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日々の中で感じたことを記事にしてます//趣味はピアノと読書//人生はカカオ72%チョコ…

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日々の中で感じたことを記事にしてます//趣味はピアノと読書//人生はカカオ72%チョコ以上、クリスピードーナツ以下の甘さ

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  • 写真を使ってくれてありがとう!

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  • 読書百編

    日々読んだ本の、まとめや感想を綴って行きます!

最近の記事

老人ホテル

著者原田ひ香さんを知ったのは「三千円の使い方」、お金の話は友人にはしずらいこともあるため、フィクションでも同年齢で同じような状況の話を読めるのは嬉しい。 調べてみると他にもお金のテーマで書いている作品を見つけて、それが「老人ホテル」だった。 あらすじ生活保護を受給する大家族で育った天使は、キャバ嬢時代に知り合った投資家の綾小路光子と再会する。訳あり老人たちが長逗留するビジネスホテルにひっそりと暮らす光子の指南で、極貧人生から抜け出そうと、生きるノウハウを学ぶことになるが…

    • パラレル同窓会

      藤子・F・不二雄ミュージアムに行った際に、企画展が「SF短編原画展」が開催されており、その中で一番気になった作品が「パラレル同窓会」。 気になりすぎて、気になりすぎて図書館でパラレル同窓会が収録されているSF短編集を見つけた時は興奮してしまった。 ミュージアムにて、藤子・F・不二雄は「アニメや漫画は大人になって読み返しても何か気づきがあるのでなければならない」と言っており、その言葉がすごく印象的だった。確かにドラえもんは大人が見ても感動できるし、色んな事に気づかせてくれる

      • 夢をかなえるゾウ3~ブラックガネーシャの教え~

        夢をかなえるゾウはいつ読んでも読みやすい。そして、最後は感動を持ってくるのでより良い。今回は備忘録として、ガネーシャの教えと、特に心に残ったものを記載しておく。 ・自分の持ち物で本当に必要なものだけを残し、必要のないものは捨てる 持ち物にも気持ちにも余裕がないと、新しいことを吸収したり気付けないのは本当だと思う。それに持ち物や部屋が汚いと、朝起きた時に心がどよ〜んとなってしまうのは否めない…仮に物が多かったとしても、その物に対して「ずっと欲しくてやっと手に入れた」「これって

        • 西洋菓子店 プティ・フール -千早茜-

          食を通して人との繋がりを表現されるのが特徴の千早茜さんの作品。以前は『さんかく』というご飯系の食が出てくる本を読みましたが、今回はフランスケーキなどがたくさん出てくる『西洋菓子店 プティ・フール』を読みました。 また、この作品は直木賞(中堅やベテラン作家による短編~長編の大衆小説に与えられます)を受賞しているとのことで、ずっと読みたかった作品です。 あらすじ Groseille(グロゼイユ) グロゼイユ、和名では”赤すぐり”と呼ぶようです。グリ科スグリ属の低木になる果

        老人ホテル

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          お探し物は図書館まで

          2021年の本屋大賞で2位を獲得した「青山美智子」さんの本。 これから仕事どうしようかな、そう考えていた時に出会った。 何度読んでも、状況によってグッとくる章が違うし、そして何度読んでも感動できるのいい。 朋香 二十一歳 婦人服販売員 少し働くことが慣れてきた社会人。「仕事をする目的」「自分には何ができるか」という点に悩んでいる。 また、仕事で東京に上京し、地元の友人からは「東京で働くなんて凄いね!」なんて言われ最初はいい心持ちだったが、段々と「特に何か成し遂げている訳

          お探し物は図書館まで

          「喜嶋先生の静かな世界」

          初めて「森博嗣」さんの作品を読んだ。 ミステリーを主に執筆されているようだが、たまたまBookOffで自伝的小説を見つけたので、表題の作品から入門することにした。 (そもそもだが、著者がどういう考えや価値観を持っているか、どのような経験をしてきてたのが、凄く気になるタイプなので、この作品はドンピシャだったと思う。) タイトルにもある通り、「喜嶋先生」が自分の強い信念を持って生きている姿がかっこよかった。知る人ぞ知る偉人。頂上にたどり着いた人だけが理解できる、その人の本質。か

          「喜嶋先生の静かな世界」

          赤と青のエスキース

          初めて青山美智子さんの本に出会ったのは『木曜日にはココアを』という本。読んだ後にふっと心が軽くなって温かくなる。今回の『赤と青のエスキース』は、本屋対象でずっと注目されていたため、気になっていた本。1人旅のお供で読了した。 本の中で気になった言葉を書き留めていきます。 ■金魚とカワセミ 昔を思い返して余韻に浸るのはいい。でも、昔に囚われるのはよくない。『あの頃の私がいるから、今の私がいる』そう思えるように、日々を生きていきたい。何も変わらない毎日かもしれないけど、美味し

