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原体験を活かして更年期をサポート!私がTRULYに託した想い

こんにちは!株式会社TRULYの豊島です。
今回は、代表取締役CEOの二宮へのインタビュー企画第一弾として、TRULY設立のきっかけや、今後TRULYで成し遂げたいことなどを聞いてみました!


プロフィール

二宮 未摩子(にのみや・みまこ)
新卒で博報堂入社。営業職として通信キャリア、大手エステサロン等を担当。入社2年目に結婚、3年目の妊娠時働けない程の悪阻を経験。復帰後はBizdevに職転し、美容/健康系クライアントの商品開発に特化したプロジェクトを発足。
社内ベンチャー企画でTRULYを起案するが、外部VCからの資本を受けて、2019年株式会社TRULYを設立し、2022年に博報堂から独立。

TRULYを創業したきっかけ


ーーはじめに、TRULYを創業したきっかけを教えてください

二宮:博報堂時代、新規事業開発の部署に配属されました。その際、新規事業のコンペに参加することに。コンペのテーマは「シニア市場の事業開発」でした。それまで美容健康関連のクライアントの開発業務を担当していたため、上司から「美容健康関連での企画を考えてほしい」との指示を受けました。その結果、私が考案したのが現在のTRULYの原型です。

※TRULYの事業内容についてはこちらの記事をご覧ください

ーー更年期をテーマにした理由の一つに、ご自身の経験が影響しているとか

二宮:そうなんです!私自身が、女性ホルモンに関連する不調が心身に強く出るタイプで。特に妊娠中は、つわりなどのマイナートラブルに悩まされました。今年中学生になった息子を妊娠したのは、入社2年目の時。働きたくても働けないくらいつわりが激しく、一度キャリアを中断せざるを得ませんでした。女性の身体に関する知識が乏しいがゆえに、自分自身の辛い状況をなかなか言語化できず本当に悔しかったです。
ただ、この経験があったから「次に更年期の問題に直面するだろう」と課題を見つけるきっかけに繋がりました。

ーー更年期について調査する中で感じたことはありますか?

二宮:社内のコンペで企画を出すと決めてからは、念入りに市場調査やインタビューをしました。他社事例も気にして見ていましたが、当時はまだ、更年期に関するサービスがほとんど存在しておらず、どこか更年期がタブー視されているようにも感じました。女性として、更年期は受け入れにくいもの。そんなイメージを払拭できるような、正しい知識を提供するサービスを作りたいと思いました。
結果的に、TRULYの企画は社内で採用され、社内ベンチャーとして「株式会社TRULY」を起業する予定でしたが、結局ベンチャーキャピタルからの外部資本をいれてスピンアウトする形に。。現在は前職を退職し、TRULYの事業に全力を注いでいます。

ーー前職を退職することに迷いはありませんでしたか?

二宮:強烈な原体験と当事者意識があったから、やらないという選択肢はなかったです。私自身も女性ホルモンに関連する問題を抱えていたからこそ、更年期のソリューションが不十分な状況に強い使命感を感じました。またすでに事業が形になりTRULYが我が子のような存在になっていたので、前職を辞めることに迷いはなかったです。

二宮さんの考える更年期の今について

ーー日本の更年期事情について、二宮さんはどのように考えていますか?

二宮:2025年には世界で11億人の女性が更年期を迎えると予測されています。平均的に女性は50.5歳で閉経するものの、更年期はその前後5年間を指すため、約10年間ほどの期間を200種類以上に及ぶ症状に悩まされる事になります。症状に個人差はありますが、身体的・精神的な症状が現れると言われています。

更年期は女性のキャリアにも影響を与えており、調査によると約7割の女性が更年期関連の健康問題により昇進を辞退したり、辞退を検討した経験があるという調査結果もあります。婦人科への診察は心理的な負担もあり、解決までに時間がかかることや、更年期に関する話題がタブー視されてきたため、多くの人が対策がわからずに我慢している可能性があります。

更年期に関する知識不足や対策の不足は課題であり、企業経営にも影響を与える可能性があります。性別に関わらず、個人や企業、社会全体で更年期について理解を深めることが重要ではないか、と考えています。

これからTRULYで成し遂げたいこと

ーー二宮さんがTRULYを通して伝えたいことは何ですか?

二宮:最近メディアでも取り上げられる機会が増えて、更年期が女性だけの問題ではなく、男性にも起こり得るものだということが広まり始めました。
著名な男性タレントも自身の更年期について発信していますが、「いつもと何かが違う」「身体の調子が悪い」といった不調の原因が分からないことは本当につらいです。

しかし、不調が「更年期によるもの」と分かれば、その状況を乗り越えるための行動ができます。

私自身も、PMSやつわりのメカニズムをよく知っていれば、適切な言葉で自分の状況を伝え、周囲の支援を得ることができたかもしれません。そう考えたときに見えてきたTRULYのミッションは、更年期についての知識を広く共有することでした。

ーーそのためにも、今後TRULYをどのように成長させていきたいですか?

二宮:更年期に悩む人たちに少しでも楽になるヒントを提供したいですね。個人ユーザーを増やすだけでなく、法人向けのサービスも充実させて、更年期を社会全体の課題として捉えられるよう後押ししたいです。
スタートアップの柔軟性を生かし、これまで恥ずかしいとされ、他のサービスでは提供されてこなかった領域に進出し、拡大していくことが目標です。

更年期は人生の「通過点」であり、全ての不調をなくすことは難しいかもしれませんが、TRULYを通して、適切な解決策を見つけて更年期を楽しく過ごせる人を増やすお手伝いができれば良いと思っています。
そのためにも、更年期に対するネガティブなイメージを変えたいですね!
男性も女性もスタイリッシュに更年期ケアを行うことが当たり前となるように、今後もTRULYは挑戦していきます。


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