中小企業診断士は何が「書ける」のか
こんにちは。
ITベンダー社員、そして「スラムダンク」では「仙道推し」の廣瀬です。
あまり診断士らしい活動もできていない状況が続く迷走の中、今年の始まりに1つのライター講座を受講しました。そして、9月から2つ目、3つ目のライター関連の講座を受講しています(並行受講中)。
振り返ると、診断士合格後の2、3年目に診断士向け講座「取材の学校」とブックライター向け講座「ブックライター塾」を受講しました。その後「バリバリ書く診断士」になったかというとそうでもありません。そして、数年の時を経た今年ふたたび自分に妙なムチを打っている感じがしています。
「診断士として経営者にインタビューして…」など枕詞のようなことをフワッとイメージはします。しかし、経営者インタビューは診断士でなくても可能。最近は「経営者のために、経営者に代わって発信する・それを支援する」ということ志向し、実際にそれをビジネスの柱とするライターさん、編集者さんなどかなりいらっしゃいます。公式サイトなどを使った企業の情報発信の裏(コンサルとか支援として)にライターさん・編集者さんが入っているケースもありますね。
そして、リアルに「社長の隣に、編集者を。」など言われてしまうと、「あ、社長の隣りあるその椅子に座りたかったのに…」と、なんだか椅子取りゲームに負けたような気持ちになります。
そもそも、ライターさんと言っても、生まれついての、というか学生からポッとライターになったというような「新卒ライター」はあまりいらっしゃいません。ほとんどの方々がそれぞれの(ときには相当の)ビジネスキャリアを経てライターになっています。ということは、専門分野・バックボーンなど持ってらっしゃるということ。その得意領域を上手く活かしている方々は少なくない印象です(もちろん、診断士同様に「強みがない」という悩みを持つ方々もいます。おそらくこれはどんな業界でもある話しでしょう)。
現在受講中のとあるライター講座でご指導いただいた講師のお一人は、
というようなことを言われていました。シビレました。そして、ヤラレタと思いました。
では、診断士は何が「書ける」のか?
言葉だけでは、言葉のプロにはかないません。実は
「ライターのひろせです」と不用意に「ライターさんと同じ土俵」に上がろうとしてはいけなかった。
と、最近やっと気付きました。恐らく僕の思考が分不相応に「書く」にちょっと偏ってしまっていたのだと思います。
と、仙道が流川に言ったように、「書く」こともクライアントの問題解決の選択肢の1つ。
診断士であれば、診断士だからこその立ち位置を再認識する必要がありそうです。
例えば、
戦略も使うし、戦術も使う。数字も使うし、ITも使う。生産ライン見直しもするし、品質管理もする。
そして、それらもろもろの選択肢の中で、有効と判断できれば診断士としての自分が持つ知識と経験と勇気を込めて「言葉も使う」ことでクライアントの問題解決をする。
といくらいに、冷静に自分のアンテナをグルグル回し、その場に相応しい武器を選ぶ、さらにはその武器を使える場所を選ぶのがよさそうだ。
と考え始めています。(ただし、使えるように武器を磨いておく必要あり。実はこれが簡単ではないですね💦)。
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