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豊岡市で養父(やぶ)市を語る

「商工会って、すごい…」

兵庫県北部の中核都市である豊岡市。この豊岡市には強力な「飛車角」的観光スポットがある。一つは城崎温泉、そして もう一つは城下町・出石(いずし)だ。出石はそば好きにはたまらない「出石そば」の産地でもある。
4月最初の春らしい天気の土曜日、出石の中心地から少し外れた静かな住宅街の中にあるカフェでランチをする診断士が2人。冒頭の言葉はその2人の診断士のうち年上の方のオジサン診断士(つまり僕)の心の声だ。
(今回noteは豊岡市というより養父市についての内容です…)

きかっけは兵庫県診断士イベント

3月下旬、兵庫県中小企業診断士協会のイベントでお会いしたことのある、但馬地方出身・在住の診断士Nさんから連絡をいただいた。
「故郷を離れた視点から、養父市がどんな町に見えるのか意見がいただけら…」
というとても興味深いお誘い。
以前Nさんにお会いしたのは2021年、当時の私は東京在住。東京から兵庫県協会の企業内診断士イベントにオンラインで参加していたのだった。

今は兵庫県在住、とはいえ住んでいるのは神戸市。養父市まではクルマで約2時間。故郷を離れているのは今も変わっていない。

そして、出石へ

養父市について語るために、今回待ち合わせたのは養父市のお隣り豊岡市内の城下町「出石」。

ひろせ:「養父市といえば、やはり農業特区イメージが強いですよね。行政は観光面で大屋地区に注力しているようにも見えるけど、一応『農業特区の優等生』と言われることもありますし…。」
今思えば、かなりボンヤリ、ありきたり、さらにはどこか他人事のようなコメントしかできていなかった。後でこれを恥じることになる。

ランチを食べ終わり、コーヒ&ケーキ(このソバをイメージしたケーキがまた美味い…)というデザートタイムに突入。徐々に僕の向かいの席に座るNさんの言葉が熱を帯びてきた。

「農業特区は確かにそうなんですけど、養父市はそれだけではないです。ビジネスフェアなどへの企業のブース出展数は他の自治体と比べてかなり多いんです」
Nさんの口からは、「地元企業さんのリアルな活動、がんばりの具体例」が縦板に水のように語られてきた。

先日、受講終了したビジネスライティングゼミの最終課題で「自著の企画書」を作成した。僕の企画書は「但馬地域で活躍している人を紹介することを軸に但馬をアピールする」というものだった。その自分の企画書を振り返りながら、「地元企業の社長さんを取材して紹介していけるといいですよね…」など言ってみる。(これも後で恥じることになる)

商工会サイトの力

すると、Nさんから「やってます!やっています!これです!」とスマホ画面を示される。地元企業さん情報を発信している商工会のサイトである。既に熱い内容のコンテンツが公開されている。

Nさん:「ひろせさん、○○○○株式会社ってご存じですか。今度9月のライブコマースに出てもらうことになっているんです!」
ひろせ:「あ、それって△△さんの会社ですか?僕の1コ上の方です。家がご近所で小学校時代はよく遊んでもらっていましたよ。」

(スマホでの商工会サイトチェックを続ける)

ひろせ:「へー。◇◇さんも載ってる。がんばってるんですね」
Nさん:「ご存じですか?◇◇さん。がんばられてますよー」
ひろせ:「◇◇さん、中高の同級生なんですよ。すごいなぁ」

と、商工会サイトを眺め、その内容の充実ぶりに驚いた。地域では地域に密着したしっかりした活動が実践されているのだ。

N さんよると、養父市企業の商品は「観光で養父市を訪れて、養父市で買ってもらう」というものだけではない。ネットなどで販売できるものがケッコウ多い。なので「来訪しているとき」という時間と場所の制約に縛られないビジネス展開ができるはず。とのこと。
なるほど。。と深くうなずいた。その視点で考えるといろいろ可能性は広がってきそうだ。

気が付けばあっという間の2時間半

Nさんの熱量に押された2時間半。農業特区・農業・観光というワンパターンな思考、地元企業の社長さんへのインタビューなどフワッとした発想。そんな当事者意識の薄い自分自身を反省した2時間半でもあった。
ちょっと距離をおいたところからボンヤリ考えているようなヤツが思いつくようなことはとっくに(さらには緻密に、リアルに)実践されている。
この2年間は毎週末のように養父市に帰ってる…ですが、まだまだアカンですね。

それにしても商工会サイトすごかった。
それがコチラ、養父市商工会サイト「やぶビズ」

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