          赤と青のエスキース

          自転しながら公転する

          「結婚、仕事、親の介護、全部やらなきゃダメですか?」この言葉に共感して手に取った一冊。24歳のときに、親の介護のためにキャリアを考えた自分。考えに考え、自分なりの道をつくってはきたものの、この小説の主人公はどういう答えを出したの気になった。 結局は正しい答えなんてないけれど、大事なのは周りの環境に振り回されながらも、自分で考えることをやめないことだと思った。 また、どんな状況でも自分の幸せを追い求めても良い、ただ幸せばかり追いすぎるのも逆に不幸。だからこそこの言葉がスッと

          自転しながら公転する

          木曜日にはココアを

          仕事に疲れていたので、何か心が温まる本が読みたいと思い手に取った一冊。 ■のびゆくわれら ”これがしたい”だけではなく、”こういう人と一緒にいたい””こういう雰囲気に触れたい”それで自分の居場所(仕事)を探していくのもありだと思わせてくれる言葉だった。 ■半世紀ロマンス 脳ある鷹は爪を隠すではないけれど、私が理想とする人間像ってこういう人のことを言うだと。 ■ラルフさんの一番良き日 ただ”これだ”と感じた。「自分が感じること」で仕事を動かしたい、そう思った。

          木曜日にはココアを

          【三日間の幸福】悲惨な三十年よりも、有意義な三十日間よりも、価値のある三日間

          以前まで、KADOKAWAがやっていた本のサブスク「ブックラブ」に入っていたが、サービスリニューアルのため一時休止とのことで、新しい本のサブスクを探していた。 そんな中、「Chapters」という新しい本のサブスクを見つけ即座に入会。 毎月、女心をくすぐる素敵な包装で届き、届くまで本の内容はわからない。 今月は「三日間の幸福」という小説が届いた。 はまりにはまって、1.5日で読み終えた。 主人公が自分の人生の半分を売り(しかも1年を1万円で)、寿命が残り3ヶ月になった事か

          【三日間の幸福】悲惨な三十年よりも、有意義な三十日間よりも、価値のある三日間

          【なぜサブマリンは、サブマリンなのか?】読み終えた後にそう感じた作品。 現代の生活の中で誰しもが抱く衝動や欲動。それは潜水艦(サブマリン)のように表面に表れず、静かに心の奥底で動いている。人によっては、その衝動や欲動が水面へと表れる・・・あぁ深い。潜水艦ぐらい深すぎる伊坂幸太郎。

          【なぜサブマリンは、サブマリンなのか?】読み終えた後にそう感じた作品。 現代の生活の中で誰しもが抱く衝動や欲動。それは潜水艦(サブマリン)のように表面に表れず、静かに心の奥底で動いている。人によっては、その衝動や欲動が水面へと表れる・・・あぁ深い。潜水艦ぐらい深すぎる伊坂幸太郎。

          【江戸川乱歩:芋虫】読むのにマラソン並の体力使います。

          【江戸川乱歩:芋虫】読むのにマラソン並の体力使います。

          【原田マハ】今日が私の、独立記念日

          人生における、貴方の独立記念日はいつですか? 原田マハさんが書いた『独立記念日』は、そんな事を投げかけてくれるような本だった。友達とオンライン読書会を開いたときに、参加者の1人が紹介してくれた本。今回は、この本を読んで感じた「独立」について記そうと思う。 *概要原田マハさんを読むのは、初めてだった。基本的にアート系の本を書くことで有名のようだ。今回読んだ『独立記念日』は、短編集が詰まったエッセイとなっていた。 収録されている短編全て、女性が主人公である。前の短編に出てき

          【原田マハ】今日が私の、独立記念日

          江戸川乱歩 〜押絵と旅する男/疑惑〜

          読書が大好きだった祖父の本棚を、ガサゴソと漁っていたところ『江戸川乱歩』の本を見つけた。どちらかといえば、小説というより戦国時代の武将の伝記を、よく読んでいるイメージだったため、少し驚いた。 先日、誰もがご存知の『Youtube大学』で、ちょうど江戸川乱歩の「屋根裏の散歩者」を観て、読みたいと思っていたため、かなり心踊った。 ただ、祖父が持っていたその小説に「屋根裏の散歩者」が載っているとは思わなかったが、まさかのまさかだった。その時、私の読書好きはきっと祖父から遺伝して

          江戸川乱歩 〜押絵と旅する男/疑惑〜

          大文豪『三島由紀夫』が読んだ本

          誰もが惹きつけられる文章を書く『三島由紀夫』。彼が書いた作品の1つである『不道徳教育講座』の中に出てくる、三島由紀夫が読んだ小説を、今回はまとめてみようと思います。 まとめる前に、そもそも私が、三島由紀夫を読むきっかけを少し綴ろうと思います。 ****** 私は昔から読書が大好きで、小学生の頃は暇さえあれば、近くの図書館に足を運んでいました。当時は日本小説というよりも、海外作家のSF小説が大好きでした。 そんな中、月日は流れ高校生になった時、私は運命の出会いがありまし

          大文豪『三島由紀夫』が読んだ本

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          近未来における人間の在り方〜未来と美術展〜

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