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#散文詩
恋と性、死の匂いがする
ひとり遊びが1人じゃなくなった。電話越しにきみの喘ぎ声が聞こえるからだ。いつもは真剣な眼差しのきみが絶頂に達したとき目付きが変わりとろんとする。きみの眼球を舐めたい。
賞味期限切れ少女、アイスを舐めながら頬張る。上目遣いで君を見ながら、きみのアソコが大きくなるのを観察してか私は満足した。彼との情事は退屈だった。彼は自分が気持ち良くなることしか考えていないから、独りよがりのオナニーに付き合わされて
十字架を切って祈ってる
真っ白い壁が四つの側面に高く聳える教会で僕は祈っている。
妹の病気が治るように、家族の貧乏が少しでもマシになるように。
十字を切った窓の外には日焼けしたみたいな鳩が何匹もいる。長老みたいなお爺さんが餌をやるから。オリーブと鳩は平和の象徴って言うけど嘘だ。ただの植木と飢餓な鳥獣だ。
高い天井に鐘の音がどーんと何度も響いて、なんだかここは天国みたいだなぁなんて思う。見えないけど天使が飛んで
シュワシュワ炭酸水の
茹だる暑い日に焦がれたアスファルトの上を闊歩します。途中目に入った赤い自動販売機で涼しそうな炭酸水の下のボタンを押し、ゴトンとする音が鳴ったら下の受け取りボックスに転がってきます。キャップを回すとシュッと涼しい音が鳴る。シュワシュワした液体を喉越しゴクゴク流し込むと、お腹に冷たい液体が流れて気持ち良いです。
炭酸が強いからか辛くて目が染みて、涙がぽろぽろ出ます。潤んだ瞳が映す世界は蜃気楼のよ