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JSPO-AT/鍼灸学生/整体・鍼灸のヒントになる情報を発信します/たまに雑記/仏教推し

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マガジン

  • 臨床メモ

    〜知識は考える道具〜 施術の際に考える助けになる『ワンポイントメモ』をまとめています。

  • 鍼灸整体マガジン

    鍼灸・整体のヒントになる記事をまとめていきます。毎日整体をしているJSPO-ATの鍼灸学生が書いてます。

  • 諸行無常

    仏教関連の記事を集めました。

  • 難経

    難経について一難ごとに紹介。原文は読んでいません。書籍から得た知識に基づいてます。私の解釈も含みます。

  • 痛み学習マガジン

    痛みについて学びたい方がまず読むべき記事を集めました。痛みとは何か、なぜ痛みが起こるのか、こうした問いが気になる方に是非読んで欲しい内容になってます。

最近の記事

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自己紹介

日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー資格所持 鍼灸師資格取得のため専門学校に在学中 趣味はトライアスロンと登山。 仏教推し。 座右の銘は『飄逸洒脱』 目の前の患者さんとおしゃべりしながら整体、鍼灸をして患者さんと一緒にニコニコしていたい。 そういう環境をつくれたら楽しいだろうなーと想像して遊んでいます。 いつかつくります。 どうぞよろしくお願いします。

    • memo33【慢性痛】慢性痛とDMN、TPN

      慢性痛(慢性疼痛)とDMN(デフォルトモードネットワーク)、TPN(タスクポジティブネットワーク)には、脳の機能的な結びつきがあることが研究されています。これらのネットワークが慢性痛の発症や持続にどのように関与しているかについて、以下のポイントで説明します。 1. DMN(デフォルトモードネットワーク)• DMNは、脳が「安静状態」にあるときに活性化するネットワークで、内省や記憶の回想、自己参照的な思考などに関わります。具体的には、前頭前皮質、後帯状皮質、内側側頭葉などの領

      • カプサイシンは熱の侵害受容器のイオンチャネルを開いちゃうらしい。

        • #63【長野式治療】傷寒論系腹診と選穴まとめ

          学校で習った傷寒論経腹診と選穴のまとめです。 いつでも見れるようにnoteに書いておきます。 ちなみに長野式治療の選穴だそうです。 1.胸脇苦満特に右季肋部のつまりを重視します。 治療は肝実処置というものです。 選穴は右小海、右郄門、右漏谷、右復溜です。 2.心下痞鞕巨闕の圧痛を確認します。 圧痛が確認されれば、心下痞鞕と判断します。 取穴は三陰交と内関です。 これらの取穴は、血虚証に対する処置です。 3.小腹不仁臍下に硬結があるかどうか、中極・関元・気海などの圧痛

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        • 臨床メモ
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        記事

          南無阿弥陀仏の本質

          親鸞聖人の浄土真宗は「南無阿弥陀仏」さえ称えていれば極楽浄土に行ける弱者救済の仏教だという印象でした。 しかしこの認識は誤りで、念仏を手段として用いている時点で目的論的な考え方であり、それは真に阿弥陀を信じているとは言えません。 目的論的に念仏を称えていようが、阿弥陀を信じていなかろうが、 皆救われる、それが阿弥陀の道理だと言います。 「こうしたほうが良い」「こうするべきだ」というのは不完全な人間が考えた善悪であり、阿弥陀の道理の前では意味を持ちません。 だからこそ悪人正

          南無阿弥陀仏の本質

          右目の乱視?がたまに出るんだけど、右の大腸を瀉すといいかもしれない。杉山先生の言う通り。

          右目の乱視?がたまに出るんだけど、右の大腸を瀉すといいかもしれない。杉山先生の言う通り。

          memo32【炎症反応】白血球と自律神経の意外な関係

          白血球と自律神経の意外な関係について紹介します。 白血球にはマクロファージ、顆粒球、リンパ球といった種類があります。これら白血球の成分の比率が自律神経の優位性で変化するというのです。 交感神経が興奮すると顆粒球の数が増え、副交感神経が興奮するとリンパ球の数が増えます。 現代は交感神経優位になりやすい生活環境となっています。 交感神経が優位ということは顆粒球の数が増えてリンパ球の数が減りますので、ウイルス性の感染症にかかりやすくなります。 いわゆる「免疫が下がっている」と

          memo32【炎症反応】白血球と自律神経の意外な関係

          #62【長野式治療】長野式まとめ(基礎的な処置)

          長野式の基礎となる処置のまとめです。 1.胃の気処置胃の気は後天の気をつかさどっていますので、とても重要な処置になります。 腹診でどこを押しても痛いというような時は、まずこの胃の気処置を行うとお腹の状態が整い、本当に悪いところがわかりやすくなると言います。 評価 中脘や両大巨、関門などの圧痛を確認します。 処置 犢鼻と解渓を結ぶライン上(脛骨の外縁)で刺鍼ポイントを探します。 犢鼻からなでおろしていって、凹みがある部分や圧痛のある部分が刺鍼のポイントになります。3点を取

