20240520

占い師に「もっと自分の中に他人を取り入れなさい」と言われた。ごもっとも。でも今ではすっかり私は迷子だった。誰かと繋がっているための道は複雑になり、正しく通っていたはずの心をどこかで見失ってしまった。

私の態度が不快な思いをさせているかもしれない。無論、他人の気持ちなどわかるはずはない。でも、そうかもしれない。誰もこんな話は聞きたくないだろう。私はいつからかそれを思いやりだと誤解して、挙げ句の果てに他人の気持ちなどわかるはずはない。それは相手にとってよい人であるためのものだと欺瞞してきた。他人様の心情を勝手に定義しておいて何様なのか。でも仕方ない。私は一つの会話から相手の言葉の選び方、ニュアンス、間、表情、そのすべてを度外視せずにはいられなかった。その行為は決して意識的なものではなく、無意識だから。ただの会話から、何倍もの情報を知覚する。そりゃ他人といるのは疲れるわけだ。

それなのに、他人を取り入れるなんて相反する行為は私を苦しめた。合わないパズルのピースを無理やり嵌めろと言われているぐらい、不可能なこと。私が形を変えない限り、そのピースがはまることはない。でも、積年のこの性格は・・・

その占い師はとにかく「自信を持ちなさい」とも言っていた。こんな自分を肯定すべきなのだろうかという疑念。じっとこらえるしかないのか何を言われても。あーあ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?