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最近の記事

20240430

なんかもーみんなイヤ

    • 20240427

      九十九里浜。連休だからと特に旅行などと銘打つわけでもない。いくら海なし県育ちとはいえ、いまだにこの際限なく続く大自然には畏怖の念を抱く。飲み込まれてしまうのではないか。こここそが世界の果てなのではないか。浜辺を歩いていると、燃料代さえ払えばパラグライダーに乗せてやると勧誘を受ける。一体いくらなのか知らないが、気軽に命を預けられるほどのフットワークの軽さはない。ましてやどんなに素敵なオーシャンビューだろうと、私にとっては美しい恐怖でしかないこの場所で。 そんなに食べるつもりも

      • 20240424

        にんじん3本もダメにした。鬱

        • 20240420

          勢いで、映画『異人たち』を観に行った。以前も申し上げた通り、私は当事者意識を以って映画を語るのは好きじゃないけど、こういうのはもうお腹いっぱい。同性愛者としての苦悩はいつまで悲観的に描かれるんだろう。欧米受けとか商業ベースとか、そういうきな臭さを感じざるを得ない。ここ十数年でそれまでと比べてLGBTQへの風向きが変わってきたところで、映画や小説でそのモチーフが用いられることも増えてきて、文学史的な観点で言えば時代を記録できていてとても良いムーブメントではあると思うけど、その描

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        • 2024年3月
          13本
        • 歌詞和訳
          7本
        • 2024年2月
          6本
        • 2024年1月
          3本
        • 2023年11月
          3本
        • 2023年10月
          4本

        記事

          20240414

          西高島平。首都高沿いをひたすら歩いていくと、板橋区立美術館がある。廃墟が点在するような住宅街とは裏腹に、会期最終日ということもあってか大盛況。第二次世界大戦前のわずかな戦乱期の間に隆盛を極めた日本のシュルレアリスム芸術。シュルレアリスムの始まりは詩だったのが驚き。どうしても絵の方が表現する方法としては適している気がするので、詩としてのシュルレアリスムを知れたのはよかった。一方で絵としてのシュルレアリスムでは、無意識の正体とも言える「心」の所在を、肉体の内側と脳内のどちらで捉え

          20240413

          美容師さんに「飲み行きたい時誘う友達とかいるんですか?」って聞かれた。時空歪んだ。かなり際どい質問ではなかろうか。こういう時、気の利いた返しができない大根役者な私。 そろそろシャンプーがなくなるので、帰りにドラッグストアに。メチャええ匂いのシャンプーに出会う。シャンプーってピンキリだな。しかもテスターがあんまりないので結構博打である。1回分のやつをさっき使ったけど当たりだった。うれしい。

          20240411

          会社から帰る電車で、スーツに着られた新社会人をよく見かけるシーズン。みんな握り拳ぐらい顔が小さくて、どこか溌剌としている。若さってこういうことかと痛感する刹那。社会がいかに不合理だらけか、じきに知るんだぞと嘯く私は、車窓の中ですっかりくたびれている。こんなんじゃだめだ。もっと凛としていなければ。この相変わらず曖昧な気候の手も借りてボロボロで生きる。

          20240407

          普段道端に咲いている花には目もくれないくせに、桜の写真だけは撮らずにいられないのは、日本人としての性分が故なのだろうか。ましてや、後で見返すこともない。桜を見るということは、肉眼で見た時がその感動のピークであり、写真になってしまえばそこに桜本来の美しさを見出すことはない。私は、花の美しさを直に感受するというよりは、春の到来であらゆら生命が活気付いていくのを間接的に歓迎しているような気がする。寒くて暗い冬が明けた、というのはやっぱりすごく喜ばしいことだ。 曇り予報とは裏腹に午

