廣瀬達也

兵庫県北部の豊岡市在住。養父市出身。ITベンダー勤務の中小企業診断士・ライター。羊をタ…

廣瀬達也

兵庫県北部の豊岡市在住。養父市出身。ITベンダー勤務の中小企業診断士・ライター。羊をタグとした交流を図る羊齧(ひつじかじり)協会 http://hitujikajiri.com に参加。 https://www.facebook.com/tatsuya.hirose

マガジン

  • 企業内診断士の輪を広げる「楽しい」ブログ

    • 548本

    企業内診断士の輪を広げる「楽しい」チーム(企業内チーム)のメンバーが企業内中小企業診断士としての活動を赤裸々に語ります。

  • 地蔵通り商店街の片隅で

    緊急事態宣言が出た2020年4月から解除される6月までの在宅テレワークの日々。その期間のことをつれづれなる日記として書きました。

最近の記事

地方在住の拠点を変えました

こんにちは。 ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。 昨年度末で3年間の大阪にあるお客様先出向が終了し、自社に復帰しました。自社は東京拠点なので通常であれば東京勤務となります。しかし、今回は個人的事情も鑑みて故郷の兵庫県北部に「帰る」ことを選びました。社内の扱いとしては、「リモート勤務ベースの社員」です(いろいろ社内調整してくれた上司にも感謝)。実家に帰るのではなく、実家のある養父市(人口約2.4万人)に隣接する、人口8万弱の豊岡市に住むことにしました。 コウノトリ

    • 人口問題と、経営改善と、小さな現場の状況と。

      2月28日の日経新聞(朝刊)のトップ記事のタイトルです。 政治、戦争系でない記事がトップになると、平和なのか、何かを隠しているのか…と疑いたくなります。ただ、この記事についてはちょっと違った思考が回りました。 なんだか、この記事により浮き出して見える日本の姿が (他に課題があるかもしれないのに) 売上高の回復に執着している企業 のように感じました。 こんにちは。 ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。 その記事には、 「子供を産みやすくする環境づくり」(売上

      • 「若者」はどこにいる?

        先日の歯医者帰り、神戸市内にあるカフェMでほっこりと休んでいました。コーヒーと檸檬ケーキが美味しい静かで気持ちよいお店です(本店は東京(三軒茶屋)にある有名店) 冒頭の言葉はその店内にて店主さんから発せられたものです。 中小企業診断士としての僕への相談であれば、受けた側としてはカッコいい…。 しかし、残念ながら、この言葉は僕の後に来られた常連らしきお客様への相談でした(どうやら大学の先生らしかったです)。 相談をされたわけではないのに思わず、耳をそば立ててしまいました。

        • 「秋祭り」の生存戦略

          こんにちは。 ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。 僕の大学院での専攻は民俗社会学領域です。 2年半前の大学院入学時、指導教授から 「民俗社会学ではフィールド調査で丁寧に地域の人の声を集めるのです。すぐに何かのソリューションを提供するのではありません。廣瀬さんが卒業した法学部とは違うので」 と言われました。 これは法学部卒というより、ITベンダ社員でもあり中小企業診断士でもある僕がついつい「解決策を求める思考」になっていたことへやんわりとしたご指導だったと思ってい

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        記事

          「生前葬」初体験

          11月6日、7日に参加したOiBokkeShi「レクリエーション葬」ワークショップ初日に僕が体験したことだ。涙をこぼした自分にびっくりしていた。 今年は9月から認知症・介護と演劇に関わるイベントや舞台に接してきた。狙っていたつもりはない。ただ、気になりはじめたテーマのイベントが連なって目の前に現れ、それらに淡々と参加した感じだ。 特に11月に参加したワークショップ(冒頭の体験)がなかなかに衝撃だったので、自分の整理のために9月からの状況を振り返っておきたい。 ■「老いと演

          「生前葬」初体験

          レクリエーション葬 ~死ぬことに命を懸ける?~

          テンポよく笑いが入る、涙を誘う、そんなシーンの繰り返しに心が振り子のように揺れる。涙を誘うシーン(というか僕が勝手に泣きそうになっていたのだろう)の持続が辛くなり、「お願い。笑いを入れてくれ」などと勝手なことを思うシーンもあった。しかし、それでも不思議と心地よい。すごい舞台だった。 今年の9月、僕の故郷である養父(やぶ)市で開催された「老いと演劇のワークショップ」に参加した。そのときのワークショップ講師・菅原直樹さんの言葉だ。 菅原さんは劇作家、演出家、俳優、介護福祉士で

          レクリエーション葬 ~死ぬことに命を懸ける?~

          中小企業診断士は何が「書ける」のか

          こんにちは。 ITベンダー社員、そして「スラムダンク」では「仙道推し」の廣瀬です。 あまり診断士らしい活動もできていない状況が続く迷走の中、今年の始まりに1つのライター講座を受講しました。そして、9月から2つ目、3つ目のライター関連の講座を受講しています(並行受講中)。 振り返ると、診断士合格後の2、3年目に診断士向け講座「取材の学校」とブックライター向け講座「ブックライター塾」を受講しました。その後「バリバリ書く診断士」になったかというとそうでもありません。そして、数年の

          中小企業診断士は何が「書ける」のか

          「夏祭り」はどこへいく

          こんにちは。 ITベンダ社員、そして週末大学院生の廣瀬です。 今年の夏は「復活したお祭り・花火大会」をSNSやニュースでよく見かけます。7月から続いている猛暑・酷暑の影響もあり、「戻ってきた夏!」を強く感じますね。(本当は以前とは変わってしまっているのですが) そして、その反動で、「戻ってこない夏」を思いだします。 一昨年の秋に の文字を見たとき えっ! と驚きました。それから、「126年間続いていたのか…」とも。 (さらには、「使うフォントがちょっと違うのでは?」と

