見出し画像

スクラップ・パッチワーク(1)~新聞のScrapをする前に~2022年9月。

ここは一ついくつかのエピソードから少し漏れた
モノを集めてスクラップ・パッチワークでも作って
みよか、といふことで。

さて、ネット通販の正札商売に対してはいつも
ニコニココンビニ払い、ってのを信条にはしているの
ですが、一日放置のお預けプレイを喰らっている段階
なのですが(某所でコメントした井村屋の「枝豆あん
トッピング」も確保させたハズなんだが)、その中で
禁じ手を一つ破ったのがよほどマズかったのか。

https://www.yodobashi.com/

かつてあった写経ノートの一節に「無冠の文芸四天王」
みたいなことが書かれていて、で、もう多分この方しか
残っていないのが不憫ではあるのですが(あと3人を
列挙すると氷室冴子、橋本治、ナンシー関だったと思う。
で、エッセイ方面から橋本治のこと書けばネタ的には
だいぶラクになるんだが、市井で橋本治研究してます、
と主語のデカい先達さんがおられるからなあ。そこと
おそらくいつか対峙しないとそのあたりが書けないように
思う)。
 で、候補に入れたのがこれ。小林信彦の「生還」。

文春文庫なので、信条に反する(新刊文庫で買うのが
非常に恥ずかしい三大文庫、なので現在の文春文庫と
角川文庫と幻冬舎文庫はね)、なんですけど、ここは
長らくシリーズ購入していて、中古で拾うのも困難に
なって来たので、まあここだけ限定解除するか、とは
思ったのですが。

https://note.com/torov/n/n4b352bac37cf

https://note.com/torov/n/n164741cc642a

ま、ここはひとまず小林信彦の数々の箴言を多めに
してから、橋本治問題と対峙することにでもすべえかと。



で、先にナンシー関の「最終通告」の一つ見つけたから、
それをノート写経して引き写してみようかと。

「メリー君、疲れちゃったねぇ」玉置浩二発言
~1994.9.28「タイムアングル」(CX)にて。

ワイドショーは単にネタ(ニュース)を陳列して見せて
くれればいいので、番組独自の切り口だとか、コメンテー
ターによる「このニュースをいかに受けとめるべきか」
といった啓蒙など、すべてよけいなお世話だと、私は
思っている。

単なる情報源としてワイドショーを利用しているだけ
だから、どっかの局のがひとつなくなっても、どうでも
いいのだ。
 強豪番組同士の必死の差別化など、こうるさいだけ。

ナンシー関「聴いて極楽」(朝日文庫版)(1998)p75

まだ玉置浩二がバブル青田とパートナーになる前の
一幕で薬師丸ひろ子と別れるか、って頃の話。
 で、ここで登場する「タイムアングル」はこの時期に
サッサと終了するのですが。

そして小林信彦ですけど、たまたま写経ノートを幾つか
めくっていると、「テレビの黄金時代」が見つかった。
そこから、私も多少移っていて、田中芳樹読んでいると
共にこのフレーズは多用している、ってあの言い廻しの
ルーツはここなんですが。

読者はすでに気づかれたと思うが、井原高忠の話し言葉は
<ふつう>ではない。
ぼくの推測では、学習院言葉(戦前戦時の)とバンドマン
用語が渾然一体となったものではないかと思う。彼がのべつ
口にする「ご機嫌よう」は明らかに往年の学習院言葉である。
 「お達者で」とか「ご随意に」とか「よしなに」といった
言葉は、たちまち井原組にひろまり、ぼくも、ふざけている
うちに井原語に染まってしまった。

小林信彦「テレビの黄金時代」(文藝春秋)(2002)p192

なので「マリみて」は一切通らなかったけど「よしなに」
使うのはこっちからの言葉を選び取ったからなワケで。
当時のナベプロと対峙して元バンドマンの結束力で「スタ誕」
誕生のきっかけを作った人のインフルエンサーぶりはやはり
伊達ではなかったと。

https://note.com/torov/n/n020b5d4da024?from=notice

ひとまず氷室冴子は「ライジング!」がまだ1巻半ばまで。
なのでなんとなく「雑居時代」から書くことになりそうかなあと。
まあこの作品で「いそいそと三越に買い物へ行くおこだわり」
持ってるキャラが出てくるのですが、多分これが一番の死語
なんだろうなあと思ったのが。

ダイエーのキャプテンクックのマヨネーズ

かなあと。いわゆるPBの走りでイオン系のトップバリュ
みたいな代物ですが、多分それが現代だと一番出て来ない
だろうなあと。ま、メイン舞台は札幌の桑園博士町ですし、
ならば北大ないしは中央区で潰れずにあった生協で買い物
するのは必然で、なければあの頃のハイソは丸井今井でも
なく大丸もなかったんで、そりゃあ札幌三越まで行くわな、と。

ま、そんな感じでスクラップ・パッチワークを一つ
まとめてみました。

この記事が参加している募集

読書感想文

振り返りnote