戸崎拓也

マジシャン/マジック講師/マジックイベントプロデューサー。トザキマジックスクール(TMS)学長。マジック教室やってます。日本最大のマジックイベント「マジックマーケット」主催。 http://www.tozakiweb.com/

戸崎拓也

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      オリジナル作品やアイディアなどです。解説は有料になりますので、個別記事を購入ください。

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    明治の心霊奇術:物品取寄術 稲荷魔術

    トザキマジックスクールの戸崎です。 「奇術研究を読む」と題して、Youtube上で昭和のマジック雑誌『奇術研究』を毎回一号ずつ紹介する企画を行っています。この記事では動画内から1トピックを取り上げて紹介します。また、公開の動画や記事では話しづらいマジックのトリックに関する部分は有料としています。 動画自体に興味がある方は以下からご覧ください。 物品取寄術とはさて、今回のテーマは「物品取寄術:稲荷魔術」についてです。 このマジックは名前の通り、空の箱から様々な物が出てくる、

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      • ジャグラーの岡本晃樹さんと、ダンサー/書道家の黒沼千春さんのダブルビル公演”I/O”を鑑賞しました。

        ジャグラーの岡本晃樹さんと、ダンサー/書道家の黒沼千春さんのダブルビル公演”I/O”を鑑賞しました。 今回は緊急事態宣言下でもあった為、会場公演は中止になり、オンライン公演のみでした。このような社会情勢の中で、むしろオンライン、映像だからこその表現を模索されているようにも見える、実験的要素も十分にある公演であったように思います。 それぞれが2作品ずつ、合計で50分という公演でした。 作品のプレゼンテーションを行うアフタートークを行う回もあったようですが、僕が鑑賞したのは公演

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        • 「第一回手品個展」を鑑賞しました。

          黒川智紀さんの「第一回手品個展」を鑑賞しました。 こちらはステージマジックの創作家、パフォーマーである黒川さんの近年の作品群を動画で配信し、それをみんなで鑑賞する、という回です。 マジックの演技動画をネットにアップする、あるいはリアルタイム配信でマジックを演じる、という事はいずれもよく行われている事ですが、自身の撮影済みの演技動画を生配信するというのはなかなか珍しい企画ではないかと思います。 セッティング等の関係でリアルタイムで複数の演技を連続して行う事が難しいステージマ

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          • オンラインレッスンでZOOMのウェビナーとミーティングをどちらを使うか。

            オンラインレッスンを行う際にはZOOMを利用しています。 詳しい方には今更な説明ではありますが、ZOOMにはミーティングとウェビナーという二つの配信方式があります。 ミーティングは基本プランで使える会議用の機能です。ウェビナー機能での配信の場合は配信側が一方的に配信するイメージです。このウェビナー機能はオプション機能の為、別途契約を行っていないと使えません。 個別ではなく、グループレッスンの際にミーティングでの配信とウェビナーでの配信を何度か試してみましたが、個人的にはミ

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            どうやって机に向かってもらうか。

            こんにちは。 トザキマジックスクールというマジックスクールを運営している戸崎と申します。個別レッスン、出張レッスン、オンラインレッスン等で日々マジックのレッスンを行っています。 新型コロナウィルスの流行以降、以前によく行っていたグループレッスンは縮小している為、個別レッスンが増えています。そうした活動の中で、「自習、自主練が出来る」というのは限られた人の特殊能力なのかもしれないなぁと感じます。 例えば僕にしても、マジックの事であればもちろん自分一人で調べ物をしたり、トレー

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            落語を通して考えるマジックという芸の事。

            8月11日~20日に鈴本演芸場にて行われている「吉例夏夜噺 さん喬・権太楼 特選集」に行ってきました。しっかりと新型コロナ対策がされ、客席も一つ置きの半分が定員。豪華な面々が出る舞台なだけにもったいないなと思いましたが、逆に言えばとても贅沢な時間だなとも言えます。 落語という芸は本当に不思議な芸だなぁと見る度に思います。特に古典落語の場合、どんな話かはある程度オチまで含めて知っていたりしますし、他の落語家さんがやっているのを聞いている事も多いです。それなのに、例えば前座さん

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            「子どもが書いたような絵」と「子どもに受け入れられるマジック」について。

            パブロ・ピカソが「ようやく子どものような絵が描けるようになった」と晩年に言った事はとても有名な話です。小さな頃から天才性を遺憾なく発揮していたピカソが、なぜ子どもが書いたような絵を求めたか、というのは多くの表現者にとって考える余地のあるように思います。 1.子供と大人は何が違うのか。「子供騙し」という言葉があります。子供しか騙せないような低級なたくらみ、とでも言えばいいでしょうか。マジックにも子供騙しのようなマジックと、大人さえも煙に巻く”本格的な”マジックがある、というイ

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            「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」を見て考える、心の豊かさと顧客の育て方。

