トライアド治験ネット

「こころの病を抱える患者さんが、一日でも早く、その方らしい生活を取り戻せること」をmi…

トライアド治験ネット

「こころの病を抱える患者さんが、一日でも早く、その方らしい生活を取り戻せること」をmissionに、治験啓発事業(ボランティア募集)に取り組む【トライアド治験ネット】公式noteです。治験情報と共に、日常に役立てられるようなメンタルヘルス情報も発信します!

マガジン

最近の記事

『抗うつ薬を服用しても効果を感じられなかったうつ病患者さんを対象にした治験』募集開始しました。

こんにちは。トライアド治験ネットです。 9月より、新たなうつ病の治験の紹介が始まりました。 今回は、「抗うつ薬を服用しても効果を感じられなかったうつ病の患者さん」が対象となります。 東京都世田谷区、神奈川県横浜市の施設で実施しています。 詳細は、公式HPよりご確認ください。 ※リンクより直接お申込みもいただけます

    • 只今トライアド治験ネットでは、認知症の治験ボランティアを募集しています。 治験で認知症対策、してみませんか? 詳細はこちら↓ https://triad-chiken.net/trial/entry/create/?trial_case_id=47

      • うつは、心の「風邪」ではない!日常での対策方法は?精神科の疾患を考える うつ病【メンタルヘルスノート #9】

        前回の記事はこちら 「精神科の疾患について考える」3回目はうつ病です。 うつ病は、「心の風邪」にあらず 『うつ病』については様々な情報が流れていますので、多くの方が知っている疾患であると思います。 一時期、「心の風邪」と言われたことがありました。 今は、あまりそのような表現をしなくなりました。 なぜかというと、「風邪」という表現は、誰にでもおこる可能性がある病気という意味で使われたのですが、少し休めば直る、気力でなんとかなる、誰でもかかるから心配ない、のように軽く見ら

        • 気分が良くなった=治っていると決めるのは危険! 精神科の疾患を考える 双極性障害【メンタルヘルスノート #8】 

          メンタルヘルスノート前回の記事 精神科の疾患について考える、の2回目は双極性障害について少し 、お伝えします。 双極性障害とは? 双極性障害は、『躁うつ病』と呼ばれていた疾患です。『躁うつ病』の方がイメージしやすいかもしれませんね。読んで字のごとく、躁状態とうつ状態が交互にくるのが双極性障害の大きな特徴です。 双極性障害のうつ状態は、うつ病と同じ状態です。気分の落ち込みや継続する疲労感、興味関心の低下や不眠、食欲の低下などのようなうつ状態があったかと思うと、逆にそれら

        『抗うつ薬を服用しても効果を感じられなかったうつ病患者さんを対象にした治験』募集開始しました。

        • 只今トライアド治験ネットでは、認知症の治験ボランティアを募集しています。 治験で認知症対策、してみませんか? 詳細はこちら↓ https://triad-chiken.net/trial/entry/create/?trial_case_id=47

        • うつは、心の「風邪」ではない!日常での対策方法は?精神科の疾患を考える うつ病【メンタルヘルスノート #9】

        • 気分が良くなった=治っていると決めるのは危険! 精神科の疾患を考える 双極性障害【メンタルヘルスノート #8】 

        マガジン

        • 治験について
          5本
        • メンタルヘルス
          14本

        記事

          いくつもの試験を通って、「くすりの候補」は「薬」になる! 【治験解説④】効き目や安全性を調べる3つの段階

          前回の記事はこちら 治験に参加するまでの流れが、少しイメージがついてきているでしょうか? 今回は、薬ができるまでの3つの段階についてほんの少しご説明します。 薬はどうやって人のもとに? 薬をつくる最初の段階は、「薬のもと」探しです。 「薬のもと」は、自然の植物や微生物から探し出したり、科学的に作ることもあります。これを、試験管の中での実験や動物を使った試験(非臨床試験)などで問題ないことが確認できてはじめて、人を対象に「くすりの候補」を試すことができます。これを臨床試験

