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#組織

マネーフォワードのバックオフィス向けSaaS事業はどのように成長してきたのか?カンパニーCOO竹田×CSO山田対談<後編>

マネーフォワードのバックオフィス向けSaaS事業が、創業時からこれまでにどのような変遷を辿ってきたのか、また、これからどのような方向に向かっていくのか、マネーフォワードビジネスカンパニー(MFBC)COO竹田とCSO山田のインタビューを実施しました。 前編では、2013年のサービス提供開始から2022年までの歩みを、時系列で振り返りました。 後編では、マネーフォワードビジネスカンパニー(MFBC)の組織の強さについて、MFBCコミュニケーションデザイン室の塩原が聞いていき

へこたれない凡人集団は、どう組織をフレキシブルなものに変えるのか?

あれこれ気になって手をつけるけど、 特別秀でた才能なんてないし、 世界をこうしたいとか、強烈な野望なんてのもない。 あるのは、 とりあえずやってみようの精神と 決めたところまではやり抜く力くらい 「凡人」 それが自分にふさわしい呼び名だ というのは、偽らざる僕の僕自身に対する評価です。 ずいぶん悲観的と思われるでしょうか。 そう思ってしまうのは、あなたが「器用貧乏」と揶揄されたりしたことがあるからかもしれません。 僕自身は、この特性に誇りを持っています。 「起業

メンバーズが採用規模を急拡大させている理由と戦略を解き明かす|メンバーズのIR note

採用規模の急拡大・2022年3月期時点で9期連続の増収増益を達成しているメンバーズの採用・育成戦略を紐解きます。 こんにちは。株式会社メンバーズです。 先日、2023年度3月期 第1四半期の決算発表を行いました。 2022年4月に484名もの新卒社員が入社し、社員数は2,300名を超えました。それに伴って人件費が増加したこと等により、第1四半期時点では営業赤字となりましたが、これは例年の傾向と大きな違いはありません。 今回の記事では、なぜ当社が新卒社員を中心に採用・育成

「スタートアップだからこそ取り組みたいブランド経営」イベントレポート

mentoは、シード期にビジョン策定やシリーズAにおけるブランドコンセプトの設定を行うなど、初期からブランドドリブンな経営を思考しています。本イベントでは、株式会社グッドパッチでBX(ブランド・エクスペリエンス)デザイナーとして活躍、現在は株式会社Mutureで執行役員を務める米永さんをお迎えしながら、事業成長の観点からブランドやデザインの可能性を語りました。 なぜ資金調達のタイミングでブランディングを実施したのかーーー今回mentoは資金調達のタイミングでコーポレートのブ

カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 前編

会社組織を運営していく上で企業文化の重要性は多くの経営者が理解している事かと思います。僕ももちろん起業前から企業文化が一番の差別化ポイントになると理解し、会社運営をしておりました。 創業期から毎日の朝礼、朝礼ではLTと英語でのカンバセーション、毎週月曜日のプロジェクトレビュー、オープンでフラットなコミュニケーション、グローバルコミュニケーション、チームでデザインする、デザインに対してのディスカッションなど、多くのカルチャー醸成のために多くの取り組みを行ってきました。 しか

シリーズAに向かうシード・スタートアップが、組織トラブルを回避するために意識すべき3つのポイント

組織づくり。前職(サイバーエージェント)時代から通算すると、これまで100社を超えるスタートアップに伴走してきましたが、シリアルアントレプレナーを除き、大半の起業家にとってはじめての経験であり、いかに能力が高い起業家であっても失敗することが多いのが組織づくりです。 組織づくりは資本政策と同じで、一度間違った方向性に進めてしまうと軌道修正が難しいだけではなく、起業家に対して精神的・肉体的に極めて大きな負荷を与えることとなり、場合によっては会社清算に追い込まれることさえあります

#302【会社は大きくすればよいものではない?】

このコラムを読んでくれている、 現在、すでに経営者の人で 「社長になってよかった!」 と思うことはありますか? あるとするならば、 もしかすると、 「 時間やお金を自由に使える 」 「 会社に拘束されない自由さ 」 「 たくさんの所得がある 」 「 客観的な社会的地位の高さ 」 などが挙げられるかも知れません。 その反面、 「 責任が重くのしかかる 」 「 会社をつぶしたときの債務 」 「 人やお金を管理する義務 」 などのデメリットも 当然のことながら生じます

