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#小説

迷い子のマコ

深夜0時半 車で山道を登っていく 深い闇の向こう 銀色の雪が吹き荒び フロントガラスから見…

静馬
3年前
18

『あ、痛い。』ショートショート21

怪我をしているわけではないし、血が出ているわけでもない。 でも、痛い。それに、苦しい。 …

ふくふく
3年前
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30日間の革命 #革命編 114日

 坂本からの思いがけない言葉に、加賀は少し驚き、そして顔を赤らめた。  「そ、そんなこと…

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「藤井風」を天才にしないで。【ライブ録】

昨晩、私は天使を見た。神様あるいは仏様かもしれなかった。 何にせよ、「藤井風」が神様から…

つぎはぎ細工(2)

 思惑通りに事が運ばなかった私たちは、学校の近くにあるファーストフード店で話し合うことに…

春海
3年前
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【短編小説】恋愛観測・1ミリの勇気(2018/01/08執筆)。

その壁を破りたい。 僕は恋をしている。 同じクラスの双葉さんという 女の子。 彼女はいつも…

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自分がどう見られているかにとらわれず、相手が何を想っているかを想像することができる人になりたいな(キラキラ共和国)

小川糸著「キラキラ共和国」を読みました。 先日読んだ「ツバキ文具店」の続編で、鎌倉を舞台にした代書屋さんのお話です。 著者が主人公を通して描く、人を視る目が愛に溢れていて、優しい気持ちで読書ができます。 旦那さんは丁寧で思いやりがあり、娘のQPちゃんは周囲を明るく元気にします。ご近所のバーバラ婦人は何歳になってもイキイキと自分の人生を楽しんでいる姿が素敵です。そして、代書屋へ訪れる誰かに伝えたい想いがある人々で、その想いが感謝や愛情といったポジティブなモノだけでなく、怒

『星の子』今村夏子 読書録♯1

読書に親しむようになって15年ほど経つ。ただ漠然と読んで、読み終わったらすぐ次の本にという…

CaseD
3年前
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好きと崇拝

作品に猛烈に惹かれたものは、その作者やその環境がどうであれ「作品」しか興味がない。その人…

deco.
3年前
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【5つの物語】5. さきとディアン #1

ロンドンを昼前に発った飛行機はあっという間に暮れてきて、今は夜の中を飛んでいる。機内は照…

WE
4年前

“ゆたか“さって 自分通貨

noteの企画に乗っていくスタイル まるです。 キナリ企画に魅せられ ※キナリなの?キリナな…

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掌編小説025(お題:逆・逆・逆)

「訊きたいことがあるんだけどさ」 「うん」 「あれ、タイトルなんだっけ?」 「なにが」 …

佐々木麦
4年前
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私の時間管理方法

私の今年のテーマは『時間管理』です。 昨年はやろうとおもったことが選べず結局できないこと…

まさー
4年前
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message

 狭い部屋だった。  キッチンに風呂とトイレ、あとは、その部屋ひとつ。最小限の家具だけが置かれるに留まり、目に入るものは数えるほどもない。良く言えば清潔感のある、悪く言えば殺風景なこの空間で、一組の夫婦が暮らしていた。  朝がやってくると、二人は早くから起き、夫は仕事の支度をして、妻は食事の準備をした。早朝の忙しい時間は瞬く間に過ぎて、夫が朝食もそこそこに玄関の扉に手を掛けると、妻はいつも後ろから見送りの声をかけた。ただ、夫はほとんどそれに応えなかった。夫は無口で、口下手な人