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【Z世代の議論vol.6】Twitter史上最大級のハッキング。当時17歳の容疑者に思ったこととは?

「TOZ(トーズ)」内で若者が議論したニュースをまとめた記事です。(期間:2021/3/18-3/21)

TOZとは
この記事に詳細を書いているため、時間があれば読んでみてください!👇

それでは今週も学生の気になったニュースと議論を見ていきましょう!


①【Z世代の議論vol.6】Twitter史上最大級のハッキングを仕掛けた当時17歳の男に「懲役3年」の判決が下る

一言コメント

ハッカーの若さに対する意見や、ハッキングという行為の「善悪」を問うような意見が議論されています!


みんなの議論

Cさん
この技術力を正しい方向に使えば、ハッキングで騙し取った金額まではいかなくとも、相当なお給料と社会的地位は得られるだろうに。と思ってしまいました。
人は基本的に能力を自分のために使うが、頭の良い人がその方向を間違えるとみんなが不幸になる、というのを昨日聞いたのですが、これがその最たる例だと思います 
Sさん
ハッキングして、悪いとされていることをする人は、注目されたいという願望があるように思います。
おそらく、ホワイトハッカーのようにセキュリティ強化のために能力を使っても、表に出ることはないし、能力は適正に評価されずに、利用されていくのだと思います。
現状では、能力を認めてもらいたいという意思表示方法として、ニュースに乗るようなハッキングをすることは今後もあり得るのかなと思いました。 
Fさん
頭の良さと悪質な行動は表裏一体とも言われますね。実際イスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーはかなり頭がいいと聞いたことがあります。それ以外にも、テロなどの犯罪に関わる人で頭が良い人は相当数いますね。
ドローンも、いい捉え方をすれば、空中撮影が可能、悪い言い方をすれば、ドローン爆撃機になる。実態は全く同じです。でも、後者は悪く聞こえます。
このように、悪質と善良は、意識しなければ危うい位置関係にあるのだと感じます
Tさん
ハッカーという言葉は、本来「コンピューターやインターネットに詳しい人」だ。メディアが誤って流布した悪い意味から「ハッカー」の本来の意味を守ろうと、クラッカーという言葉が創出されている。だが、みなさんが知っている通り、悪い意味での「ハッカー」の意味が流通している。まさしく、メディアの無意識な洗脳だ。だから、タチが悪い。


②【ロボティクスにおける自己位置推定(Localization)技術の概要】

一言コメント

専門的に学んでいない限り考える機会の少ない「ロボットの位置をどのように特定するのか?」というお題に対し、様々な専攻の学生の率直な意見が寄せられています!


