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【「カチン」ときたときこそ自由になるチャンス(1/4)】

目の前の相手の言動や振る舞いに、
とっさに「カチン」とくること、
ありませんか?

実は、その「怒り」は、
「盾」のように、
あなたのこころを護る役目をしています。

でも、どうして、
とっさに「怒り」を使って、
自分のこころを護らずに
いられなくなるのでしょうか?

この記事では、

(1)とっさに「怒り」を使って
   自分のこころを護らずにいられなくなる
   カラクリ(その1)(この記事)
(2)とっさに「怒り」を使って
   自分のこころを護らずにいられなくなる
   カラクリ(その2)
(3)「怒り」の火種を特定する方法
(4)「怒り」の火種を消す方法

を書いていきます。

*********

(1)とっさに「怒り」を使って
   自分のこころを護らずに
   いられなくなるカラクリ(その1)

目の前の相手の言動や振る舞いに、
とっさに、「カチン」とくること、
ありませんか?

列に並んでいるのに、横入りされたり、
相手が、自分の意見を否定してきたり、
相手が、自分の話をさえぎって、自分の話ばかりしてきたり、、、

日々、いろいろ「カチン」と来ることありますよね。

そうなってしまう第一のカラクリとは、

「相手が自分のマイ・ルールを破っている」

からです。

このマイ・ルールとは、

あなたが、いつの頃からか、

・「~ねばならない」(義務)
・「~すべき」(規則)
・「~してはならない」(禁止)

のように自分に課しているルールです。

とはいえ、
目の前の相手は、
あなたの設定したマイ・ルールを破ったのだから、
あなたが「カチン」と来るのは、ごく自然な反応です。

むしろ、その「怒り」を我慢して溜め込むよりは、
表現した方が、身体のためにはまだよいです。

「怒り」は、破壊のエネルギーだからです。
「怒り」を発した瞬間、細胞も傷つきます。
あなたのこころの傷も、さらに深くなります。

例えば、
その相手が、
あなたとは違う意見を言ってきたとします。

その相手に対して、
あなたは、とっさに、「カチン」ときたものの、
別の人は、そうでもなかった場合、
その人は、
あなたと同じマイ・ルールを持っていなかった
ということになります。

マイ・ルールは、そもそも、
人それぞれに異なるものなんです。

マイ・ルールとは、
パソコンにたとえると、
個別のプログラム(例:WordやExcel)のようなもの
です。

このような個別のプログラムは、
特に、概ねお母さんのお腹にいた頃~7歳頃までに、
あなたと身近な親や兄弟姉妹との間に起きた
「傷つき体験」の際に、
「今後はもう傷つきたくない」
と、自分の身を護るために
自動インストールされるもの

なんです。

人は、
生まれる前から概ね7歳頃までに
自動インストールされた
個別のプログラムにしたがって
その先の人生を生きていく

と言われています。

同じ出来事に遭遇しても、
人によって、反応が違ってくるのは、
それぞれにインストールされた個別のプログラムが
異なるからなんですね。

目の前の出来事や相手の言動に、
とっさに、「カチン」と来たとき、
あなたの中で、
どんな個別のプログラムが発動したのでしょうか。

そこに注目してみると、
少し、こころが自由になってくるような気がしませんか?

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