のために、ペットボトルのミネラルウォーター(一人1.5L)やコーヒーやおやつも欠かせません。やっぱり女の子の旅は何歳でも車がいいかな〜。 私が前回パートナーと行ったところや、気になっているけど行けなかった場所に行きたい!ということで、私がガイドです。 朝7時集合、7時半にチェンマイを出

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.2-

好きが高じて職人 今回の旅では、何人かの職人さん達に会ってきました。 どの方もうん十年もその道に携わってきた方々。 私も以前、ヨーロッパでとある職人として働いていました。 人々の生活がかわり、社会経済的事情から職人という立場での働き方がどんどん変わってきています。 あるところでは後継がいない問題があり、あるところでは後継人を育てる環境が保てないことに問題があったり…となかなか長く続けるのが難しい状況です。 そんな中、私は人生をかけて職人という仕事をしている方々を尊敬して

日帰りできるけれど泊まってのんびり満喫近場旅 -Vol.1

焼き物の街ランパーン 今週前半はカオパンサー直前でした。 カオパンサーとは、 この時期はタイの土地に根付いた生活を送っている国民にとって、ちょっとした区切りとなります。お寺ではいろいろと準備している様子も伺えますし、ちょっとだけですが日本の師走みたいな雰囲気も。 雨季になり、田んぼに水が入り、いつもはトロピカルな気候の土地ですが、突然のスコールや嵐のために屋内に入ることが多くなります。 私たちは毎年この時期にバイクで長距離の旅に出るのが好きです。 人々が”カオパンサー前

いつでも料理に使えるタケノコの保存方法

タイのタケノコ料理 先週、私たちの友達夫婦に会いに行ってきました。 以前はこのご夫婦だけのお家に遊びに行ったことはあったのですが、今回郊外にあるご実家に引っ越したとのことで、初めて遊びに行ってびっくりです。 とっても広大な土地を持つ農家さんでした。 久しぶりに会ったご夫婦と話は盛り上がり、あっというま数時間が経ってしまいました。 帰り際に私たちのために数分前に採ってきた筍、ラムヤイ/ロンガン、グリーンマンゴーをたくさんいただきました。 私たちも手土産を持って行ったの

いつもスーツを着ているおじいさんのふんわりスポンジケーキ

昨日の夕方、私のパートナーが家に戻って来た時のこと。 片手に何かを持っていました。 「わ!お土産?」 とウキウキで尋ねると、 その手にあったスポンジケーキを差し出してくれました。 手のひらより一回り大きいスポンジケーキで、上にこんがりと縁が焼けたココナッツの果肉がのっていました。 私のパートナーは普段は甘いものが苦手なのですが、 なぜかスポンジケーキとロールケーキには目がないのです。 夕食後にお楽しみのスポンジケーキを食べることにしました。 かなり大きいので、 まず

美味しいガパオライスの色と香り

まずは育てるところから先日、また小さな食堂のシェフ-ギップさんにタイ料理を教わりました。 ↓前回、ギップさんに教えてもらったパッタイの話はこちら。 今回の一品はパッガパオ。日本ではガパオライスと呼ばれているものです。 パッガパオは、日本語に直訳すると、”バジル炒め”。ガパオ=ホーリーバジルなので、お好みで豚肉、鶏肉などをバジルと一緒に炒めます。 今回、ギップさんには豚肉と鶏肉を使うそれぞれのパッガパオを教わりました。 まずは主役のバジルから。 バジルの花と葉っぱ部分

大きな木の下でソーセージを売るおじいちゃんとおばあちゃんと、、鳥

川を挟んで2本の道路があります。 北に向かう道路と南に向かう道路です。 北に向かう道路の脇に大きな木があり、いつもその木の下でおじいちゃんとおばあちゃんがソーセージを焼いて販売しています。 そのソーセージは、串に刺さっていて、お肉と発酵させたお米と春雨のぎっしり詰まったモッチモチでふんわりと酸味のあるソーセージ。皮がパリパリになるまで焼いて、アツアツのそのソーセージとキャベツと生姜と唐辛子と一緒に食べると美味しい伝統的なタイのソーセージです。 ある日のこと、おじいちゃん

一回まわってまた戻ってくるレシピ

昔、ただ趣味だったこと先日、書類関係の整理をしていたところ、いろいろと懐かしいものが出てきました。 まずは、私が19歳の時から書き溜めているレシピ集。 どれも一度は食べて美味しいと思ったレシピを、その作り手さんから伝授してもらったり、新聞や雑誌の切り抜きだったり、自分で作った時の写真を撮って、現像して貼り付け、記憶にも鮮やかに残っている私自身のレシピになっています。 気に入ったレシピは本当に何度も作り、ちょっとづつ変化してさらに美味しい形に成長しているので、いくつか同じ