          いくつもの試験を通って、「くすりの候補」は「薬」になる! 【治験解説④】効き目や安全性を調べる3つの段階

          治験に参加する前に。十分な説明を受け、ゆっくり考え納得してから返事をしよう。【治験解説③】#インフォームド・コンセント編

          前回の記事はこちら 治験の様々なことについて解説していきます。 インフォームド・コンセントとは? 「インフォームド・コンセント(informed consent)」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。医療機関などで患者さんが治療を受ける際、自分の病気や治療方法、必要な検査等について「十分な説明を受け、理解し、同意する」ことをインフォームド・コンセントといいます。 治験に参加する場合も、開発中の「くすりの候補」のこと、治験のスケジュール、守っていただきたいことなどの説

          治験に参加する前に。十分な説明を受け、ゆっくり考え納得してから返事をしよう。【治験解説③】#インフォームド・コンセント編

          統合失調症ってなに?もし自分や身近な人が統合失調症になってしまったら・・・ 精神科の疾患を考える 【メンタルヘルスノート #7】

          本日は、精神の疾患について考えてみたいと思います。 皆さんは精神の疾患についてどんなイメージをお持ちでしょう? 精神疾患というと、おそらく多くの方がうつ病を思い浮かべるのでないでしょうか。他の疾患については、病名は耳にはしたことがあるけれど、正直、詳しくはよくわからないという方が多いのでないでしょうか。 精神疾患がある人が、身近にいたら? 精神の疾患は、血液検査やレントゲンといった、いわゆる検査によって、可視化された画像や数値で判断できるものではありません。 患者さんから

          統合失調症ってなに?もし自分や身近な人が統合失調症になってしまったら・・・ 精神科の疾患を考える 【メンタルヘルスノート #7】

          治験に参加すると、いくらもらえる? 確定申告は必要?――負担軽減費の疑問にお答えします【治験解説②】#負担軽減費編

          前回の記事 治験解説①はこちら 治験の応募時などで目にする「負担軽減費」。 治験に参加いただくと、協力費として支払われるものですが、単に「協力費」や「謝礼」といったほうが、わかりやすい気も…。 しかし、そもそもの成り立ちからいえば、被験者さんの「負担」を「軽減する」お金といえるのです。 今日は、治験参加で気になる「負担軽減費」を解説します! 負担軽減費はいくら?1来院につき、7000~10000円の試験が一般的 治験に参加していただくと、来院1回につき、通常7,000円

          治験に参加すると、いくらもらえる? 確定申告は必要?――負担軽減費の疑問にお答えします【治験解説②】#負担軽減費編

          自分はメンタルが強いから絶対大丈夫!は、絶対無いと思え!うつ病の始まりとは? 危険信号をキャッチする。【メンタルヘルスノート #5】 

          これまで、脳とこころの関係についてお話をしてきました。 それではここから、脳(こころ)が疲労してしまった状態についてお話していきますね。 前回、交感神経が酷使されないように、副交感神経とバランスをとることが大切とお伝えしましたが、この交感神経と副交感神経のON・OFFを意識することは、かなり難しいことです。 仕事と仕事の合間に一息入れる、夜寝る前に脱力して深呼吸するなどは意識してできますが、ストレスフルな危機的状態のさなかに、一息したり脱力したりすることは正直困難です。

          自分はメンタルが強いから絶対大丈夫!は、絶対無いと思え!うつ病の始まりとは? 危険信号をキャッチする。【メンタルヘルスノート #5】 

          ストレスに対処する10の方法③―物事を先延ばしにしないために【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスマネジメントとは、自分のストレスと上手に付き合っていくこと。 その第1歩は「ストレスによる自分自身の変化(ストレスサイン)に”気づく”こと」でした。 (詳しくはこちら) 「このままだと、ちょっと苦しくなりそうかも」と気づいたら、早めに、ケアしてあげましょう。 今日は「ストレスに対処する10の方法」のうち、対処法7「物事を先延ばししない」対処法8「リラクゼーション(呼吸法)」について、紹介します。 対処法7:先延ばしにしない「ものごとを先延ばしにしないこと」 そんな

