memo12【慢性痛】グルタミン酸とサブスタンスPの働き
神経には可塑性があります。可塑性というのは「固体に力を加えた後、力を取り去っても歪みがそのまま残る性質」のことです。
ゴムボールを握りつぶしても手を離せば元の形に戻りますが、粘土を握りつぶすと手を離しても粘土の形は元に戻りません。このとき、粘土には可塑性があると言います。
痛みを伝える神経にも可塑性があります。激しい痛みが長期に渡って入力されると、痛みを伝える神経に歪みが生まれ、痛みを常に感知するような状態になります。神経の歪みにより、解消できなくなってしまった痛みのことを