            1.古典×現代2020ー時空を超える日本のアートについて国立新美術館で行われている「古典×現代2020ー時空を超える日本のアート」をみてきました。古典作品と現代作家とをペアにし、その作品を対比させたり、組み合わせたり、パロディにしたりしながら、時空を超えたアート同士の対話を繰り広げよう、と企画されたものです。 展示は8部屋に分かれ、それぞれ8組の古典作品と現代作家の作品が一部屋ごとに置かれています。それぞれが見ごたえのある展示です。キャッチーな部分としては葛飾北斎の富嶽三十

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            マジシャンの空間支配について

            色々な場所でマジックをしていると、観客が一体になってとても盛り上がったな、という時もあれば、普段と同じようにやっているはずなのにいまいちだったな、という時もあります。これには多くの要素が関係しているとは思うのですが、その一つとして空間の支配力の影響があるのではないか、と考えています。 たまに見かける光景なのですが、実力もあって面白いバーマジシャンが、外部のイベント等でしているマジックを見ると何となく物足らない、演じる作品もセリフも同じようにしているのに、いまいち伝わってこな

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            マジックの始め方について。

            こんにちは。 トザキマジックスクールというマジックスクールを運営している戸崎と申します。現在はコロナ禍の影響でグループレッスンはお休みしていますがオンラインレッスンを中心に、個別レッスン、出張レッスン等で日々マジックのレッスンを行っています。 マジック、手品、奇術という世界はその性質から大変に閉ざされた世界で、外から見ると何やらとっつきづらそうな印象があるかと思います。テレビやイベントなどでマジックを見て興味を持ち、「自分でもやってみたい」と思っても、どうやって始めたらいい

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            「モネとマティス―もうひとつの楽園」をみて考える、表現者の能力の話。

            ポーラ美術館で2020年6月1日(月)~11月3日まで行われている「モネとマティス―もうひとつの楽園」をみてきました。 僕はアートに関しては、不定期に美術館に行く程度でそれほど造詣が深いわけではありませんが、曲がりなりにもマジシャンという表現者をやっていまして、この展示から一表現者として多くの気付きや刺激がありました。表現者視点から感じた事を文章として残しておきます。 まず、この展示では絵画作品の背景にある「楽園づくり」が一つのテーマとなっています。「鉛筆をとるために、庭

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            【手品・マジック解説】シルクのW出現

            クリストファー・フェッチ氏が考案した「ポッパー」というシルクの出現方法があります。特別な道具を使わずにシルクを瞬間的に出現させる原始的なアイディアです。ポッパーではシルクを隠し持って置く位置が独創的で、この原理を用いたアイディアはいくつか存在します。ジェフ・マクブライド氏のショー・ドクターに解説されている「トーストマスター」という作品もその一つかと思います。 ※「トーストマスター」の解説の中ではシルクの出現方法そのものは「semi-impromptu silk product

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            【手品・マジック解説】ビレット・リーディングの手順構成案

            松田道弘氏のあそびの冒険シリーズの『超能力マジックの世界』を久しぶりに読んでいたら、バート・リース氏のビレット・テストが紹介されていました。昔はわかりやすいテクニカルなマジックに憧れていた為、ワンアヘッドといった仕組み物にはあまり興味がなかったのですが、改めて読んでみるとそれはそれは狡猾で計算された手順にびっくりしました。ぜひとも自分でもやってみたい、と思ったのですが、演技の最中にさりげなくリーディングを行う、という勇気ある行為を実行する事がどうしてもできず、もう少し簡易的に

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            戸崎への仕事依頼について

            マジシャン、マジック講師、マジックイベントプロデューサーをやっています。ご依頼、相談、質問等は「tozaki.netra@gmail.com」か、公式サイトの「問い合わせ」よりお願いします。 マジック教室定期的にマジック教室を開催しています。 「マジックを覚えたい!」という方であればどなたでも参加出来ます。 スケジュール、詳細は以下より確認ください。 マジック教室 マジック講習「イベント内で参加者にマジックの講習をしてほしい」 「メディア等の企画で特定の人にマジックを教え

            マジックのコンテストに出る方への7つのアドバイス(クロースアップ編①)

            先日、JCMA(日本クロースアップマジシャンズ協会)が主催するマジックコンテストを久しぶりに観覧しました。若いマジシャンが純粋に努力し、切磋琢磨する様子は素晴らしいし、かけがいのないものです。僕自身もコンテストで育った人間ですし、いまなお、改めてマジックのコンテストを見ると色々と刺激を受けます。(普段はぶつくさと「もうそろそろマジックコンテストって根本的に見直さねばならぬのではなかろうか」とか色々言っていますが、それはそれとして・・・。) 僕も以前は色々とコンテストも出てい

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            【手品・マジック解説】コーディー二のダブルノットを用いたシルクの出現

            一般的に用いられるロープからのシルクの出現は簡単に出来る割に華やかさもあり、よく使用しているトリックです。出現したあとはレギュラーのロープとシルクが残るだけなので、ここからロープの手順にもシルクの手順にも繋げる事が出来ます。 ある時、同様の手法で一本のロープから2枚のシルクを出す事は出来ないだろうか? と思いました。物量的には2枚のシルクを隠しておく事は不可能ではないように思えたからです。しかし二つの結び目にそれぞれのシルクを出現させる、という事は思っていた以上に難しい作業

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