          #62【長野式治療】長野式まとめ(基礎的な処置)

          memo31【炎症反応】疲労が「うつ病」につながるメカニズム

          最近「疲労」についていくつか記事を書いてます。 これまで書いてきた疲労は生理的な疲労であり、休めば回復するものなので問題はありません。 しかし「慢性的な疲労」や「うつ病」はそう簡単に治るものではありません。 現代社会でもうつ病は問題になっていますよね。 生理的疲労が生理的疲労のまま回復してくれれば問題ありません。 しかし、生理的疲労が慢性疲労になり最終的にうつ病を発症するというメカニズムが発見されています。 そのメカニズムについてメモ程度に紹介します。 ①生理的に疲労す

          memo31【炎症反応】疲労が「うつ病」につながるメカニズム

          私の10年間の整体の経験と陽経治療・経筋治療・M-テストの理論を組み合わせて、オリジナル理論が完成しようとしている。自己満ですけど。

          私の10年間の整体の経験と陽経治療・経筋治療・M-テストの理論を組み合わせて、オリジナル理論が完成しようとしている。自己満ですけど。

          疲労を減少させるには?

          「疲労感」に鍼灸治療が良いよ、という記事を先日書きました。 簡単に内容をまとめます。 ざっとこんな感じです。 実はこの話は、「疲労感」を減少させる話であって、「疲労」を減少させる話ではありません。 今回は疲労を改善する為にどうすれば良いか、という話です。 ※疲労と疲労感の違いについてはリンク先の記事に任せます。 1.疲労を解消するのは疲労である疲労とはeIF2αのリン酸化であり、このリン酸化を解消すれば疲労が解消するということです。 リン酸化eIF2α脱リン酸化酵素と

          疲労を減少させるには?

          #61【症例報告】胃経実の急性腰痛

          先日、急性腰痛の方が来ました。 腰部の左側に痛みがあるということでした。 前屈が全然できない様子。 私は陽経治療を勉強しているので、急性腰痛は陽経の実が原因と考え体を探っていきます。 腰部を通っているのは膀胱経。だから腰部の痛みで真っ先に考えるのは膀胱経の実です。 しかし片側に痛みが集中している場合は胆経の実の可能性が高い。ということで、左の胆経で圧痛点を探ります。 結果・・・圧痛点なし。 では膀胱経か!と、膀胱経で圧痛点を探してみる。 これだ!・・・と言うのが無

          #61【症例報告】胃経実の急性腰痛

          memo30【炎症反応】鍼灸が炎症を抑えるのは何故か?

          ※チャットGPTに書かせてます。 鍼灸は、さまざまなメカニズムを通じて炎症を抑える効果があるとされています。以下に、鍼灸によって賦活できる炎症抑制のメカニズムをいくつか紹介します。 1. 神経免疫制御鍼灸は、迷走神経を刺激することで、副交感神経系を活性化し、炎症反応を抑える効果があると考えられています。迷走神経が活性化されることで、アセチルコリンが放出され、免疫細胞に働きかけて炎症性サイトカインの産生を抑制します。この経路は「コリン作動性抗炎症経路」と呼ばれています。

          memo30【炎症反応】鍼灸が炎症を抑えるのは何故か?

          ワクワクが止まらない

          ここ1ヶ月位、経筋治療について勉強しています。 経筋治療は陽経治療との親和性がかなり高いので、陽経治療を勉強していた私にはとても馴染みやすい考え方です。 運動器の問題・症状の治療は、この2つの治療法を軸に考えていこうと思っています。 陽経治療、経筋治療とよく似たものに、Mーテストというのもあります。 福岡大学の向野先生が中心になって研究している分野だと思いますが、こちらは先の2つの治療法と矛盾するものになっています。 具体的には、「痛みの出ている経絡を治療する」か「伸張

          ワクワクが止まらない

          memo29【脊柱菅狭窄症】間欠性跛行に対する鍼灸治療

          脊柱菅狭窄症などで神経が圧迫されると、神経内の血流障害が起こり、それが間欠性跛行の原因として重大だと言われています。 鍼灸治療がこの神経内の血流障害を改善させることが確認されています。 例えばL5の神経根症状では下腿の外側にしびれが出る。 このL5の支配領域(腓骨頭の下から下腿外側)に鍼で雀啄刺激を1分間行ったところ、L5神経内の血流増加が認められたという。 神経症状が認められるときは、その神経のデルマトーム領域に鍼刺激を与えると良いかもしれないです。 参考図書・文献

          memo29【脊柱菅狭窄症】間欠性跛行に対する鍼灸治療

          #60【東洋医学】疲労のメカニズムと鍼灸治療のすすめ

          鍼灸治療は疲労(疲労感)を軽減させることができるだろう、という記事です。 疲労(疲労感)が起こるメカニズムと、なぜ鍼灸治療が効果的なのかについて紹介していきます。 1.疲労(疲労感)とは何か?まず、疲労とは何かということから始めます。 見出しにあえて『疲労(疲労感)』と書いていましたが、疲労の研究において「疲労」と「疲労感」は別物です。 順番に説明していきます。 まずISR(統合的ストレス反応)とは、生体がストレッサーに対してストレス応答をした際に見せる反応のことです。

          #60【東洋医学】疲労のメカニズムと鍼灸治療のすすめ