          20240406

          貧乏性。5年ぐらい前に付き合っていた年上彼氏の口癖が『お金ない』だった。私は黙って彼を助手席に乗せ、ガソリン代を請求することもなかったうえ、安価なデートプランを編み出すのに苦労した。結局そんなマイナスな言葉に端を発して自然消滅するのだが、私も当時の彼の年齢になりようやく彼の気持ちがわかる。本当に呆れる。いかに自分が子供だったか思い知らされる日々。 そんなわけで長らく電子書籍一辺倒だった私も、ブックオフの常連に。だって一冊100円で買えるのよ。物理的に部屋の質量は高くなるし、

          20240402

          あっという間に四月。エイプリルフールで盛り上がるのは勝手だけど、年々節度のなさを増す嘘を見かけて滅入る。この世の何もかもが覆る嘘を吐けたらいいのに。夢オチ。 後悔しないように生きろと言われて、効率よく人生を消化できる人はすごい。頭ではわかっていても、私にはできないから。大体、そんなエネルギーが自分の中に存在し得る気がしないのだ。束の間のボーナスステージの如く、私に惜しみない力をくれるはずだった太陽は再び厚い雲の上にその姿を潜めてしまった。何をするにも嗾けられるような性急さに

          20240331 掏摸 / 中村文則

          人生というものは、何かが起きるまでそれが「運命だった」と知ることはない。予定説よろしく、あらかじめ全知全能の存在によって、これから起こることは生まれた時から全て決まっているとはいえ、だ。最後に「僕」は予期せず自らの命を「掏摸」されてしまう。彼は、自らが捨ててきた財布のような最後を迎える。人生とはつくづく皮肉なことの連続だ。

          20240331 掏摸 / 中村文則

          20240330

          久しぶりに抜けるような青空を見た。やはり世界はこうあるべきなのだ。連綿とした寒くて暗い毎日には、気分がよく落ち込んだ。この空が本当にどこにでも繋がっているなら、私はイギリスでも生きていけるだろうか。 自分と他者とのギャップに苦しむ。自分にとっては当然のことが、誰かにとってはそうではないこと。「存在を忘れられるようなことするからでしょ」って言われたけど、私は誰のことも忘れないんだけどな。なんなの。SNSやめただけで忘れるなら、それはもう友達でもなんでもねえよ。 まあでも、私

          20240327 You've Got a Friend / Carole King

          When you're down and troubled And you need some lovin' care And nothin', nothin' is goin' right Close your eyes and think of me And soon I will be there To brighten up even your darkest night なにかに落ち込みひどく悩んで 誰かに慰めてもらいたい時や、 何もかもが上手くいかない時は 瞳を

          20240327 You've Got a Friend / Carole King

          20240325

          ペントハウスロスを経て『ナイルパーチの女子会』を観ている。水川あさみ主演ええやんと思って見始めたものの、これまでにない狂気性のオンパレードに胸がざわついている。『女同士特有の』というよりは、より主語の大きい、人間の根源的な支配欲とか独占欲をデフォルメしているような話。人と人の関わりって本当にスライムみたいというか、外界からの刺激で形が変わりやすいものだから、常に正しい形態であるってのは難しいんだけど、それならそれで客観性は持ち合わせていないといけないよなと思う。それなのに、そ

          20240323

          久しぶりに紙の本購入。ブックオフって、欲しいものを目掛けて行くと大抵置いてないけど、新宿西口は違った。推します。

          20240321

          最近、人間の命脅かされすぎでは?天変地異に感染症に、ひいては無法地帯と化したSNSも。こんな世の中で楽しく幸せに生きていられる人なんているのか。内外から蝕まれていく感じ。こえーよ。大谷翔平すら信じ難くなるなんて誰が想像したよ。世も末です。 私は中学生の頃から、何度も拠点を変えて日記を書いているんだけど、先ほどこのnoteを始める前に書いていた日記を発掘した。本当にその瞬間までその存在を忘れていた。途中消息を絶った期間もあったけど、2016年から2021年7月までの記録。過去