マジックマーケット2023秋が終わりました
マジックオンリー即売会「マジックマーケット2023秋」が無事に終了しました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
少し間があいてしまいましたが、記録として記載をしておきます。
マジックマーケットというのは、
僕が2014年から始めたマジシャン、マジックファンの為のイベントです。
マジックに関係のあるものの即売会というもので、
開始当初は年1回開催、途中から年2回開催にしたので今回で第13回目でした。
コロナ中はオンラインのみで実施していましたが、ちょうど一年前の2022秋からはリアルとオンラインのハイブリット開催をしています。
今回から会場を新たにし、久しぶりの東京開催となりました。
リアル/オンライン合わせて64ブースもの出展をいただき、
非常に盛り上がった会であったと思います。
コロナ前と比べると、
「年二回開催にした事」
「オンラインも同時開催している事」
という2点の影響で、リアル会場への参加者数自体は全盛期よりも少なくなってはおりますが、一時はほとんど満員電車状態であったので、居心地やじっくりとお買い物が出来る空間、という意味で考えるとある程度適正な人数になっているかなと思います。（欲を言えばもっと来てほしいという思いは当然あるのですが）
それでも、リアル会場への来場者とオンラインでの購入者を合わせると990名ほどの方にご参加いただきました。
マジックという狭い世界の中で一つのイベントにこれだけの方にご参加いただけている事は本当に嬉しく思います。
恒例となっているリアル会場でのトークショーも、お呼びしたかった3名のゲストを呼ぶ事が出来て、大変に満足しています。
一人目のゲストの能勢裕里江氏とはかれこれ20年ほどの付き合いになります。
10代の頃に一緒にコンテストに出ていた彼女と、こうして20年の時を経て人前で話しが出来るというのはなんとも感慨深いものでした。
彼女はスピリット百瀬氏のお弟子さんとして有名です。
百瀬氏は2020年に他界しました。
コロナ禍であった為、百瀬氏とお別れが出来なかった方も多く、
それもあって能勢裕里江氏が中心となって2023年9月に「スピリット百瀬を偲ぶ会」が行われました。
一段落がついたこのタイミングで能勢裕里江氏のこれまでと、そしてこれからの話が聞けたというのは本当に価値のある事だったように思います。
二人目のゲストは堀木智也氏。
既にマジックの研究家の間では有名な方ですが、個人的に話を聞く中で彼の理想とするマジックの世界観のようなものが見えてきて、
その輪郭だけでももっと発信していかなければならないと思い、どうしてもマジックマーケットにお呼びしたかった方です。
日本のマジックの現状というものは、こと研究という分野においてはあまり洗練されておらず、良くも悪くもぐちゃぐちゃな状態です。
僕個人としてはそのぐちゃぐちゃさこそが日本のある種の強みだと思っている節はあるのですが、
そうではない世界の話を堀木氏にしてもらって、居住まいを正す事もまた大事なのだろうと。
まだまだ序の口くらいの内容だったのだろうとは思うのですが、改めて公の場で堀木氏の話を伺えたのはとても良かったです。
三人目のゲストはKiLa氏。
スポット的にメディアに出るマジシャンは少なくありませんが、継続的、戦略的にメディアに出ているマジシャンはそれほど多くない印象です。
KiLaさんはメディアでマジックをするという事はもちろん、マジックを審査したり、コメントをしたりといった一段上の段階に進まれている方です。やマジックには様々なフィールドがあって、メディアというフィールドで戦うにはやはりそれ用の考え方をしなければならないのだろうと思います。この分野はその他のマジックの分野と違って、なかなかレクチャーやノウハウ共有がされる分野ではありません。その部分に対して実際のプレイヤーであるKiLaさんのお話が聞けた事は非常に貴重な機会でした。
マジックマーケットはリアル開催も含め4日間のイベントです。
最終日にはバーチャル会場には多くの方にお越しいただき、良い形でクライマックスを迎える事が出来ました。
次回、マジックマーケット2024春は2024年5月16日～19日で実施、リアル会場は5月18日（土）開催の予定です。
2024年はマジックマーケットを開始してからちょうど10年目の節目の年となります。
ほぼほぼ僕の個人的なイベントがまさか10年も続くとは驚きと共に、ご参加、ご協力いただける皆様に大変に感謝をしております。
まだまだ続けていくつもりですので、懲りずにお付き合いいただけますと幸いです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？