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幽玄への入り口

2024年となりました。

今年も、ひとつひとつ亀の歩みで、
能楽を知り探求していこうと思います。

さて、
「ワールドイズダンシング」を全巻読み終えました。
当時は戦(いくさ)もあれば火事もあればで、当然今とは色々違うもので、そんな中で能楽を観覧してどのような気持ちを得ていたのかは、想定できるわきゃないんですが、ひとつ思うのであれば、チルアウト、チルってるという言語が最近聞かれますが、これに近いような受け入れ方があったのかなって思ったりしました。芸能観賞を通じて不安を鎮静化させる、また気分を高揚させる等、語彙力が乏しくて言葉選びが難しいのですが、んな感じでしょうか。
現代もある意味カオスですが、当時もある意味カオスだったと思います、そんな中で、自分が堂におじゃまパジャマする際の感覚で言うならば、無に入って無に出ていくような、けれども無じゃないような・・・

あ、いけない、私自身が混沌としてしまいました。

さて、
漫画の中に出てくる野外舞台の感じを観てみたくなり・・・

去年の話ですが、京都に行ってきました。
ていうか、別の大事(おおごと)があり、そのついでもありましてね。

思いついたら行動のひと
なので・・・夜です
ぬこ・・↑

元日、ネットサーフィンいやブラウジングしていたら、謡曲十五徳というものを知りました。新年初美月の出番です、聞いてみました。

細川幽斎による「謡曲十五徳」は、能楽における精神性や芸術性を説明するために書かれた文書です。細川幽斎(細川忠興)は、江戸時代初期の武将であり、文化人としても知られています。彼は茶道、連歌、狂言、能楽など、多くの芸術に深い関心を持ち、その中で能楽に特に情熱を注ぎました。

「謡曲十五徳」の主要な内容は以下の通りです:

十五徳の概念: 細川幽斎はこの文書で、能楽の修行や実践における「十五徳」という概念を提唱しました。これらの徳は、能楽を理解し、実践するうえでの心得や心構えを示しています。

能楽の精神的価値: 彼は能楽を単なる芸術形式以上のものと捉えており、「謡曲十五徳」では能楽の精神的、哲学的な価値を強調しています。これには、演者の内面的な成長や、観客への深い感動を引き起こす能力が含まれます。

能楽の修練の重要性: 能楽の修練は、単に技術的な習得を超え、自己鍛錬と精神的成熟の過程として捉えられています。「謡曲十五徳」では、このような修練の過程を通じて得られる内面的な豊かさや深い洞察が説かれています。

能楽の普遍性と永続性: 幽斎は能楽の普遍性と永続性を強調しており、時間や文化を超えて人々に影響を与える芸術形式と見なしています。

「謡曲十五徳」は、能楽の理解を深めるための重要な文献として、現在も能楽愛好家や研究者に参照されています。この文書は、能楽の持つ深い精神性と芸術性を知るうえで貴重な資料であり、日本の伝統文化の理解にも寄与しています。

引用 ChatGPT

内容的には、

1. 不行知名所   行かずして名所を知る
2. 不思登座上   思わずして座上に登る
3. 不馴近武芸   馴れずして武芸に近ずく
4. 在旅得知音   旅に在りて知音を得る
5. 不軍識戦場   軍せずして戦場を知る
6. 不習識歌道   習わずして歌道を識る
7. 不望交高位   望まずして高位と交る
8. 不詠望花月   詠めずして花月を望む
9. 不老知古事   老いずして古事を知る
10. 無友慰閑居   友なくして閑居を慰む
11. 不触知仏道   触れずして仏道を知る
12. 不恋思美人   恋せずして美人を思う
13. 不祈得神徳   祈らずして神徳を得る
14. 無薬散鬱気   薬なくして鬱気を散ず
15. 不厳嗜形美   厳ならずして形美を嗜む

引用 ChatGPT

こういった名言に出会えると本当嬉しいものです。

この徳言をじっくり理解したあとに、「ワールドイズダンシング」を読むと、シナプスの通りが良くなった感がします。運を良くするみたいな本や文言が出回る時期ですが、自分的には、このセットお勧めです。

最近の音楽について、「間」について退屈だと感じたり、逸る気持ちで次をクリックし、一曲をじっくり聞けない人が多いらしいです。「不変の間」というのが能楽には存在しています、ここについては想像で楽しむものとよく聞きますが・・・それがわからんくてって(悩)ずっと思っていたのですが、先の「謡曲十五徳」+「ワールドイズダンシング」のセットは、そんな自分の想像の手掛かりとして良いもの得たと実感しています。

さて近所に、流行りに呑まれず、それこそHPも無きゃSNSなんじゃそりゃ知らんって感じの某ラーメン屋があります。自分も物心つく前から親に連れていかれ、食べ残しは一度もなく、その味に親しみ今も変わらずの店が在ります。おそらくですが、初代から数えて5組の夫婦が住み込みで入ってきてるかな、味の引継ぎに関して、夫妻での住み込みでの形式でしょうか、新しい男子の作り手が入ったなと思うと必ず女子の補助の方もいらっしゃって、初代はまだお元気で、時折新人夫婦が見習いの日に、隅のカウンターに座って餃子を包んでいる姿を観ます。決まりだかしきたりだか、あるのでしょうね、そんな中で能面顔とでもいうのか、一番不愛想な方が作るラーメンが一番おいしいです。
そんな最中、昨今の変革によってその界隈も新たに整備されていく中で、向かい対面に、俺の人生ラーメンに救われた的な、こういうの何系とかあるんでしょうかね、FCよろしく的な店が出来まして、先のラーメン屋には見られない客層で溢れていました。スープの最後の一滴まで飲み干して、あぁ食った・・という感じでラー活するのですが、後の店についてはチャーハンも残し、スープも飲みきれなかったです。ということで次回はないということで、今まで通りの某ラーメン屋に通う自分がいます。

好き嫌い?

いや、味わい方?

何でしょうか、

何でしょうか?

何でしょうか。


見出画像はChatGPTにより生成されたものです。
能楽の解釈には多様性がありますので、1つの見方として参考になれば幸いです。





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