いつもの調味料:おすすめ

数年前から、いろいろな形で”料理に関すること”を人に提供するようになってから、どんな調味料を使っているのか聞かれることが多々あります。 私自身もタイ人の料理家さんや料理教室で習ってきて、先生たちの意見も参考にしますが、作り手が料理をする上で何に重きを置くかで選ぶ調味料も変わってきます。 今日は、私がタイ料理(日本料理・西洋料理・中華料理も)でいつも使っている調味料のご紹介です。 まず、私が料理関係のことを提供するお相手ですが、 主にこんな方々です。 西洋食・文化にバッ

毎週食べたいミャンマー🇲🇲料理

先週に引き続き、今週もミャンマー料理を楽しんでいます。 今週はイギリス人の友人とミャンマー料理屋さんでランチをしてきました。彼女はあと数週間でイギリスに戻ってしまうので、一応サヨナラランチ的な意味合いで時間をとりました。 今回、二人とも麺が試してみたいということで、 私は別の友人に勧められたモヒンガを、友人は汁なし麺を注文しました。二人ともミャンマー料理をほとんど知らないので、全く想像できない味にドキドキ。先ずは私が味見をしました。モヒンガは、とても素朴なコクのある優しい

ミャンマーの発酵茶葉サラダ”ラペットゥ”の作り方を習う

ミャンマー料理に呼ばれる最近、ミャンマー料理に夢中です。私自身は2種類のミャンマー料理が作れますし、近くに美味しいミャンマー料理のお店ができて、そこでミャンマーのお茶やまだまだ知らない種類のミャンマー料理を食べることができます。来週は友人とそこでランチ予定で、今週はパートナーとそのミャンマー料理店に行ってとても美味しかったと感激していたら、なんと知り合いのミャンマー人の女性から彼女のラペットゥの作り方を教えてもらうことになりました! ミャンマーの発酵茶葉サラダ”ラペットゥ

モン族のチキンスープ Vol.2

オーガニックな地鶏は早朝に前回の投稿の続きです。 モン族のお母さんに託されたモン族のハーブと自分で地鶏を買って 自宅でモン族のチキンスープを作ります。 今回の記事は自然のグロテスクな写真や描写がありますので、 苦手な方はどうぞご遠慮ください。 ただ、それが私が体験した”生きる”ということなので、ここに体験記録として残そうと思いました。 まずは地鶏を手に入れること。 地鶏は普通のマーケットではなく地域の路上朝市で、その時来ていた小さい規模の農家さん(自宅の庭で育ったものを

モン族のチキンスープ Vol.1

「モン族のごはんは美味しくない」 と教えてもらっていたけれど、やっぱりそれは信じがたくて、何度も何度も聞き方を変えて、こんなのはどう?こんな料理はある?などなど聞き込んでいくと、あるじゃないですか!興味津々なお料理が。 そして「モン族の料理を教えてほしい」とお願いしたところ、 とうとう一品を教えてもらえることになりました! それは、生きている地鶏を使ったスープ、 モン族のトムガイサイサムンプライです。 どういった料理かというと、地鶏とモン族のハーブを煮込んだシンプルなチキ

気温40°+下の木陰

もうここ2週間ほど、毎日40度を超える暑さです。 大体、41~44度…。 「暑い..」と言ったとてどうにもならないのはわかっているのですが、 ついつい言ってしまうんですよ。 暑い。 今週末からチェンマイに滞在する友人からのメッセージは、 「今、チェンマイは沸騰しているらしいね!」 でした。まさに、です。 部屋の中にいても暑いし、蛇口をひねると出てくるのは水ではなく、お湯です。普通住宅の生活水タンクは通常地上にあるので、直射日光を受けて全ての水が”お湯に”なっています。

私が”美味しい”とかんじる理由

8年変わらない味先日、郊外にある食堂で、ギップさんに彼女のパッタイ作りを伝授してもらいました。 ”タイ料理”といえば必ず思い浮かべるメニューの一つがパッタイ。 米麺を使った焼きそばです。 8年ほど前に彼女のパッタイを食べて以来、このお店に来る時は必ずパッタイを注文してきました。一皿50バーツ。かなりボリュームもたっぷりです。 8年前から値段も量も変わりません。 パッタイはもちろん、街のどこでも食べられるタイのお料理で、まぁ、それなりにどこでも美味しいんですよ。 それぞ