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中小企業診断士・二次試験対策で学んだスキル

「なるほど。『誰が読むのかを考える』というのは、中小企業診断士の二次試験対策に似ている。あのときは『作問者は何を求めているのか(作問者の意図は何か)』を考え、それに応えることが得点につながった(ハズ)。あれと同じだな」

とある人気ライター・コラムニストさん主催の「書くことを共に考える」ゼミを受講中に僕は診断士試験対策時代のことを思い出していました。

こんにちは。今年2回目投稿となるITベンダー社員&週末大学院生の廣瀬達也です。

思えば論述式で悩ましい、そして「謎な」診断士二次試験を僕は6回受験しました。初めての二次試験受験のときは、何を書けばよいのか全く分からず試験が終わりました。「とりあえず文字数は埋めた。全く受かる気がしない…」そんな気持ちだったように思います。
その後の受験対策では、「これはイケる!」と思って気持ちよく書いたものの得点は伸びず…など経験しました。これは事例Ⅱに多かったです。事例Ⅱは「分かったつもりになる」という「思い込みの罠」が仕掛けられていることが多かったように感じます。
合格する1年くらい前になって、やっと得点力ある回答(=作問者の意図に近づける回答)を「意識」できるようになりました。ただ、「意識」することができても、「書ける」ようになるはもう少し時間が必要でした。

二次試験を突破して診断士となった企業内診断士のみなさんは、合格後に自社内で飛び交う資料を見てどう感じていますか。
僕は「いろいろ気になるところが増えた」と感じるようになりました。具体的には「確かにその記述でも要件は伝わる。しかし、他の表現・書き方をするともう少し分かりやすくなるのでは。その方が全体の稼働は減るのでは。」というような思いが沸き上がる回数が増えたということです。実際に「直し」という指摘に舵を切る場合、そうでない場合は状況によりいろいろです。

二次試験を突破している人は、一定レベルの「書くスキル」は備わってると思います。なんといっても、あの「謎な」試験をクリアしているのですから。
特に、診断士二次試験テクニックの1つである『作問者は何を求めているのか』(書き仕事に置き換えると『誰が読むのかを考える』)はとても役立つスキルです。そもそも、書くこと以外でも「相手のことを考える」はいろんな場面で必要ですもんね。

この二次試験テクニックに限らず、診断士試験を突破することで身に付けたスキルは大切にしたい。と診断士合格して数年経った今改めて感じています。できれば、ブラッシュアップもしたいところです。(そのために「徳を積む」ことが必要かも?)。

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