あなたのセールスポイントは何か

事業で成功するためには、顧客が求めるものを売るだけではなく、あなたが顧客の求めているものを提供できる最高の売り手であることを確信させることが大切だ。

それには目立たなければならない。存在を知ってもらわなければ、誰も買ってくれないからだ。

どの事業も評判によって繁盛もすれば衰退もする。よい評判は偶然ではない。まず、人々にどういう認識を持ってほしいかを決め、その認識を広める努力をしよう。

それにはまず、自分の事業を顧客の目を通して眺めることだ。

顧客の購入決定はどういう動機に根差しているか？顧客は何を最も重視しているか？あなたが他の誰よりもうまく顧客に提供できるものは何か？顧客はどういう恩恵に預かろうとしているのか？希望か、心の平和か、自尊心か、どこよりも安い値段か、わくわくするような経験か、素晴らしい未来か、カスタマイズしたサービスか？

次に「顧客に知って欲しい最大の特徴は何か？」と自問しよう。それは信頼性か、高品質の製品か、最高のサービスか、迅速なサービスか、どこよりも安い値段か、誰も及ばない専門知識か、カスタマイズした解決策か、返金の保証か？

あなたは、この中で沢山のことを提供できるかもしれないが、あえて一つだけ選ぶ。そして顧客の心をつかむユニークなコピーを考える。完結であればあるほどいい。それがあなたのセールスポイントだ。

セールスポイントが重要な理由は単純明快。あなたが売っているものが何であれ、同じようなものを多くの人が売っている可能性が高い。あなたの事業が他と大差がないと認識されれば、顧客の心をつかめる可能性が低い。

世間の注目を浴びようと、毎日しのぎを削っている人たちが大勢いるのだ。あなたの課題は、自分の製品やサービスがその他大勢よりも優れていることを、顧客に確信させる戦略を思いつくことだ。マーケティングの専門家はそれを「ポジショニング（市場内で特別の一を占めること）」と呼んでいる。

有名なコピーをいくつか紹介しよう。

・フェデックス「翌日に届けたいなら、当社におまかせください」
・フォード・モーター「品質が最大の誇りです」
・ウォルマート「毎日が安売り」

セールスポイントを確認したら、常にそのイメージを反映させることを心がけよう。名刺や服装、電話の対応、言動などのすべてを、そのイメージに合致させなければならない。最も重要な広告媒体は、あなた自身なのだ。

（参考文献　自宅にいながらお金持ちになる方法　マイケル・ルボール著）

〈感想〉
競合他社との差別化を明確にして、自社の強みを最大限に生かすこと。

安心安全、スピード、真心対応、価格、保証、アフターケア、品質。

これだけは誰にも負けないということがあればそれに磨きをかける。多を圧倒できるレベルに達することが出来れば、セールスポイントの完成。

ポジショニングが明確だとお客様にも選んでもらいやすくなる。

何が自分のセールスポイントか今一度振り返ってよく考えてみましょう。

それが事業成功への近道かもしれません。