Naofumi Tsuchiya / Goodpatch

Founder, CEO of Goodpatch Inc. 東京・渋谷にオフィスが…

Naofumi Tsuchiya / Goodpatch

Founder, CEO of Goodpatch Inc. 東京・渋谷にオフィスがあるデザインカンパニーの社長です。 Goodpatchのpは小文字です。2020年6月、デザイン会社として初の東証マザーズ(現グロース)に上場。

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青い想いを忘れない。意志が繋いだグッドパッチ上場ストーリー

2020年6月30日 株式会社グッドパッチは東証マザーズに上場いたしました。 証券コードは7351。"波来い!"で覚えてください。 多くの皆様の支えのお陰でここまで来ることができました。後ほどまた感謝の言葉を述べますが、応援してくださった皆様、本当に有難うございます。 2011年9月にGoodpatchを立ち上げた時には全く想像もしていなかった未来を僕は過ごしています。 これまで上場に関してはあまり表立って話をしてこなかったので、上場までのストーリーを少しお話したいと

    • 経営に入り込むデザインリーダーになるための示唆を与えるかもしれないnote

      2023年も残りわずか、今年も毎年恒例のGoodpatch Design Advent Calendar2023の最終日を担当しておりますグッドパッチ土屋です。(これで毎年クリスマスが嫌になっております) 今年は僕がこの1年の中でかなりのリソースを割いてお手伝いしたDesign Leader Impact Award(以下DLIA)にちなんだ話を書きたいと思います。 「経営にデザインが足りない」という業界の課題に対してNewsPicksとGoodpatchの共催で日本の創

      • 経営者も顧客視点を忘れないためのクライアントインタビューのすゝめ

        毎年恒例のGoodpatch Design Advent Calendar2022の最終日を担当しておりますグッドパッチ土屋です。 今年は僕がグッドパッチの経営者として行っている重要な仕事の一つである「CEOのクライアントインタビュー」について書こうと思います。 グッドパッチのメイン事業であるデザインパートナー事業は、これまで数多くの企業をご支援させていただき、UIデザインから始まった提供価値は、オフライン・オンライン体験を接続するプロダクト開発、事業構想から新規事業立ち

        • 未来を切り拓くデザイナーに求められるアントレプレナーシップとは

          毎年この時期になるとアドベントカレンダーでクリスマスがほぼ徹夜になるグッドパッチ土屋です。 今年も色んな事があったのでアドベントカレンダー最終日で何を書こうかと迷いましたが、今日は私がグッドパッチを始めてから大切にしている「アントレプレナーシップ(起業家精神)」について書いていこうと思います。 グッドパッチでは入社時にオンボーディングの社長研修があるのですが、その中でも必ず触れられるのがアントレプレナーシップ(起業家精神)です。 今年は社内でデザイナーを事業家に育成する

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        青い想いを忘れない。意志が繋いだグッドパッチ上場ストーリー

          グッドパッチ10周年プロジェクトと起業して10年を振り返る

          グッドパッチは2021年9月1日で創業10年が経ちました。 10年前にグッドパッチを起業したときにはまさか自分が10年間も会社を経営し続けられるなんて思っていませんでしたが、なんとか沢山の幸運と多くの人に支えられながら10年続けることができました。 今日はこの半年社内で進めていた10周年プロジェクトと起業して10年を少し振り返りブログとして残しておこうと思います。(すいません、やっぱり書いてたら長くなりましたw) メンバーを巻き込んだ10周年の群青プロジェクト 今回の1

          グッドパッチ10周年プロジェクトと起業して10年を振り返る

          グッドパッチ上場して1年の7つの変化

          今日、6月30日は昨年グッドパッチが東証マザーズに上場した日です。 上場して、ちょうど1年が経ったということで、この1年で感じた変化を簡単にnoteに書いてみようと思います。 あくまでグッドパッチの事例かつ僕の感じ方でN=1の声なので、参考程度に思っておいてください。 ちなみに一言で言うと「上場の道を選んで良かった」と思えるような非常に充実した1年でした。 💙 1.認知度は期待値以上に向上上場による認知というのは当然多くの会社が期待するところ。当然グッドパッチもこの1

          グッドパッチ上場して1年の7つの変化

          Goodpatchの成長に結びついた一見すると非合理な8の戦略

          世の中の成功企業の中には、一見すると常人には理解できない非合理な選択を取ったにも関わらず成功を勝ち取り世界的な企業に成長する事例が沢山あります。 今年デザイン会社として初の上場を果たしたGoodpatchも、僕が2011年に創業してからこれまで、多くの人からすると一見非合理な選択を繰り返して来ています。そして、その非合理な選択が結果的に成長に結びついていると言っても過言ではありません。 今日は僕がGoodpatchを創業してからどんな非合理的な選択をしてきたのか、なぜそん

          Goodpatchの成長に結びついた一見すると非合理な8の戦略

          世界を前進させる挑戦者へ送る。Goodpatchのブランドムービーに込めた想い。

          Design to empower all challengers  本日10月1日にGoodpatchとして初めてのブランドムービーを公開しました。不確実な時代に強い意志を持ちながら社会課題に挑戦する挑戦者たちをデザインでエンパワーし続けたいという想いを動画にしました。今日はそのムービーの背景を書き記しておこうと思います。 未曾有の事態に変化が求められる時代この2020年という年は世界中の多くの人々にとって忘れることのできない年になりました。 全世界で3000万人もの