みんなの議論

Fさん
ロボティクスや自動車工学における問題として、自己位置推定が大きな問題としてあげられます。
以下のURLは、よく使われるオドメトリという方法にIMUとGNSS(GPS)を用いて、拡張カルマンフィルタ(EKF)で誤差を是正するという手法。
https://qiita.com/rsasaki0109/items/e969ad632cf321e25a6a
かなり専門的な内容ですが、自動運転技術と通じるものが多々あるため、自動運転、ロボティクス、カーナビゲーションなどを含む最適経路問題(巡回セールズマン問題など)に興味がある人には参考になるかもです。 
Oさん
自己位置推定って難しいんですか?
GPSとか普通に使われている気がするのですが、どこが問題になっているのでしょう?
Fさん
GPSって、誤差が数メートル単位で生じるんですよね。それから、トンネル内や建物内ではかなり精度が落ちます(GPSが狂ったみたいなことあったのではないでしょうか?笑)
ロボットのようにセンチメートル単位で動作するものにGPSはあまり向きません。
GPSの精度を向上させるものとしてRTK(Real Time Kinematic)という数センチ単位の精度を出せるものがありますが、かなり負荷がかかる&高価なので、実用的か?と言われるとそうでもないかなと思います。
他にはみちびきという衛星を活用する方法がありますが、この方法もロボットには取られません
この点から、GPSに加えて(室内なら使いません、屋外なら)ロボットの内界センサ(ロボットの車輪情報, 慣性など)を踏まえた自己位置推定が行われるのが主流になっています。ただし、ここにも誤差要因(車輪の空転など)があります。
近年では、LiDARというセンサを使ってSLAMという技術からマップを作成し、自己位置推定の精度を向上させるという方法なども出てきている(こっちが主流?)ので、だいぶ改善されてきていますね〜
(間違ったこと言ってたらすみません:アセアセ:) 
Sさん
自己位置推定は人間は目や手足で感覚的に行っているけど、それを正確に行うとするときに、アプローチがこんなにたくさんあって、こんなに難しいことをしているのだと気づいた記事でした。
これと関連して、人が感じる「気配」も何かしらのセンサーとして表現できるのかなと、妄想してました。
Oさん
なるほど!
まだ実用化されていないから、何が問題かよくわからなかった。
というか、そもそも実用化されているってことは問題ないってことだから、これから何がしたいか、とか何ができそうかというビジョンを知るためには技術そのものから考えないといけないかも。
Fさん
ロボットは、人間と同じ動きを機械にさせるというのがコンセプトでもあると思うので、ロボットを考えると生命体の凄さを改めて感じます。
何ができるか、したいかを考えるため技術を知るというのはその通りだと思います。理系の方が論文を読み漁るのもそこにありますね。もうすでに提案、実用化されてるものを研究したところで、何も新しいもの生まれないですしね。もちろん実用化されたものを改しよう!っていう考えであれば別ですけどね。笑
Tさん
人が感じる「気配」を定量化するなら、脳内にチップ(BCIやBMIなど)を入れて、レーダー機能を搭載すれば、実用できそうですね。倫理的に大変問題はありますが。でも、パーキンソン病の治療のために、DBS(脳深部刺激療法)が活用されていることからも、倫理的に問題がある以上に、価値が出てくる可能性もありますね。
(参考:https://dbs-chiryo.jp/about-dbs/treatment-summary/)
Fさん
BCIとBMIってどういう違いがあるんですか?あまり区別したことなくてちゃんとして定義が分からないので教えて頂きたいです
Tさん
BCI(Brain Computer Interface)は、脳とコンピューターをつなぐものの総称。
BMI(Brain Machine Interface)は、脳と機械をつなぐものの総称。
という定義の仕方はあるものの、明確な区別はありません。


③【スペイン、安楽死・自殺ほう助を合法化】

一言コメント

安楽死という賛否の別れる議題に対して、各国の取り組みの違いを比較したり、この法案の契機となった「映画」の力に対して議論しています!


みんなの議論

Sさん
この記事では、映画で安楽死の当事者の実情が話題となり、それが国民の声となったそうで、少し気になりました。
良くも悪くも日本は保守的で、政治に無関心な人が多い状況ではあまり実感できませんが、政治ムーブメントが国民の間で起きやすい国では、映画が世論形成に大きな役割があるのだなと思いました。
Tさん
ちなみに、他人による積極的安楽死を容認している国や地域は、
スイス - 1942年
アメリカ合衆国
オレゴン州 - 1994年「尊厳死法 (Death with Dignity Act)」成立
ワシントン州 – 2009年
モンタナ州 - 2009年
バーモント州 - 2013年
ニューメキシコ州 - 2014年
カリフォルニア州 - 2015年[9]
オランダ - 2001年「安楽死法」可決。
ベルギー - 2002年「安楽死法」可決。
ルクセンブルク - 2008年「安楽死法」可決。
カナダ - 2016年[10]
オーストラリア
ビクトリア州 - 2017年[11][12][13]
スペイン - 2021年6月に安楽死を合法化する法律が施行予定[14]。
ニュージーランド - 2021年11月に安楽死を合法化する法律が施行予定。
(参考:https://ja.wikipedia.org/wiki/安楽死)
Tさん
なんとなくですが、死刑廃止国と重なっているような気がします。
自分で死を選ぶ権利と死を誰かに邪魔されない権利を人間が持っているという発想なのかもしれません。
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Capital_punishment_in_the_world.svg#/media/ファイル:Capital_punishment_in_the_world.svg

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