マガジンのカバー画像

独学で一級建築士合格の手引き~製図試験編~

65
一級建築士試験を独学で頑張るあなたへ。きっと役に立つ手引書です! これを見て合格へ一歩近づいてください!
運営しているクリエイター

#一級建築士製図試験

製図試験を振り返る~来年への道~

久しぶりの投稿になってしまいました。
今年度は残すところ、2月に予定されている合格発表のみとなりました。

10月13日の台風で延期になり12月まで頑張った受験生のみなさん本当にお疲れさまでした。

それでは10月13日に行われた今年の製図試験を振り返りたいと思います。
標準回答例はもうダウンロードしましたか?まずは建築技術普及センターのHPからダウンロードしてからこの投稿を見てください。
今年は

もっとみる

再試験までの復習~構造・法規編~

前回、設備編を書いたので今回は構造と法規編です。
構造と法規は苦手な方はあまりいないと思いますが、(学科でも十分やってきている分野ですし、なおかつイメージしやすいため)ここも理解なしには図面と計画の不整合や矛盾が生じる部分ですので復習してきましょう!

1.構造はフレームで考える突飛な事をしない限りは成立することができるので、構造が苦手な人は少ないように感じます。

しかし時たまこれは成立しないと

もっとみる

再試験への復習 ~設備編~

一級建築士製図再試験まであと1ヶ月になりました。徐々にペースとモチベーションを上げていきましょう!

さて今回はフォロワーさんの質問から設備に関してどう復習するべきかという点について書いていこうと思います。

1.設備がわからない人の特徴
設備がわからないと言う人には次のような特徴があります。
①設備の画像がイメージできていない
②テキストの文章だけで理解しようとしている
③製図問題回答例で設備部

もっとみる

作図よりエスキス。初年度の人は特に。

作図の時間が短縮しないで悩んでいる人へ。

これだけは覚えておいてください。

試験も2周間をきったこの時期、作図練習よりエスキスの勉強が重要です。

それではなぜ作図よりもエスキスが重要なのか書いていきます。

1.エスキスができていれば図面は早くなる。よく出来ているエスキスは見ればすぐに分かります。

・ホールがしっかり取れていて、廊下が屈曲していない。
・諸室が整形になっている。
・利用者部

もっとみる

エスキスの時のスパン決め。(初年度の人へ)

皆様、製図試験の勉強はいかがでしょうか?
もう佳境に入ってきて、充実した準備が着々と進んでいると思います。

今日は一つのテーマだけ。
結構差し迫った時期でも迷う人がいるこちら。

スパンはどういうふうに候補を絞り、いつ決定するか。
このテーマで書いていこうと思います。

1.外部空間から予想を立てる。まず読み込みを行って全体を確認した後、課題文の敷地図と外部空間の計画(仮)を行います。

ここで

もっとみる

作図時間を短縮するには。

さて9月も半ば、作図時間の方はどのくらいになってきたでしょうか。
大体、エスキス2時間半・要点1時間(+15分)・作図2時間45分(チェック時間含む)が目安になるかと思います。

他のいろいろな意見を見ていると作図2時間という方もいますが、ちょっと昨今の作図内容から見ると難しいものがあります。(私は特に定規で書くので2時間半くらいを目標にしています)
また図面は “キレイでなくても” 合格できるの

もっとみる

エスキスってなあに?初受験は必見!

もう今年の製図試験を受験する皆さんは2時間台で図面を一式描けるようになっていると思います。

ここからは少しずつ図面練習からエスキスを勉強する時間を長くしていきましょう。

さて初受験の人はこんな事を思って勉強している人はいませんか?

「これって何をやっているのだろう?」

それがわからないままだと少し勉強が遅くなったりします、ですので今回はエスキスとは何というテーマで書いていきたいと思います。

もっとみる

今年の課題分析「美術館の分館」

今年の一級建築士試験 製図課題は「美術館の分館」

まだ詳しく確認していない方はこちらをすぐにチェック!
→建築技術教育普及センター

それでは今年の課題を分析していきましょう。

ツイッターなどでは「もはや地域コミュニティ施設!」とか言われています。地域のための部分が強くなることは課題発表の中の 注1)からも明白です。

注1)
既存の美術館(本館)の隣地に、美術、工芸等の教育・普及活動として、

もっとみる