          ストレスに対処する10の方法③―物事を先延ばしにしないために【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスに対処する10の方法②―悩みを話す/誰かに聴いてもらうこと【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスマネジメントとは、自分のストレスと上手に付き合っていくこと。 その第1歩は「ストレスによる自分自身の変化(ストレスサイン)に”気づく”こと」でした。 「このままだと、ちょっと苦しくなりそうかも」と気づけたら、早めにセルフケアをしましょう。 今日は「ストレスに対処する10の方法」より、対処法4「親しい人に話を聴いてもらう」、対処法5「家族のコミュニケーションを大切にする」、対処法6「食生活を気にする」を紹介します! 対処法4:親しい人に話を聞いてもらおう 「誰かに話を

          ストレスに対処する10の方法②―悩みを話す/誰かに聴いてもらうこと【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスに対処する10の方法①ー「素」に戻れる時間を大切に【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスマネジメントとは、自分のストレスと上手に付き合っていくこと。 その第1歩は「ストレスによる自分自身の変化(ストレスサイン)に”気づく”こと」でした。 「このままだと、ちょっと苦しくなりそうかも」と気づいたら、早めに、自分のケアをはじめましょう。 今日は「ストレスに対処する10の方法」を紹介します。 対処法1:自分の好きなことをする「あなたの好きなことは何ですか?」「趣味は何ですか?」と聞かれても… それがわからないから困っているし、ストレスが溜まってしまう! そんな

          ストレスに対処する10の方法①ー「素」に戻れる時間を大切に【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          気づいていますか? こころとからだのストレスサイン。公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          ストレスマネジメントとは、自分のストレスと上手に付き合っていくこと。 ストレスとは「変化に対する反応」のこと。 私たちは、日々の出来事に「反応」して生きています。 ですから、良い出来事でも、悪い出来事であっても、 その反応の程度によっては、ストレスとなります。 ストレスマネジメントの第1歩は「ストレスによる自分自身の変化(ストレスサイン)に”気づく”」ことからはじまります! 自分のストレスサインを知るストレスを感じると、身体面・心理面・行動面に何らかの変化が現れます。 3

          気づいていますか? こころとからだのストレスサイン。公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          重要なのはストレスへの「気づき」と「対処」-公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          毎日を快適に過ごすためには、上手にストレスマネジメントをして、こころの回復力=レジリエンス機能を高めることが大切です。 まずはストレスを正しく理解して、ストレスマネジメントの第一歩をはじめましょう。 ストレスとは? そもそもストレスとは、「外から刺激を受けたときに生じるこころや身体のゆがみ」のことです。わたしたちの心身をやわらかいゴムボールだとイメージしてください。ゴムボールを外から押すと凹みが生じます。この凹みが「ストレス」です。そしてゴムボールを外から押す力、つまりス

          重要なのはストレスへの「気づき」と「対処」-公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】#ストレスマネジメント編

          【深呼吸の重要性】ストレスで、呼吸が重要な訳とは?交感神経と副交感神経の話【メンタルヘルスノート #4】

          呼吸が大事な理由とは? ストレスマネジメントで必ず言われるのが、ストレスに対処するには深呼吸が大事。 人は酸素が必要だからねぇ。そういうことでしょ? いえいえ、呼吸をすることが、及ぼす影響のもっと重要な部分は、 交感神経優位から副交感神経優位にチェンジすることなのです。 これもまた、脳内でおこることなのですが、「交換神経スイッチON!交換神経スイッチOFF!」 と叫んでも、このスイッチのON・OFFはできないのです。 この仕組みも「お猿さん脳」のシステムの応用ですので、

          【深呼吸の重要性】ストレスで、呼吸が重要な訳とは?交感神経と副交感神経の話【メンタルヘルスノート #4】

          自分には関係ない…? 答えはNO。「こころの病」は誰にでもなる可能性があります。公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】

          うつ病などのこころの病について、「自分には関係ない」と思っていませんか? 心身ともに健康な人でも、過剰なストレスにさらされると、脳の正常な動きが失われて、こころやからだに異変が生じます。 さらにこの状況が長引けば、次に紹介するようなこころの病に進行するリスクがあります。 今日は、こころの病の代表的な6つの疾患について、簡単に解説します。 知っておきたい「こころの病」6つ ① うつ病 ~ゆううつな気分が続く~ ゆううつ感や無気力な状態が長い期間回復せず、日常生活に支障

          自分には関係ない…? 答えはNO。「こころの病」は誰にでもなる可能性があります。公認心理師が解説【こころのセルフケアBOOK】