とつとつマガジン(fromとつとつダンス)

2010年から特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」からはじまった「とつとつダン…

とつとつマガジン(fromとつとつダンス)

2010年から特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」からはじまった「とつとつダンス」(https://www.facebook.com/series.totsutotsu)。ここは「とつとつダンス」から生まれた様々なテキストをアーカイブしていくマガジンです。

マガジン

  • とつとつダンスinマレーシア/シンガポール/鹿児島

    日本とマレーシアの共同プロジェクト「アートのような、ケアのような《とつとつダンス》」は、2022年よりマレーシアと日本の2国間で、身体表現(ダンス・音楽)と介護を横断するプロジェクトを開催しています。https://torindo.net/project/jp-my-totsu2/

  • とつとつダンス研究所

    毎月行われている京都府舞鶴市の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」でのワークショップの記録をテキストでアーカイブ。コロナ禍の現在はオンラインワークショップを行っています。

  • 身体のエッセイ

    とつとつダンスにかかわっている人々に身体の部位一つをテーマに書いてもらうリレーエッセイ。毎月更新予定。

  • 西川勝エッセイ『動くためにとまる』

    看護師・臨床哲学プレイヤーの西川勝による連載。毎月一回更新。

最近の記事

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とつとつダンスについて

■とつとつダンス概要 2009 年11 月:京都府舞鶴市の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」にて砂連尾理の作品創作のためのダンスワークショップが始まる。 2010 年3 月7 日:舞台公演「とつとつダンス」上演(会場:舞鶴赤れんが倉庫・まいづる智恵蔵)。 2010年4 月:砂連尾理によるダンスワークショップが「グレイスヴィルまいづる」で開始される。 2010年7月22日:豊平豪「文化人類学カフェ」開始。 2010年12月10日:西川勝による「とつとつ勉強会

    • 「とつとつダンス 2023年度マレーシア・シンガポール」(オーディオコメンタリー) 文字起こし

      解説 概要: 2023年、ダンサー砂連尾理とtorindoがシンガポールとマレーシアで行った認知症高齢者と介護者とのダンスワークショップ<とつとつダンス>の記録動画のオーディオコメンタリーを文字起こししたものです。 映像に映る情景をナレーションで伝えながら、映像内で展開される事象について、ブラインドコミュニケーター石井健介さん、ダンサーの砂連尾理さん、torindo豊平豪が会話形式でコメントしています。 認知症高齢者や介護者と行ってきた<とつとつダンス>を視覚に障害が

      • 202309とつとつダンスin鹿児島WSレポート

        「あわせる」こと——感じる、考える、反芻する 和田真文(<とつとつダンス>制作チーム) <とつとつダンス>が鹿児島に初上陸!9月21日から24日まで、砂連尾理さん&制作チームは鹿児島県で施設訪問&ワークショップを行ってきました。 普段は関東圏内で生活している私たちに力を貸してくださったのは、現地在住の堤玲子さん(合同会社UDラボ代表)、足立さとみさん(合同会社UDラボ)。鹿児島で障害のある方や高齢者の旅行支援を行っているお二人です。 サービス付き老人介護ホームやグルー

        • 日本発の経験に基づいたダンス:認知症の人の記憶と感情を解き放つ

          とつとつダンスの力:認知症の人との精神的なつながり 認知症と共に生きることは極めて孤独感が強いとされる。認知力の低下はしばしば、世界、友人や家族、そして自らのアイデンティティからも切り離される感覚をもたらすからだ。それに対峙するのは「とつとつダンス」という今までにない行動療法だ。認知症の人たちとその介護者の間に精神的なつながりを生み出し、会話能力を失った人にも効果が期待されている、新たな希望のかたちである。 とつとつダンスの本質 とつとつダンスは「完璧さ」を目指す通常のダン

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        • とつとつダンスinマレーシア/シンガポール/鹿児島
          6本
        • とつとつダンス研究所
          81本
        • 身体のエッセイ
          8本
        • 西川勝エッセイ『動くためにとまる』
          5本

        記事

          日本発の表現力豊かなダンスで、認知症の人々の記憶と感情を整える手助けを

          認知症を患うことはしばしばとても孤独なことだ。徐々に低下する認知力と共に、世界、友人、家族、さらには自分のアイデンティティから切り離されるような感覚が強まるからだ。 それでも、認知症の人が音楽や大切な記憶に合わせて身体を動かす時、例え言葉を扱うことができなくなってしまっていても、彼らとその介護者の間には精神的なつながりが生まれるようだ。 そこで鍵を握るのが、「とつとつダンス」である。ゆっくりと、揺らぐように、ためらいすら含んだような動きは、日常的な身体コミュニケーションと

          日本発の表現力豊かなダンスで、認知症の人々の記憶と感情を整える手助けを

          認知症ケアへのアプローチを再定義する(セシリア・チャン)

