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僕と○○へ。これまでとこれからの君と○○へ。#14+#0(最終話)

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■#14
僕は思うんです。
○○について。
○○が僕のところにやって来て良かったなと、今では思う事が出来るんです。

何でかというと、○○は誰の所にもいつも息を潜めているし、誰とでも仲良くしようとする。
○○は寂しがり屋なんだろうな。
そんな○○がもし、元彼女や、家族や、会社の従業員や、バンドマンや、友達の所に遊びにいったら、その人は凄く辛い思いをする事になるから。
だからこの○○は、僕の所に来てくれて良かったと思えるんです。

○○と一緒に居ると本当に辛い。
厳しい。
泣きたくなる。
生き辛い。
でも、○○と居るからこそ、今でもそうだけど当時バンドマンや友達、従業員の悩み相談に(自分ながら)なんとか親身になろう、力になろうと、応えようと思えた事が出来た。
自分が○○で味わう辛さや悲しみを知っているから、救ってあげれるとかたいそうな事じゃないけど、同じ目線になって話す事が出来たんだと思う。


○○は敵だ。
○○はいつか無くなれば良い。
それは本当。
でも、○○を愛する事だって、出来るなと思っています。
全然可愛くないし、憎い。
でも僕の所に来た。
僕の所に来たって事は、○○も僕に用があるんじゃないかな。
そう、思うんです。

だからといって皆は絶対「○○と仲良くしよう!」だなんて思わないで。
○○とは僕が仲良くするから。
もし、○○が近寄ってきたら、僕に相談しに来て欲しい。
多分きっと、僕も、僕の○○も嬉しいから。


僕と○○へ。これまでとこれからの君と○○へ。

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イラスト:目黒しおり


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■#0(追伸)*追記あり(2021.02.28現在)

僕は現在療養期間中です。
でも仕事も探しています。
こんな状況だけれど働ける場所を探しています。
(*これを書いていた時の社会復帰状況です。)

そして僕には大きな夢があります。
それはまだ言えないのですが、いつか必ず叶えます。
皆びっくりすると思います。

元彼女に言われた『バンドをやった方が良いよ』。
この一言で僕はバンドをする事に決めました。
これが僕がバンドをやるきっかけ。
バンドをやる理由は自分の表現方法として。

メンバーは友達と。
僕以外に3人居るんだけど皆同い年で別のちゃんとしたバンドをやってるんだけど、凄く優しくて良い人達だ。
皆、一声かけただけでメンバーになってくれる事をOKしてくれた。


僕にとっての音楽は、この10年を経てまたガラッと逆転する事となった。
25歳の自分に戻った。
マラソンで例えると、僕はランナーになりたかった。
でもランナーには向いてなかった、ランナーの監督に向いていたのだ。
監督として金メダルと取ろうとしていた。

でももう金メダルは要らないなー。
やっぱり僕はランナーで居たい。
走り続けてボロボロの僕を見て、どうか笑って欲しい。
多分俺、凄く良い顔してるよ。

○○、君はどう思う?

                                                       後藤瞬

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イラスト:目黒しおり

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