セーーーフっ!! 不安解消の一手。
去年、健康診断で胃に黄色信号が点る判定を下されました。
出来たら胃カメラの再検査を受けるべし、と。
何せ、健康診断なので細かい「これだからこう」的な説明は少なめでした。
・・が、数値に不穏な気配があるので行くべしと。
「不穏=ガン」の雰囲気を匂わせて来ました。
マジか・・・。
他は特に何も無いのですが、この部分だけカックーンと数字が悪い。
仕方無く行きつけの病院へ出向いて、健康診断の結果をお医者さんへ見せて、言われたことをそのままお話しました。
お医者さんは自分の守備範囲では無いので、知り合いの病院での胃カメラを案内して下さいました。
「誤診もあるので、あんまり気にしないように」と優しい声掛けも忘れません。どんよりしながら取り敢えず胃カメラの予約をしに、自転車をチャリチャリと。
先生お知り合いの病院へ到着して「先ほどお電話した者です」と受付でお話すると、「少々お待ち下さい」と待合室を促されました。
病院のハシゴはイヤだなぁと思っていると、名前を呼ばれて診察室へ。
「あなたとハッピー」でお馴染みの垣花アナにそっくりな先生が、持参した健康診断の結果を見ながら、
「そんなに心配しなくても大丈夫だと思いますよ。健康診断だと、偽陽性の可能性がありますから」とのこと。
誤診とか偽陽性とか、イヤ~んと思わずにいられません。
受付で胃カメラの予約を相談すると3日後が空いているとのことで、早い方が安心なので予約を入れることに。
看護師さん曰く、
「普通だったら3か月待ち何ですけど、たまたまキャンセルが出たんですよ。普段の行いが良いんですね!」と爽やかなご対応。
「行いはそんなに良くないんですけどね。。」と、どんよりムードをついつい口に出してしまいつつも、「ラッキーと思う方が精神的に良い」と思い直しました。
気を揉みながらの胃カメラ当日。
食事は朝の8時で済ませて、夕方の検査に挑むのです。
それまでは、水かお茶だけはOK。
「色の付いているお茶よりも、水の方が良いに違いない」
用心に用心を重ねて、水だけを朝から病院へ行くまでコクコクと飲んで挑みました。
軽い麻酔をかけるため、車や自転車の来院はアウトとのことで、テクテクと徒歩で病院へ。
「いろいろ宜しく」な書類に署名をして、個室に案内されて検査を待ちます。
個室のイスがマッサージ機だったので、こっそり弱めに背中をマッサージしてみたりしながらその時を待っていると、看護師さんが検査室へご案内下さいます。
施術台に横になり、先生から忍者の水遁の術のような短めの筒をクチにくわえるように言われて、くわえるや否や麻酔を吸入したようでホワワ~ンと意識が遠ざかりました。
「TSNさん・・」と声を掛けられて本当に「ハッ?!」と目覚めると、個室へフラフラになりながら連れられました。
麻酔が完全に切れるまで「しばらくここでゆっくりしていてね」と。
歯医者の麻酔くらいした受けたことが無かったので、全身麻酔?は効くこと効くこと。。。
軽く頭痛を覚えつつ、麻酔が抜けて行きます。
ちゃんと歩けるまでは、頂いたほの温かいお茶をクピクピ飲みながら、ボゲーっとマッサージ器を機能させることもせず、座っていました。
しばらくして歩きに支障が出なくなると、撮ったレントゲンを見ながら先生が解説をしてくれます。
「ピロリ菌がいた形跡がありますが、今はいません。それで陽性反応が出たんでしょうね。細かい検査内容はまた後日になりますが、問題無いでしょうッ!!」
溌溂と良く通る声で高らかに「セーーフッ!!」判定を下してくれました。
「ピロリ菌って治療しなくても消えたりするのでしょうか?」
か細い声で質問をしてみたところ、
「そういったこともありますね。ほら、ここ。ここにいた形跡がありますよ!」と差し棒でピロリ菌の形跡をピシピシ差してくれますが、素人には内臓のヒダにしか見えず「そうですかぁ。。」と答えることが精いっぱいでした。
血液検査等の結果を後日聞く予約票を貰って、トボトボと帰宅しました。
一応「セーフ判定」だったので、ホっとしたことを思い出します。
今年も予約を入れていた検査を終えて、血液検査も含めた検査結果を聞いてきました。
垣花アナ似の先生は今年も元気良く、
「やっぱりピロリ菌のいた形跡は残っているけど、今はいませんッ!! 心配いりませんよッ! でも、1年に1回検査は受けた方が良いですねッ! 大丈夫ッ!!」と全部に掛け声のように勢いのある解説をして下さいました。
なので、今年も胃カメラ検査は安泰でした。
病院の待合室は結構盛況で、ニュースで聞くよりも実際に足を運んでいる人は多いように思います。
「病院が怖い」と不安がって行かないより、不安を解消して気持ちを軽くした方が、治りも早いと思います。
オススメって訳では無いけど、マスクや距離を保っていれば、行くべき時に病院は行った方が良いです。
先生を筆頭に、看護師さん、受付の方、いつも有難う御座います。
お陰様で、安心して過ごせます!
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