マガジンのカバー画像

マジック解説

6
オリジナル作品やアイディアなどです。解説は有料になりますので、個別記事を購入ください。
運営しているクリエイター

記事一覧

【手品・マジック解説】失敗の無いロープスルーシルク

ジョナサン・ニール氏によって有名になったロープスルーシルクのハンドリングアイディアです。 原案は結び目を作る際に微妙な力加減を行う必要があり、100%きれいに貫通させる為には多くの練習を必要としました。 確実に、きれいに貫通させるためにハンドリングを一か所追加する事で、事故のないロープスルーシルクが実現出来ます。 【現象】 1.5mほどのロープの片方を足で押さえ、もう片方を口に咥えます。ロープが演者の身体の前で縦にしっかりと張られた状態です。このロープにシルクを結びます。さ

有料
500

【手品・マジック解説】Ⅼazy man's silk through the glass

長年マジックをやっていても、複数の手品入門書に掲載されているにも関わらず、あまり実演していなかった、という作品は結構あるものです。「シルク抜き」、「グラスを貫通するシルク」などと呼ばれるマジックもその一つでした。 子供向けの入門書などにもよく載っていた作品です。今から思えばシルクそのものの説明や入手方法が書いてないのにこの作品の種明かしだけ載っている不親切な入門書も多かった気がします。その為、演じようと思っても道具的なハードルで手を出せなかった作品です。そして、いつの間にか

有料
500

【手品・マジック解説】ハーフサイズビルチェンジ

ホアン・パブロ・イバネス氏の「世界最速のビル・スイッチ」からインスピレーションを受けて、考案した方法です。 ホアン・パブロ・イバネス氏の手法は紙幣全面が瞬間的にチェンジされる凄まじい現象をノーギミックで達成させた怪作ですが、その分テクニック的にはかなり難しく、練習段階で挫折してしまいました。そこで「一度だけ折って半分のサイズにした紙幣のチェンジを考えよう」と思って構築したのが今回紹介する手法です。 「折る」という動作が入る事でシークレットムーブをカバーすることができ、また

有料
500

【手品・マジック解説】コーディー二のダブルノットを用いたシルクの出現

一般的に用いられるロープからのシルクの出現は簡単に出来る割に華やかさもあり、よく使用しているトリックです。出現したあとはレギュラーのロープとシルクが残るだけなので、ここからロープの手順にもシルクの手順にも繋げる事が出来ます。 ある時、同様の手法で一本のロープから2枚のシルクを出す事は出来ないだろうか? と思いました。物量的には2枚のシルクを隠しておく事は不可能ではないように思えたからです。しかし二つの結び目にそれぞれのシルクを出現させる、という事は思っていた以上に難しい作業

有料
500

【手品・マジック解説】ビレット・リーディングの手順構成案

松田道弘氏のあそびの冒険シリーズの『超能力マジックの世界』を久しぶりに読んでいたら、バート・リース氏のビレット・テストが紹介されていました。昔はわかりやすいテクニカルなマジックに憧れていた為、ワンアヘッドといった仕組み物にはあまり興味がなかったのですが、改めて読んでみるとそれはそれは狡猾で計算された手順にびっくりしました。ぜひとも自分でもやってみたい、と思ったのですが、演技の最中にさりげなくリーディングを行う、という勇気ある行為を実行する事がどうしてもできず、もう少し簡易的に

有料
500

【手品・マジック解説】シルクのW出現

クリストファー・フェッチ氏が考案した「ポッパー」というシルクの出現方法があります。特別な道具を使わずにシルクを瞬間的に出現させる原始的なアイディアです。ポッパーではシルクを隠し持って置く位置が独創的で、この原理を用いたアイディアはいくつか存在します。ジェフ・マクブライド氏のショー・ドクターに解説されている「トーストマスター」という作品もその一つかと思います。 ※「トーストマスター」の解説の中ではシルクの出現方法そのものは「semi-impromptu silk product

有料
500