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【番外編】エアチャイナさんごめんなさい【ドイツ旅行】

○事の顛末

以前書いていた「ドイツのミュンヘン・シュトットガルト探訪記」でドイツに行くにあたって利用したエアチャイナの感想を書きました。

ネットのレビューだと、お客さんがうるさい、サービスが悪い、トラブルに対応してもらえない、と書いてあります… がそんなことは全く無く、JALを利用したときと変わらないクオリティで移動することができました。

しかし帰りの便の上海→名古屋の乗り換えの時、この便に乗ることができず、別の会社に追加で10万円払って新しい便を予約する羽目になってしまいました。

この乗り過ごした原因は

・実物のチケットの時間がe-チケットのものと違った(もっと早い時間だった)
・電光掲示板に飛行機の名前がなかった
・エアチャイナの係員の人に場所を聞いたら「もう出航した」と言われた

からで、その後も出国をキャンセルしたり、受付に戻って説明してもらおうと色々大変でした。結局本来の飛行機に乗ることができず、春秋航空にお金を払って便を取ってもらったという流れです。

流石に10万円の出費は痛く、この事を伝えてなんとか補償してもらえないかとエアチャイナに問い合わせました。これはエアチャイナ側に非がある!と思い、1ヶ月ほど電話のやり取りしました。しかしその間にいくつか新事実が発覚しました。

○新事実

この1ヶ月、エアチャイナのコールセンターの"トウ"さんと連絡を取りました。日本語がとても流暢で、すごく親身になって相談に乗っていただけました。しかも僕の伝えた情報と補償のことを全て中国語に訳して本部に送ってくれました。(2回も) 

これだけでも本当にありがたいのですが、トウさんとのやり取りでいくつかの新事実が発覚したのです。

・実物のチケットの時間がe-チケットのものと違った
→チケットに書いてあるのは搭乗手続き開始の時間で、そもそもここで勘違いしていた。
・エアチャイナの係員の人に場所を聞いたら「もう出航した」と言われた
→別の便対応の人で、忙しくちゃんと対応できなかった

そして新事実としては

・僕たちのために出航を30分を遅らせてくれていた
・スタッフの人達が全力で探してくれていた
・上海はエアチャイナの便が少なく、北京なら便が多くて無料で変更できた

これを聞いた時、本当に申し訳なくなりました。そして自分が情けなくなりです。多くのお客さんがいる中、僕たち2人のために30分も送らせてくれるなんて… 多くのお客さんと、エアチャイナのスタッフさん、空港のスタッフさんにご迷惑をおかけしてしまいました。

格安の航空会社なためにサービスが悪くて乗り損なった、と勘違いしていたことは本当に、本当に反省しなければなりません。むしろ会社としてできることは120%やってくれたんです。しかもその後も非常に丁寧に対応してくださいました。

これからEUに行くたび、エアチャイナを使って恩返ししていかなければ、僕は自分が許せません。そして今後色んな場所でエアチャイナの正しい評判を広めてきたいと思います。

○もしもの話…

もし諦めず搭乗口にまで行っていれば…
もし出国手続きをキャンセルせず、ターミナルにとどまっていたら…
上海ではなく、北京で乗り継いでおけば…

この1つでも満たされれば、この不幸は起こりませんでした。僕の勘違いと、多くの不幸が沢山重なって起こってしまったのです。今までの不幸要素が一気に降り掛かってきたと言うか、むしろここまで失敗するのは人生で1度あるかないかと思うほどです。

いや、不幸という言葉を使うことすら間違っているかも知れません。不幸は自分に降り掛かった厄災で、自分が原因でないという意味を孕みます。でも今回のミスの原因は全て自分にあります。

思い返せば、慣れない土地、同行する妹のお世話、長引く風邪のせいで疲労困憊していました。この疲労も間接的な要因なのかも知れません。楽しい旅行でも体調管理は不可欠です… 反省。

自分の不甲斐なさ、そして中国国際航空の皆さんへのご恩は一生忘れません。深く肝に銘じ、再びドイツに行く際はこの反省を活かしたいと思います。

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