          「夏祭り」はどこへいく

          診断士の生存確認

          今から数年前、兵庫県中小企業診断士協会のプロコン塾を卒業して間もない時に一番下っ端として「修了生の会」に参加しました。そこで、お世話になった当時の塾長と会話しているとき、塾長がポロリと言われた言葉です。 プロコン塾を卒業した後、独立して在感を発揮しながら活動している人もいるけど、なんとなくフェードアウトするように姿を見る機会が減ってくる人もいる。そんな卒業生たちが元気にしているのか確認したいのだ。 そんな主旨の話しの中で聞いた言葉でした。 診断士合格後の1,2年は、受験

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          AIの脅威、その前に

          これは、星新一ショートショート「神」の中の一節です。 「神に関するあらゆるデータをつみ重ねてゆけば、この装置は神と同じ性格をもつに至るはずだ。神と同じ性格なら、すなわち神ではないか」 と考えたエフ博士が、世界中から神にまつわる情報を集めてコンピュータに入力する。入力されたデータが増えてくるにつれコンピュータは徐々に金色に発光しはじめる。その結果。。。。 という物語。(続きは原作をお楽しみください。『ちぐはぐな部品』に収められています) こんにちは。 ITベンダ社員、そして週

          AIの脅威、その前に

          「Dr.Bala(ドクター・バラー)」を観た

          スクリーンを観ている。映画に引き込まれている。 映画の熱量を感じながら、アタマの中の冷静な部分を自分自身への問いがぐるぐる廻る。不思議な感覚だった。 その自分自身への問いは、自分を責めているわけではない。責められている気持ちでもないし、後悔しているわけでもない。 素直な自分自身の振り返りであり、自分自身への問いだ。 5月中旬の週末ハーフマラソン出場のため神戸から東京乗り換えで長野県の軽井沢まで行った。そして、帰りも東京経由。しかし、まっすぐに神戸に帰るのではなく東中野へ向か

          「Dr.Bala(ドクター・バラー)」を観た

          豊岡市で養父(やぶ)市を語る

          「商工会って、すごい…」兵庫県北部の中核都市である豊岡市。この豊岡市には強力な「飛車角」的観光スポットがある。一つは城崎温泉、そして もう一つは城下町・出石(いずし)だ。出石はそば好きにはたまらない「出石そば」の産地でもある。 4月最初の春らしい天気の土曜日、出石の中心地から少し外れた静かな住宅街の中にあるカフェでランチをする診断士が2人。冒頭の言葉はその2人の診断士のうち年上の方のオジサン診断士(つまり僕)の心の声だ。 (今回noteは豊岡市というより養父市についての内容で

          豊岡市で養父(やぶ)市を語る

          中小企業診断士・二次試験対策で学んだスキル

          「なるほど。『誰が読むのかを考える』というのは、中小企業診断士の二次試験対策に似ている。あのときは『作問者は何を求めているのか(作問者の意図は何か)』を考え、それに応えることが得点につながった(ハズ)。あれと同じだな」 とある人気ライター・コラムニストさん主催の「書くことを共に考える」ゼミを受講中に僕は診断士試験対策時代のことを思い出していました。 こんにちは。今年2回目投稿となるITベンダー社員&週末大学院生の廣瀬達也です。 思えば論述式で悩ましい、そして「謎な」診断

          中小企業診断士・二次試験対策で学んだスキル

          「ひろせ、豊劇ボランティアスタッフになったってよ」

          僕がカウンターに入っていると、映画を観終えたお子様連れのお母さんが 「次にこの映画館に来る子供たちのために『U18みらいチケット2枚』ください」 と購入されました。「おぉ、リアル・ペイフォワードだ…」と新年早々気持ちが温かくなった瞬間。 このカウンターは兵庫県北部唯一の映画館「豊岡劇場」、通称「豊劇(とよげき)」のカウンターです。 ITベンダー社員&週末大学院生の廣瀬達也です。 昨年末 僕は「豊劇ボランティアスタッフ」になりました。 2023年はお正月から映画館にいまし

          「ひろせ、豊劇ボランティアスタッフになったってよ」

          君は生き延びることができるか

          ITベンダー社員&週末大学院生の廣瀬達也です。 大学院も夏休みが明け後期。「後期のみ」授業も始まりました。 その「後期のみ」授業の1つが「野生復帰概論」。なにやらワイルドな語感です。 具体的には環境とか生態学を核とした科目です。シラバスの説明は以下。 エコ(環境・生態学系)色が濃いぃぃ科目なので、ソシオ(社会学系)の僕にとってはちょっと毛色の違った、というか僕自身が外様となる科目。正直なところ毛色が違いすぎて「ちょっと失敗したかな…」と自分の科目選択を後悔しかけたのですが

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          地域資源とツーリズム

          9月15日(木)、16日(金)の1泊2日で、宿泊先の兵庫県 美方(みかた)郡 香美(かみ)町 小代(おじろ)を拠点に香美町、新温泉町という美方郡をフィールドワークとして訪れてきました。美方郡は平成の大合併後は兵庫県北部唯一の「郡」です(香美町=香住町+美方町+村岡町、新温泉町=温泉町+浜坂町)。 このフィールドワークは僕が現在通っている兵庫県立大学大学院地域資源マネジメント研究科の夏季集中講義の1つ「地域資源とツーリズム」の一部です。前半は8月に大学院キャンパス内の講義とし

          地域資源とツーリズム