          「ユーモアがあり、そして何より希望があった。治療法ではなく、逆境に置かれた時にも、意味を、親しみを、そして人間の強さを見出すことができた。」 - ボブ・ウッズ教授、ウェールズ認知症サービス開発センターディレクター 認知症の世界に直接的に関わることで、私はこの病気の本当の難しさを個人的に体験することとなりました。医療従事者として、初めは認知症にその喪失に焦点を当てた生物医学的な見解を持っていました。しかしこのアプローチでは認知症を持つ友人たちのQOL(生活の質)を高めることは

          認知症ケアへのアプローチを再定義する(セシリア・チャン)

          20221124ワークショップ④豊平

          開催日時:2022年11月24日 10:00~12:00 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.Mさんが3分くらいで「協力できんわ」といって去る 2.Kさんと1対1で20分程度 3.KDさんと1対1で20分程度 **** 豊平豪(文化人類学・torindo)  Kさんとはオンラインワークショップになってからとつとつダンスの常連さんとなった。だから、もう3年くらい、砂連尾さんとミラーリングを基

          20221124ワークショップ④豊平

          20221124ワークショップ③石田

          開催日時:2022年11月24日 10:00~12:00 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.Mさんが3分くらいで「協力できんわ」といって去る 2.Kさんと1対1で20分程度 3.KDさんと1対1で20分程度 **** 石田智哉(映画監督)  2022年11月のとつとつオンラインWS。今回は録画したものを見せてもらった。より大画面で見たいとパソコンよりもやや大きなテレビモニターに繋いだ。画

          20221124ワークショップ③石田

          20221124ワークショップ②浦岡

          開催日時:2022年11月24日 10:00~12:00 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.Mさんが3分くらいで「協力できんわ」といって去る 2.Kさんと1対1で20分程度 3.KDさんと1対1で20分程度 *** 浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)  Kさんは普段とてもぼーっとしている。ない場所を見つめ、心ここにあらずといった印象を受けることもある。しかし、近くにより、し

          20221124ワークショップ②浦岡

          20221124ワークショップ①砂連尾

          開催日時:2022年11月24日 10:00~12:00 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.Mさんが3分くらいで「協力できんわ」といって去る 2.Kさんと1対1で20分程度 3.KDさんと1対1で20分程度 **** 砂連尾理(ダンサー・振付師)  とつとつダンスワークショップがオンラインになって良かったことのひとつは、入居者の方と画面越しで1対1で体を動かし合うことができるようになった

          20221124ワークショップ①砂連尾

          20221020ワークショップ④豊平

          開催日時:2022年10月22日 13:00~14:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク。対話、動き。 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Aさんと1対1で20分程度 **** 豊平豪(文化人類学・torindo)  KTさんとのワークから砂連尾さんは丁寧に丁寧に円環する目の前に広がった時間を、石田さんはKTさんの「身体の奥にあった記憶(過去)」が周りを包み込む瞬間を読み解いている。そし

          20221020ワークショップ④豊平

          20221020ワークショップ③石田

          開催日時:2022年10月22日 13:00~14:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク。対話、動き。 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Aさんと1対1で20分程度 **** 石田智哉(映画監督)  砂連尾さんのある言葉が心に留まっている。  とつとつダンスWSを見学していると、参加者の「その人の身体の奥に眠っていた記憶」が掘り起こされ、突然周りを包み込むような瞬間に立ち会うことがあ

          20221020ワークショップ③石田

          20221020ワークショップ②浦岡

          開催日時:2022年10月22日 13:00~14:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク。対話、動き。 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Aさんと1対1で20分程度 *** 浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)  前回から話題になっている「待つ」ということを考えている。  教員時代も、子どもと接する時、反応を待つことを大事にしていたことを思い出した。問いかけに対する相手の

          20221020ワークショップ②浦岡

          20221020ワークショップ①砂連尾

          開催日時:2022年10月22日 13:00~14:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク。対話、動き。 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Aさんと1対1で20分程度 *** 砂連尾理(ダンサー・振付師)  ここ数回ご一緒しているKTさんとのワークがこの日もありました。耳が遠いKTさんとは、今回も生きがい支援員の浦岡さんが私とKTさんの間に入って、私の言葉をホワイトボードに書いてはKTさ

          20221020ワークショップ①砂連尾

          20220922ワークショップ③豊平

          開催日時:2022年9月22日 10:00~11:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Kさんと1対1で20分程度 *** 豊平豪(文化人類学・torindo)  今回のワークショップはいつもと違う点がいくつかあった。  まずはスタートが午前中だったこと(いつもは13時スタート)。もうひとつは、時間変更の余波でスケジュールがいろいろと合わず、KTさん

          20220922ワークショップ③豊平

          20220922ワークショップ②浦岡

          開催日時:2022年9月22日 10:00~11:30 場所:グレイスヴィルまいづる-東京(Zoomオンライン) 内容: 2人の参加者とそれぞれ砂連尾さんが1対1でワーク 1.KTさんと1対1で20分程度 2.Kさんと1対1で20分程度 **** 浦岡雄介(生きがい支援、グレイスヴィルまいづる)  画面越しにワークショップを続けているが、実際会うことができた時、参加者の反応はどう変わるのだろうかといつも考える。まず「あ、テレビでいつも会う人だ」とはならないだろう。月に1回

          20220922ワークショップ②浦岡