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臨床メモ

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〜知識は考える道具〜 施術の際に考える助けになる『ワンポイントメモ』をまとめています。
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記事一覧

memo18【運動連鎖】頚椎のカップルドモーションについて。

カップルドモーションとありますが、よく似た言葉でカップリングモーションというのも何度か記…

ATだーせん
12日前
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memo17【エクササイズ】プッシュアッププラス

前鋸筋は肩甲骨と胸郭をつなぐ重要な筋肉です。機能していないと翼状肩甲のような不良アライメ…

ATだーせん
2週間前
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memo16【不良姿勢】疼痛スパズムサイクル

不良姿勢の結果、虚血が起こり疼痛が現れさらなく不良姿勢を招いてしまうサイクルを「疼痛スパ…

ATだーせん
1か月前

memo15【長野式治療】火穴診とは?

「臨床メモ」のマガジンでも、鍼灸に関する記事を書いていこうと思います。今回は火穴診という…

ATだーせん
1か月前
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memo14【ストレッチ】コーナーストレッチ

コーナーストレッチという肩のストレッチを紹介します。 肩と言いましたが、正確には小胸筋の…

ATだーせん
1か月前
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memo13【ストレッチ】スリーパーストレッチ

ストレッチやエクササイズをメモとして残しておいて忘れたときに見れるようにしておこう、とい…

ATだーせん
1か月前
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memo12【慢性痛】グルタミン酸とサブスタンスPの働き

神経には可塑性があります。可塑性というのは「固体に力を加えた後、力を取り去っても歪みがそのまま残る性質」のことです。 ゴムボールを握りつぶしても手を離せば元の形に戻りますが、粘土を握りつぶすと手を離しても粘土の形は元に戻りません。このとき、粘土には可塑性があると言います。 痛みを伝える神経にも可塑性があります。激しい痛みが長期に渡って入力されると、痛みを伝える神経に歪みが生まれ、痛みを常に感知するような状態になります。神経の歪みにより、解消できなくなってしまった痛みのことを

memo11【神経】上脊髄反射について

上脊髄反射とは、感覚神経からの情報が脊髄より上位の脳に入力された結果、脳から全身へと生体…

ATだーせん
1か月前

memo10【筋肉痛】DOMSとNGFについて

アルファベット多めのタイトルですみません。 DOMSというと馴染みのない方も多いと思います。D…

ATだーせん
2か月前
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memo9【鎮痛機序】軸索反射

突然ですが私はポリモーダル受容器が大好きです。鍼灸師の資格の勉強をしていますし、疼痛につ…

ATだーせん
2か月前

memo8【肩関節】烏口肩峰アーチについて

肩関節滑液包炎や棘上筋の炎症あるいは断裂などは、組織に対して機械的な刺激が繰り返し加わる…

ATだーせん
2か月前

memo7【ランドマーク】肩甲骨のランドマーク

肩こりの原因になる不良姿勢や肩関節疾患を考えるうえで、アライメントの評価は必須です。 そ…

ATだーせん
2か月前

memo6【鎮痛機序】ゲートコントロール説

鎮痛機序としてゲートコントロール説を聞いたことがある方も多いと思います。 私たちは痛いと…

ATだーせん
2か月前
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memo5【スクインティングパテラ】膝関節疾患のリスク要因

膝関節疾患のリスク要因として、スクインティングパテラと呼ばれるものがあります。最近10代で膝が痛いという女の子が、このスクインティングパテラを呈していたので、メモとして今回紹介します。 つま先を正面に向けた姿勢で立位姿勢をとると、通常は左右の膝蓋骨も正面方向に位置します。 しかし、つま先が正面を向いているにもかかわらず膝蓋骨が内側を向いてしまうことがあります。この状態をスクインティングパテラと言います。 男のきたない脚で申し訳ありませんが、私の左膝は右膝に比べると若干膝蓋