          世界を前進させる挑戦者へ送る。Goodpatchのブランドムービーに込めた想い。

          Goodpatchの新プロダクトStrapに秘められた苦悩の3年間のストーリー

          先週、Goodpatchから久しぶりの新プロダクトStrapのβ版登録開始がリリースされました。 LPのキャッチにある通り「リモートコラボレーションの可能性を広げるクラウドワークスペース」で、このコロナでリモートワークが広がっている中でリリースのタイミングが重なり、発表後5営業日で1800件を越えるβ版申し込みの登録があり、多くの反響をいただけました。 1年以上前から開発しており、タイミングに関してはただのラッキーなのですが、このStrapというプロダクトのリリースまでは

          Goodpatchの新プロダクトStrapに秘められた苦悩の3年間のストーリー

          高校時代の思い出

          今日は少し昔の話をしたいと思う。 もう20年近く前になる高校時代の話だ。 ちなみに俺の通っていた長野県立野沢北高校は普通の公立高校なのだが、卒業生にLINEの出澤社長、ファンコミュニケーションズの柳澤社長、「君の名は」の新海誠監督、宇宙飛行士の油井亀美也さんなど経営者と有名人をなぜか輩出している。何か特別な事をやっている高校ではなく、ただの普通の高校だ。有名人が生まれているのは本当に謎。 俺は中学まで野球をやっていて、タッチとH2の影響で本気で甲子園を目指していた野球少

          高校時代の思い出

          2019年を振り返る。 崩壊の先。

          2019年が終わる。 25日に徹夜で渾身のブログ記事も書いたし、もう今年はブログを書くつもりはなかったんだけど、2019年という年はやはり自分的に思い入れの深い年だったので、この2019年という年に感じたことを記録として書いておきたいと思う。5000文字を超えるポエムなのであしからず。 起業して今年で丸8年が経ったが、こんなに心的なストレスが掛からない年末は実は初めてかもしれない。心的ストレスとは、そのほとんどは人と組織のことだ。この8年間で経営で言う「ヒト・モノ・カネ」

          2019年を振り返る。 崩壊の先。

          Whyとは何か?を言語化してみる

          Whyとは一体何なのか 🧐近年、多くの会社で聞かれるようになった「Why」の重要性。 Goodpatchも例に漏れず、会社のカルチャーの根底に「Why」があります。 今となってはWhyって大事だよねーと抽象的概念で重要性が伝わりますが、実はWhyとは何かという言語化はあまりされてないことが多いと思っています。 今日はそんなWhyを少しだけ深掘って自分なりに言語化してみたいと思います。 Goodpatchが創業期から大事にしているWhyから考える文化Goodpatchが

          Whyとは何か?を言語化してみる

          Goodpatchがクライアントワークを続ける理由

          先日、あるイベントで対談した若手スタートアップ起業家からこんな質問をされた。 おそらくこの質問の背景として、出資を受けたら受託は止めて(もしくはVCに止められて)、自社サービスにフォーカスする会社がほとんどだし、スケールしないのに出資を受けているのになぜ受託を続けているんですか?という意味合いだろう。 昔はよく聞かれた気がするが最近はあまり聞かれる事がなかったのだけど、久しぶりに質問をされたので、それについてnoteに書いてみたいと思う。 ちなみにGoodpatchでは

          Goodpatchがクライアントワークを続ける理由

          カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 後編

          Goodpatchの組織とカルチャー崩壊からの再構築までのストーリーを描く記事、後編です。前編をまだ読んでない方はこちらから。 流れを変えた17年新卒カツキのプレゼン2018年に入りましたが、まだ会社には閉塞感が残っていている状況でした。そんな時に会社でオースティンであるSXSW2018への参加資格を掛けて、希望者が自分の持つデザインノウハウのプレゼンをして、全社員の投票でオースティンに行けるメンバーが決まるという社内企画がありました。 SXSWに行くために6名のメンバー

          カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 後編

          カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 前編

          会社組織を運営していく上で企業文化の重要性は多くの経営者が理解している事かと思います。僕ももちろん起業前から企業文化が一番の差別化ポイントになると理解し、会社運営をしておりました。 創業期から毎日の朝礼、朝礼ではLTと英語でのカンバセーション、毎週月曜日のプロジェクトレビュー、オープンでフラットなコミュニケーション、グローバルコミュニケーション、チームでデザインする、デザインに対してのディスカッションなど、多くのカルチャー醸成のために多くの取り組みを行ってきました。 しか

          カルチャー崩壊と再構築。 Goodpatchが取り組んだ組織デザインの2年間 - 前編

          Goodpatchを作って7年を価値観で振り返る

          このブログはGoodpatch UI Design Advent Calendar 2018の最終日の記事なのだが、早速25日には書き終わらないペースで書き始めている。 どういう事を書こうか迷ったが、Gpのみんながとても価値あるブログを残してくれているので、自分は誰かに向けて書くわけではないポエム的なサムシングを投稿したいと思うので、何か価値のある内容を期待する人は期待値を下げておくことをおすすめしたい。 今年でGoodpatchというデザイン会社を自分で起業して丸7年が

          Goodpatchを作って7年を価値観で振り返る