診断士の生存確認
今から数年前、兵庫県中小企業診断士協会のプロコン塾を卒業して間もない時に一番下っ端として「修了生の会」に参加しました。そこで、お世話になった当時の塾長と会話しているとき、塾長がポロリと言われた言葉です。
プロコン塾を卒業した後、独立して在感を発揮しながら活動している人もいるけど、なんとなくフェードアウトするように姿を見る機会が減ってくる人もいる。そんな卒業生たちが元気にしているのか確認したいのだ。
そんな主旨の話しの中で聞いた言葉でした。
診断士合格後の1,2年は、受験生支援活動、取材のなんちゃら、各種研究会などいろんなフィールドで「ウェーイ!」とアクティブに活動する診断士仲間のエネルギーに圧倒されました。気が付けばそんな僕も診断士登録から8年目になっています。
なんだかんだで、同期のみなさん落ち着いてきました。バリバリ独立コンサル、それぞれの専門分野のプロ、診断士に囚われない新しいフィールドなどなど。そして、何気に接点がなくなってきている人もいます。
その接点がなくなってきている人のことに思いを馳せるとき、塾長が言われていた「生存確認」というワードを思い出します。
改めて考えると、僕は診断士関連に限らず、ライター関連などについてもOB会系イベント、なんなら高校の同窓会にも結構意識的に参加しています(「飲み会要員化しているな…」という自覚あり)。東京でも関西でも。
それは、冒頭に書いた、塾長のこの会開催の目的の1つは「生存確認」だ。を聞いたことの影響が大きいです。
「診断士っぽい活動は十分にできていません。でも、僕は元気で生きています」
というアピール。そして、それは
「大丈夫だ。まだ元気にやっていけいる」
と自分自身に言い聞かせるためのアクションでもあります。
7月1日、僕にとって「生存確認発祥の地」でもある、プロコン塾修了生の会に参加しました。後半の1時間しか参加できなかったものの、それでも、お世話になった前塾長、講師の先輩診断士の方々、先輩診断士に挨拶したり、同期と会話したり。。。
「ひろせさんは今何やっているんでしたっけ?」
「ひろせさんの本業は?会社員?まあまあ大きい会社でしたっけ?」
「なぜ、羊ですか?」
「で、ひろせさん今日はどちらから?東京から?」
などの質問に答えていきました。これで今年の生存アピールは無事成功(ということにします。本当は診断士な活動実績を説明できるようになりたいのです。これからはそちらも強化したい)。
対面コミュニケーションが復活しつつあるこの夏、あらためて交流とかつながりを確認し、自分自身の再確認にも活用したいところです。
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