【シード・スタートアップ】強い組織創りのコトハジメ

強い組織の構築は一日してならず。 事業とはヒトが創るものであり、それゆえに、如何にヒトを束ね、各人に個性を発揮してもらいながら、組織としてのアウトプットを最大化させていくかという命題は、経営者が最も頭を使うものであり、関連する施策の成否は事業成長にダイレクトに影響します。 組織創りの遅れは事業成長のボトルネックとなり、組織創りの失敗は事業の崩壊と経営チームへの特大のメンタルコストを伴います。事業成長を加速し続けることが可能な強い組織を構築、維持、強化していく営みは、経営を

過去の成長企業に学んで、組織拡大に向けて自社の最適解を探し続ける

エンジニア採用と組織支援が得意なFindyで社長室の室長をしている河島と申します。 組織イシューに向き合い、採用に向き合い、試行錯誤しながら、組織全体を強くする攻めのコーポレートを担当しています。 現在、Findyは採用と組織開発に全社で注力しております。 皆様の頑張りのおかげで、前年と比較して売上は継続的に大幅成長。従業員も2021/9/1現在、パート・アルバイトの方含めた社員数は、80名を超えています。 組織を強くしていくため、また、想定されるリスクに備えるため、ス

評価制度導入を成功させる5つのポイント

最近、評価制度導入に関する相談が増えてきました。 そこで、評価制度導入を成功させる5つのポイントについてお伝えをさせていただきます。 あなたの会社にも評価制度が存在すると思います。 えっ!まさか存在していないという会社がありましたらそれは危険信号です。 戦略と予算とキャッシュフロー、そしてこの評価制度は成果を上げる4点セットですから。 まずは、いつまでに何をどうやるのかという戦略を決定し、その戦略に対して、いつどれくらいの売上が上がり、どれくらいのコストがかかり、ど

強い言葉で行動指針をつくり、模倣困難なカルチャーづくりに投資する

※本記事は、2018年3月に書かれた↓の記事のリライトになります こんにちは!ランサーズの曽根(@hsonetty)です。「経営・組織」編の第2回になります。 前回のミッション・ビジョンに続く「経営・組織」編の第2回のテーマは、Way=行動指針と企業文化=Cultureになります。「ん?WayとCulture?」と思った方。正しい反応です。ミッション・ビジョンと同様、似て非なるコンセプトです。今回もぜひお付き合いを! 1. Way=個人の行動指針、Culture=組織の

パーパス経営_パーパス主導の会社に変わる方法 ハーバードビジネスレビューより

HBR勉強会では、ビジネス誌”ハーバードビジネスレビュー”の特集を取り上げて、毎月勉強会を開催しています。2022年6月号は 「 パーパス経営」というテーマでした。特集の中の「 アジャイルな働き方でパーパス型組織に転換する」という論文を取り上げて、レポートしていきます。 論文によると、多くの企業は、退職者の増加や環境破壊に対処するためにはパーパス主導型組織になることが重要だと理解してはいるものの、実際にパーパス主導型組織になるための、具体的な方法がわからないのだそうです。論

#262【地元のコミュニティを大切にしよう】

皆さんは、 地元での組織や コミュニティには 何かしら参加していると思います。 町内会や商店街 商工会議所や青年会議所 仕事での団体や組合など。 あるいは、 ゴルフや各種スポーツ、 その他趣味のグループなど さまざまですよね。 ここ数年は、 コロナの影響で、 会合や懇親会などの リアルでの集まりが 一気に少なくなってましたが、 ここ最近は、 少しずつ復活してきています。 (コロナ第7波もきていますが) 会議や打ち合わせについては、 zoom等のオンラインが 相当普及

人はだれしも、「○○」がある方向へ行動します。

利益の思考法 「ついていきたい」と思われたい。その感情こそが、諸悪の根源です。人は、「メリットを感じたときに」利益についていくものです。 「いい人なんだけど、この人についていっても成長できなさそうだな…」 そう思われてしまうと、途端に部下たちは離れていきます。 あなたの周りの上司にも、いい人だけど…そんな上司がいるのではないでしょうか。 リーダーがすべきことは、部下達を「組織の利益」に向かわせることです。 大きなマンモスの肉が「組織の利益」であることを認識させ、そこ