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【もう要らない】配当金投資の問題点

皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。

※この内容はYouTube動画でも説明していますので、ぜひご覧ください!^^

ある企業に投資すれば、その還元として「配当金」をもらえます。
何もしなくても、お金が入ってくる、ということですので、配当金は非常に魅力的ですが、
資産形成に向けて、配当金投資は一番いいというわけではなりません。

今日は、配当金投資のメリットと問題点について解説します。

①配当金投資のメリット

 1. 長期投資に最適

S&P500の平均年間リターンは9%にもなっていますが、S&P500に投資した方は必ず9%のリターンがあったというわけではありません。
BlackRockの研究結果を見ると、20年間で個人投資家のリターンを確認したら、わずか2%にしかなっていません。

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「は?」と思うかもしれませんが、その理由は皆さんがパニくっているからです。
例えば、去年のコロナショックの時に、S&P500は、わずか1ヶ月間で30%以上も暴落した時、グロース株に投資していた方は「やっべ!売らなきゃ!」となった方が多いです。
ただ、こういった短期トレードしてしまうと、長期で期待できるリターンは完全に少なくなってしまいます。
一方、配当金投資している方は、暴落が来たら、「お、安くなってる!いっぱい買おう!」となります。
それは、配当金を生み出してくれている株を売りたくないからです。

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 2. 安全性

配当金投資のキーワードは「CASH FLOW」です。
配当金が不労所得ですので、何もしなくても済みますが、グロース株投資の場合は、株を売るタイミングが重要です。
その影響で、どうしても株価が気になってしまいますので、ほったらかしするのは勇気が要ります。
配当金投資の場合は、配当金だけを見ますので、株価はそこまで気になりません。

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 3. 安心感

配当金投資の場合は、投資したお金に対するリターンを見やすいです。
配当金は株数から決められていますので、いつ投資しても、もらえる配当金は同じです。
株価100$で、利回り4%の場合は、配当金は4$になりますが、株価は半分の50$になっても、利回りは倍の8%になりますので、もらえる配当金はそのまま4$です。

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②配当金投資の問題点

 1. 配当金に保証がない

長期間にわたって、配当金を出し続けている企業の場合は、将来にも配当金を出す確率は非常に高いですが、100%で配当金をもらえるというわけではありません。
例えば、2020年のコロナショックの時、大手米国企業の中に、減配または無配になった
企業はなんと287社もありました。
どんな企業かというと、Disney、Boeing、Delta Air Lines、Ford、GMなど、かなり有名な企業です。
ようは、配当金の支払いは約束ではありませんので、急に出されないことも、あり得ます。

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 2. 企業の成長を減速させる

普通は、企業の利益は事業の拡大に使うものです。
事業を行って、利益を出して、その利益を再投資して、どんどん会社を大きくしていく、というのは事業拡大です。
この成長の時期では、利益の全額は必要ですので、配当金を出す場ではありません。
ただ、「もう、利益の使い道はないぞ」となった時に、投資してくれた方への還元として配当金を出します。
ようは、成長の余地も見られない時に配当金を出しますので、これからの株価の上昇はあまり期待できません。

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 3. 税金がかかる

特に、日本から米国企業に投資する場合は、配当金に米国税と日本税がかかってしまいます。
例えば、ある米国企業から100$の配当金をもらう場合は、まず米国税10%がとられます。
その後、日本税として20.315%もとられますので、配当金の約28%も税金として無くなってしまいます。
特に配当金生活しようとしている方は、この税金を注意しなければなりません。
例えば、高配当株の利回りは5%だったとしても、税引き後に3.9%になってしまいますので、意識してください。

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 4. 分散投資にならない

配当金投資の対象となる企業は、安定した大型株が多いです。
安定したキャッシュフローを狙っている場合は、特に問題ありませんが、より小さな小型株に全く投資しなくなります。
そうしてしまうと、最も成長の期待できる企業に投資できなくなります。ちょっともったいないですよね。
もちろん、次代のテスラを見つけるのはほぼ不可能ですが、この小型株にも投資すべきじゃないかと思います。

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・まとめ

今日は、配当金投資のメリットと問題点を紹介しました。

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それを踏まえて、自分のポートフォリオを作る時に、少しでもミックスすべきです。
成長していく「グロース株」、配当金狙いの「安定大型株」、と分散として債券(国債と社債)がよいかと思います。
各投資の割合は自分で決めていただいても、問題ありません。
皆さんのリスク許容度などを確認した上で、ご判断ください。

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2021年9月23日
投資家Cuber

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